石坂の森・春の交流探鳥会


参加者:さんかくてん:林(L)堤(SL)・末石(た)・末石(五)・福井・毛塚・渡辺(綺)・関根・山本・佐藤(達)・佐藤(美)・荒木(g)・堤(敏)(g13
NPO里の環・はとやま:鈴木・富田(恵)・川内・富田(勉)・西川・松田・小倉 7名 

コース: 9:30 集合 → 10:00 出発 → 11:30 昼食 → 13:3014:30 交流会・解散

交通費 池袋〜高坂 往復1760+バス代 

201212月に訪問して以来2度目の訪問である。前回は落葉降りしきる12月、今回はまだ木々の芽吹いていない早春3月、どちらも上を向けば青空に裸木の枝が広がっている季節。空や枝々を鳥が飛び交ってくれるなら私たちシロウトにも見つけやすい。昨年の12月末にさんかくてんと鳩山の皆さんの日程を擦り合わせてこの日に決めた。当日を迎えるまで、今年の遅い春を心配するメールが届いていた。10日前の下見で17種の鳥が観察できたとの報告があった。だが、例年と違ってツバメも見ず、ウグイスの声も聞かれないとも。

途中、入山沼谷津田で「さんかくてん」とガイドのNPOの皆さん全員で記念撮影です

 この日は週末久しぶりの晴天、最高気温も18度の予想だ。鈴木さんの下見のときよりも沢山の鳥たちが期待できるだろう。9時30分、再会をよろこんで挨拶をかわす。さんかくてん13名、はとやま7名。簡単な自己紹介のあと、前回のおさらい―双眼鏡の合わせ方を教えてもらう。用意してくださった資料をいただく。2班に分かれて、1班は富田(恵)さん、2班は松田さんをリーダーにしてそれぞれ8の字を描くかたちで石坂の森を廻り、昼食の場所「入山沼谷津田」で合流、最後は活動広場で交流することにした。

 

 

最後のお楽しみの鳥合わせ。あらかじめ配られているリストから自分が見た鳥の名前を発表する。本日の成果は、キジバト・アオゲラ・アカゲラ・コゲラ・モズ・ヤマガラ・シジュウカラ・ヒヨドリ・ウグイス・エナガ・メジロ・ジョウビタキ・スズメ・カワラヒワ・ホオジロ・カシラダカ・アオジ・ハスブトガラス・ハシボソガラス・ツグミ・ベニマシコ、合計22種だった。これからも定期的に交流することを約して散会。


終了後、NPOの皆さんから暖かいもてなしを受け、観察結果の報告を行いました。

 さんかくてんから、NPOはとやまのサポートということでカンパ合計13000円を差し上げた。はとやまの皆さんからは、おいしい地元の豆腐や菜の花のお浸しが出された。ほんとうに美味しかった。

私たちの身近に豊かな自然を残して下さり、さまざまな動植物を案内していただき、とても感謝しています。貴重な春の一日を楽しく過ごしました。ありがとうございます。また会いましょう。

 

石坂の森 [1]

案内人  富田(恵)・富田(勉)・川内・西川 さん
     堤・関根・福井・渡辺(綺)・佐藤(美)・荒木・堤(敏)
コース  活動広場 → 田んぼ通り → 市民の森(見晴らしの丘登り口)→ 市民の森 → 市民の森
           → 入山沼谷津田 → 市民の森・東屋 → 見晴らしの丘(休憩) → 中の尾根道 → 活動広場


今冬は例年にない大雪の影響で、やっと芽が膨らみかけた木々。幹肌を見ても何の木かわからない。案内人の富田さんは植物にとても詳しく、色々な木の名前を教えて下さる。石坂の森には、コナラ、クヌギ、アカガシなどのどんぐりの生る木がいっぱいあり、落ちたどんぐりの真ん中が弾けて芽が吹いていた。山桜もあった。さんかくてんの会報にも使わせていただいたテンの住む穴のある木も桜の枯れた木。テンは今はお留守でした。もう引っ越ししたのかもしれない。シュンランは、点々と数株観察しましたが花芽が見えたのは、一つ。ニワトコの木にヤマイモが絡まっていた。実の落ちた殻(?)は、子供のころ鼻に付けて遊んだりした。
 谷筋の田んぼの中で蛙やサンショウウオの卵を探しました。

 谷筋や、田んぼの水場で、カエルや、サンショウウオの卵を探したのだが見当たらない。アライグマの格好の餌になってしまったらしい、との事。アライグマの通り跡を教えて頂いた。

 

この春は、なんだか鳥が少ないとの事。確かにさえずりが少ない。その上私達のサエズリが大きくて……。鳥見はお静かにと注意を受けてしまった。耳をダンボに、目を皿にして鳥を探す。一番多く現れた鳥は,エナガ。肉眼ならば目にはいるのだが、動きが早く双眼鏡では捕らえることがとても難しい。コゲラは木肌とよく似ているが同じ木にいる時間が長いので、誰かが見つけてくれれば、探しやすい。一番さえずりが大きくて、意外にも美しいのが、ガビチョウだった。残念ながらあの愛嬌ある白リングのある目は見ることが出来なかったけれど…。そして最大の喜びはベニマシコに会えた事。さすがに昼食場所の選定が素晴らしい。弁当もそこそこ、コムラサキの実に来たベニマシコの姿をしっかり見る事が出来ました。(堤記)

 

石坂の森 [2]

  案内人 松田・小倉・鈴木 さん

      林・末石(た)・毛塚・山本・佐藤・末石(五)

  コース 活動広場 → 中の尾根道 → 見晴らしの丘 → 市民の森・東屋 → 入山沼谷津田 → 市民の森(見晴らしの丘登り口) → 田んぼ通り → 活動広場

 

私たち2班は中の尾根道をゆるゆる登って行く。シュンランの花芽がかたまって生えているのを見つけた。

 

このあたりでヒヨドリ・エナガ・ホオジロ・メジロなどを見た。見晴らしの丘で小休止、今日富士山は見えない。
展望台へNP0のガイドを聞きながら進みます

コナラに実がはじけ芽をだしていました。

 ここから下って市民の森の尾根道をゆくと、コゲラがさかんに飛んでいた。コナラの実がたくさん落ちている。殻を踏むと赤みを帯びた実があらわれる。このあたりはテーダマツ(アメリカ原産・輸入種)の林、アカマツの松ぼっくりより一回り大きなのが落ちていた。松林をぬけて田んぼにでる。ここでウグイスの声が待っていたように周りから聞こえ始めた。

田んぼの畔を縫ってながれる小川にもセリが伸び始めていた。オオイヌノフグリやホトケノザが咲いている。暑いくらいの日差しだ。入山沼谷津田で1班と合流、昼食をとるため座る場所を探しているとき、「ベニマシコがいる」と誰かが叫んだ。三脚につけた望遠鏡をかわるがわる覗かせてもらう。 

入山沼谷津田で一斉に双眼鏡を構えて「ベニマシコ」の鳥を観賞しました。

藪の下蔭にはまだ雪が残っていた。また市民の森へと登り、谷津田への下り道にはいる。ところどころに浅い水たまりのある湿田。メールでトウキョウサンショウウオの卵嚢がみられたとあったのがこのあたり。ところが前日に来たところすっかりアライグマにやられてしまったそうだ。さらに下ると右手に沢がみえた。ここは6月ゲンジボタルの乱舞が見られるとのことだ。(林記)
























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