佐渡島 花の山旅

期 日:201405.1718
参加者:蔦、渡辺(綺)、渡辺(綾)、佐藤

1日目 (517日)
前夜(発)新宿バスターミナル2315──(着)605新潟港655(発)──(佐渡汽船)──810(着)佐渡島両津港835(発)──(チャーターバス)──912ドンデン高原ロッジ(出発準備)930(発)──951尻立山──1037ドンデン山──1054芝尻山──1058間峰への分岐──1425間峰山頂1439──登山口(着)1621 チャーターバス乗車──(着)1740二つ亀ビューホテル(宿泊)

 

佐渡汽船親睦登山のツアーに入り、総勢40名両津港からホテルのバス2台でドンデン山荘までいくが、天気はだんだん悪くなり雨具を身に着け出発する。

 

ドンデン山頂は小雨と強風でした

 ここから1時間程は強風との戦いだった。一歩一歩しっかり歩かなければ吹き飛ばされてしまいそうだ。周りの景色は何も見えずただひたすら芝尻山までガイドのあとに続いた。

 

強風から救われたかと思いきや今度はヤブコギ。経験者しかわからないような道を手で枝をよけ足場確保しながら、体を小さくして通りぬけた。天気が良ければ海が見え疲れを癒してくれる風景に感激するところのようだが今日は霧の中だった。何とか途中道間違いはあったものの、どうにか山の神登山口までたどりつく。

間峰への道は霧と藪と残雪のハードなものになりました

大苦戦の下り道が終わり、漸くチャーターバスに乗り込み日本海を見ながら今日のホテルへ向かいました。

 

そこから林道4キロ歩かなければと覚悟していたがガイドの心使いでバスがまっててくれた。皆ガイドの方に感謝。ツアーならではの配慮である。



この親睦登山は平成12年から始まり、115回ほどツアーが行われたそうだが今日はワーストワンの天気だそうだ。ホテルにつき温泉で体を温め豪華な食事をいただき、明日の天気と可憐な花に会えることを期待した。 

記録 渡辺(綾)

 

 

 

 

2日目(518日・日)晴れ

コース

 二ツ亀ビューホテル発800(チャーターバス)⇒両津市街地⇒900アオネバ登山口912・・・1052アオネバ十字路 ・・・1140マトネ山頂(昼食)1220・・・1242石花越分岐・・・1301カレー清水・・・1324メット池・・・1342追分1355・・・1417カツボラ池・・・1441平城畑・・・1518石花登山口(チャーターバス)1640両津港発1740(佐渡汽船)1800新潟港(バス)⇒新潟駅発1925(上越新幹線)2120東京

 

昨日とはうって変わり、佐渡2日目の本日は天候に恵まれ佐渡の自然とお花をを満喫できる山旅になりました。チャーターバス2台はアオネバ登山口に912到着。

ちょうど1年ぶりのアオネバ登山口の風景です。昨年はここに下山しましたが今朝はここから登ります。昨年、アオネバ登山道で出逢ったシラネアオイの群生に魅せられて今年もまた来ました。やはりこのコースは大人気のようで登山道は人・人・人の大行列です。

アオネバ登山口からの道は人・人・人の大行列でした。

  眩いほどの新緑と生い茂るシダの中を登るにつれて佐渡の花々が姿を見せてくれます。やっぱり主役はラネアオイですが、残念なことに昨日の強風と雨のせいなのか元気がなくうなだれてます。優雅で繊細なお花ですから。昨年は陽光の中、あんなに生き生きしていたのにちょっと残念です。ヒトリシズカ、オオイワカガミ、キクザキイチゲ、エンレイソウ、ザゼンソウ、ニシキゴロモ、エゾエンゴサク、ショウジョウバカマ、サンカヨウ、チゴユリ、ニリンソウ、オドリコソウ・・・観察と写真撮影と大忙しです。

 

展望の良いマトネ山頂で記念撮影と昼食です。

アオネバ十字路まで1時間40分の登り、佐渡のお花との出会いでした。さらに1時間弱の登りで本日のコース最高地点、マトネ(937.5m)に到着。日当たりがよく眺望も抜群の頂上で昼食。佐渡の風景を眺めながらホテル提供のおにぎり弁当を皆でほおばった。

 

対面に佐渡一番の高さの金北山(1172m)を望むのだが残念ながら頂上は雲に隠れて見えず。さて、ここマトネからは下山で374mの石花登山口まで約3時間のコース。草原からは両津や日本海を眺め、森の中ではメット池〜イモリ池〜カツボラ池が静けさの中、神秘的な佇まいを見せてくれる。

