苗場山頂は厚い雪

山行日: 2014.5.2425(一泊二日)

メンバー L・田口、松平、蓬生(記)

   神楽峰から見る苗場山(中央)右後方は鳥甲山

 今シーズン最後の雪山は、祓川から苗場山に登り、昌次新道を利用して赤湯温泉で泊まり、翌日、元橋バス停に出るルートとなった。初日の行程が長いので、荷物は軽量化し、24日朝一番の上越新幹線で越後湯沢へ向かう。

 

タクシーで祓川まで行く予定だったが、林道はかぐらスキー場が25日まで営業のため、一般車両は通行禁止だった。仕方なく、ロープウェイとゴンドラを乗り継いでいくことになる。リフトはスキーを装着していないために乗車させてもらえず、乗り継ぎのためにゲレンデ内を小一時間ほど歩く。時間と体力をロスし、最初から出鼻をくじかれた格好だ。

  苗場山山頂台地東面にできた雪庇(昌次新道への下降点付近)

 和田小屋から上部はたっぷりの残雪だ。夏用の登山靴ではステップを切るにも一苦労する。暑さも加わり、神楽峰に着いた時には今日中に赤湯まで行くことは困難と判断する。山スキーの登山者もここまでで引き返し、この先にトレースはなかった。

  

 神楽峰2029mから1870m位までいったん大きく下降する。雷清水から頂上直下までは夏道が出ているが、ところどころに残雪があり、凍結していたり踏み抜いたりと歩きにくい。疲れも増し、二度も休憩して頂上に着いた。

    苗場山の高層湿原の木道を歩いて帰路に着きました

山頂の標識は頭が出ている程度。夏の写真と比較すると2m程の残雪量といったところか。頂上湿原もほとんどが雪の下だ。先月登った仙の倉山や平標山は沢筋に雪が見える程度だが、ここだけは異様に多い。赤湯への下降点には頂上台地から押し出されたかのように巨大な雪庇が迫り出している。その高さは、5-6mほどだろうか。たくさんの亀裂が入り今にも崩れそうだ。下部の様子を覗き見ることはできない。ここを下降する気にはなれず、赤湯温泉は断念。近くにテントを張り、明日は往路を戻ることとした。

帰路は、和田小屋からゴンドラに乗り、祓川から山麓までの林道を歩いた。山麓では郭公と蝉の声が聴かれた。夏がもうそこまで来ている。路線バスは2分差で間に合わず、タクシーで越後湯沢に出た。駅前の食堂で反省会をし、300円のウドを土産に帰路につく。




 コースタイム 
    5/24 かぐらロープウェイ800850かぐらゴンドラ・山麓駅(和田小屋)910→中の芝1130              →神楽峰1205→苗場山頂1415→赤湯下降点1455(泊)
 
    5/25
 幕営地615→中の芝815→和田小屋920→ゴンドラ利用で祓川955
              八木沢口バス停1135

 

 

 





下降点の雪庇

苗場山 山頂のヒュッテ

山頂湿原は雪の下

昌次新道への下降点@

昌次新道への下降点A

帰路 神楽峰を下り中ノ芝へ

神楽峰付近からの苗場山

中ノ芝からの平標山

苗場山 山頂 標識が少し顔を出しています。

木道を歩く

雷清水からの苗場山

 

 










































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