2日目は満足の花観賞山行でした。雪割草も沢山ありました。

平城畑の山頂から最後に金北山もアルプスの山の様な姿を見せました。

 

1440草原のように広い平城畑に到着して最後の休憩。やっと金北山の頂上が見えてきた。1518石花登山口にゴールし、待機していたチャーターバスに乗りこみ帰路の両津港に向かいました。 

 記録、渡辺(綺)

 

 















5月17日

前夜23:15 新宿駅西口住友ビルのバスターミナルから新潟行きに4名揃って同乗しました。熟睡し、慌しい気配で目を覚まし、新潟駅そして新潟港に到着します。新潟港内で佐渡汽船の担当者から乗船切符と名簿・地図・パンフレットを頂き、船に乗り込みます。かの有名なジェットフォイルも船室内は同じで新潟港を出た直後は波が少しあったものの。後は快調に船は飛ばします。1時間15分で両津港に到着しました。


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49 新潟港ターミナル佐渡汽船 ジェットフォイルです。ちらっと見えただけで下の写真のような雄姿は乗っていては分かりません。



ジェットフォイルは、船体を海面に浮上させて走行することで、3.5mの荒波でも時速80kmの超高速で走行することができます。ガスタービンエンジンで駆動されるウォータージェットポンプにより1分間に約150トンの海水を1平方センチメールにつき9kgの高圧力で噴射させて前進します。また、船体の前後にある水中翼の揚力で海面に浮上させます。翼走中のジェットフォイルは、航空機ときわめて似ています。大気の代わりに水で揚力を得ることで、海面に浮上させていることから“海の飛行機”と呼ばれています


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04 朝の雲が低く垂れ込めた新潟港を出発しました。


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27 ドンデン山荘
8:10に佐渡両津港に到着、チャーターバスでドンデン山荘に向かいますが、山は低い雲で覆われていました。ドンデン山荘に到着したところ、雨のような霧のような雨が降っており、雨具を着用して点呼をして出発準備をします。要所要所では必ず点呼で学校時代を懐かしく感じました。


 
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46 9:30に1班2班あわせて40名で霧雨の中を出発しました。



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46 ドンデン山荘から15分の登り、最初の山の鷲ガ峰の電波塔はガスの中です。

 
957 尻立山940mもガスの中です。展望はあきらめの境地です。

 
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09 全員黙々と先に進みます。



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12 ドンデン池もガスの中であるかな?程度。勿論避難小屋は見えません。


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16 ドンデン山一帯に群生するエチゴキジムシロの花も雨で頭をたれ、カメラもピンポケです。

1026 ドンデン山(論天山)山頂
ドンデン山は別名「タタラ峰」とも呼ばれている。タタラとは、足で踏む大型のフイゴのことで、鉄を溶かすときなどに使用する特殊な装置。その昔、この山の近くに鉄を精錬する場所があり、タタラの音や槌の音が、「ドンデン・ドンデン」と聞こえたということに由来するという説と

ドンデンとは頂の丸い山という意味の「鈍嶺(どんでん)」からきていると言われています。これはタダラ峰の俗称で、険しい山々が並ぶ大佐渡山地の中で、唯一優しく穏やかな山容を見せる山です

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38 今の時期、全山にカタクリの花が群生していますが、今日はこの通り花を閉じ頭を下げています。

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00 芝尻山を過ぎると、すぐに縦走路を離れ間峰への道へと入ります。


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04 縦走路から離れ、かすかな踏み跡を50m程度歩いたところに間峰の標識があります。こんなはずれの標識では間違えて先に行ってしまうでしょう。事実ネットでは先に行ってしまい、戻ってきたいるようです。


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04 まずはこんなかすかな道を入って行きました。


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05 オオカメノキです。


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11 タムシバも雨に濡れて

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28 ショウジョウバカマ

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19 間峰への道 残雪の登山道を行きます。

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1326 ヒトリシズカ

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15 ユキワリソウ

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40 間峰山頂の咲きはじめのレンゲツツジ


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40 訪れる人も少ない間峰山頂は今日は40名の登山者で大混雑です。


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22 間峰山頂からバスの待つ登山口まで1時間40分 踏み跡の不明瞭なところもあり、頂いた地図通りに下りていません。地図読みの下りとしては難コースといえます。ガイドがいるから無事に下れたのではないかと思うコースでした。


1653 下山してバスは九十九折れの道を日本海の寒村を目指して下りました。日本海は荒々しく打ち寄せ、まさにイメージ通りです。この景色だけでも来た甲斐がありました。

1653 同上


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25 佐渡島の最北端にある二つ亀ビューホテルでの夕食
今日一日の雨具や登山靴は泥だらけで泥落としをしている間にせっかくの景色を見ませんでした。残念です。


 

 

 





5月18日

2日目(5月18日)
二つ亀ビューホテル(発)8;00─(チャーターバス)─両津市街地──(着)9:00アオネバ登山口9:12(発)──10:52アオネバ十字路──11:40マトネ山頂(昼食)12:20──12:42石花越分岐──13:01カレー清水──13:24メット池──13:42追分13:55──14:17カツボラ池──14:41平城畑──15:18石花登山口──(チャーターバス)──(着)16:40両津港17:40(発)──(佐渡汽船)──18:00(着)新潟港──(バス)──新潟駅19:25──(上越新幹線)──(着)21:20東京駅 解散


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00 二つ亀ビューホテルから見た名勝/二つ亀岩です。


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07 8時に二つ亀ビューホテルを出発、今日は「2014スポニチ佐渡ロングライド210」が行われるとのことで、ロードバイクが既に海岸道路を走っています。昨日到着した両津から再びドンデン高原への道へ向かいます。この道の途中にアオネバ登山口があります。


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09 アオネバ登山口
我々の大グループの他に数グループもこの登山口を利用するので大混雑です。

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933 新緑の美しい林とシダの登山道を登ります。

935 青粘渓谷(アオネバ渓谷)の渓谷沿いに登山道を登りました。


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13 ピンポケのショウジョウバカマです

 1023 シラネアオイ アオネバ登山道沿いに多くありましたが、全体に花期を過ぎていました。

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32 オオタチツボスミレとショウジョウバカマ


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35 ヒトリシズカ

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 1039 アオネバ十字路への登山道は大混雑です。

 

 1044 開き始めのニリンソウです。

1045 アオネバ 青粘の名の由来の青い泥がアオネバ十字路の稜線近くに見られました。

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1057 エゾエンゴサク

1058 佐渡島の背骨部分の稜線 アオネバ十字路のにつきました。ここから稜線を西へマトネへ向かいます。晴れてはいますが登山道は雪解けでどろどろの状態が続きます。こちらを見ているのが佐渡汽船のガイド役の藤井さんです。毎週のガイド役でお疲れ様です。


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18 美しい見頃のサンカヨウです

1149 マトネ山頂で4名の記念撮影
マトネ山頂に着きました。ここで昼食をとります。バックの金北山は雲の中です。


1217 これからの下山道が良く見えます。写真の中央の開けた感じの場所が下山ルートです。


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29 マトネを出発して直ぐに蜀台禿と言われる開けた場所から両津港(左)と加茂湖を見晴らせます。

 

1232 振り返れば昨日雨で視界の悪かったトンデン高原の鷲ガ峰(電波塔)〜トンデン山を見ます。

1235 佐渡島の背稜をマトネから金北山方向に向かって進みます。大変気持ちの良い道です。

1248 石花越分岐から主稜線を離れ石花登山口に向かってダラダラと下っていきます。

 1303 カレー清水 稜線から下ると直ぐに小さな沢があります。

 1305 カレー清水の湿地にはザゼンソウが咲いていました。

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 1319 ユキワリソウ


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21 ミヤマカタバミ

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29 途中登山道を右脇にそれメット池を散策します。

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47 開けた場所 追分と呼ばれている地点にでます。佐渡島の外海 外海府から両津や国仲平野への峠道があったのでしょう。

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22 広い稜線上にあるカツボラ池が新緑が美しく映えています。 

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46 広々した平城畑 いまでも放牧が行われているとのこと。


 
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49 平城畑(ヒラジョウバタ)という小高い丘のような場所で金北山をバックに記念撮影です。

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52 平城畑から見る金北山の山頂です。標高1172mとは思えない高度感があります。

 
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53 平城畑 山頂のでのレンゲツツジ


 
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56 平城畑の下り 昨日のドンデン高原で雨に打たれ、しょぼっとしていたエチゴキジムシロが群生し、元気に花開いていました。

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23 石花登山口に下りてきました。バスが待っています。
ここからは佐渡島を南西に下り、古いたたずまいをのこす金山で栄えた相川町を通りトンネルを通って国仲平野にでます。ここは一般的な郊外型の店が立ち並ぶ街道でどこの町か分かりません。
両津の港に着き、靴の泥の汚れを落とし港の土産物街で土産を買い、佐渡汽船の方々に御礼をして乗船します。



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44 佐渡汽船のジェットフォイルの客室から見る日本海の夕日です。写真ではうまく撮れません。ジェットフォイルの猛スピードで走る航跡は白く激しく大きく広がり、退屈する間もなく新潟港に着きました。バスで新潟駅へそして新幹線で東京駅に21:20(着)佐渡島は近く感じました。

 

 


























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