坊ガツルに泊り

久住連山、ミヤマキリシマを見に行く

参加者;飯嶋L、佐藤、松平、松尾

期 日:2014.06.0608

コースタイム

66日 
長者原13:18→雨ヶ池越14:45→坊ガツル15:25

67日 
坊ガツル4:17→法華院温泉山荘4:30→諏蛾守越6:00→三俣山西峰6:32→三俣山本峰7:12→諏蛾守越8:02→久住分れ9:00→久住山9:30→天狗が城10:18→中岳10:43→分岐11:03→稲星越11:30→白口岳11:50→鉾立峠12:45→法華院温泉山荘13:21

68日 
坊ガツル4:10→大戸越5:23→平治岳頂上6:08→大戸越6:50→北大船山7:37段原7:47→大船山8:12→段原8:42→坊ガツル9:55 坊ガツル10:30→雨ヶ池越11:18→長者原ビジターセンター2:40

 

 66日(金) 雨のち曇り、夜雨

日本一の大吊橋から見る日本百名滝の震動の滝です。

 

10:00前、福岡空港にて合流、飯嶋車で長者原ビジターセンターに向かう。

予定の13時には少し早く着きそうなので、途中の夢大吊橋と振動の滝を見学しました。

 

大吊橋を少し歩いたところから落ち口から滝つぼに直接落ちる、見事な滝が目に飛び込みます。

見学を済ませ10分ちょっとで、長者原ビジターセンターに到着。着いた時には小雨が降っていましたが、間なく上がる。弁当をすませ準備し出発。

日本一の大吊橋を見学しました。

歌に歌われた。あこがれの「坊ガツル」でのキャンプです

 

13:18長者原ビジターセンターのすぐ脇から登山道が始る。木道の先には三俣山が見える。

坊ガツルまでコースタイム2:00。だらだらと雨ヶ池越まで登りが続く、峠を越えると今日の宿泊地

坊ガツルが見えてくる。まわりをくじゅう連山に囲まれたみどりのキャンプ場だ。15:24

さっそくテントを張り、佐藤さんが持ってきたビールを炊事場で山の水で冷やす。

 

法華院温泉山荘に行き、今夜の飲み物調達と明日の三俣山南峰の直登ルートの取りつき点を探すが、よくわからないので山荘で確かめたところ今は使われていないとの返事だった。

大人気の法華院温泉はなかなか予約がとれません。

法華院温泉から三俣岳を見上げます。直登ルートは確認できませんでした。

 

三俣山には西峰から登ることにして明日は早く出発することにした。地図上でははっきりしたルートなので特に心配なしとして登山道の確認はしなかったことが、翌日ひびくことになった。





山荘からもどると、待っていたように夕立が降りだした。この雨はいったんやむと、平治岳のガスははれ、頂上近くがミヤマキリシマのピンクに染まっているのが見えた。

夕食は釜揚げうどんと野菜サラダ。夜中にはまたふりだしサアーと音を立てていた。

 

 

 

67日(土) 晴れのち曇り 夕立あり

3時に起きて、外に出ると満天の星。フレンチトーストとハムエッグで朝食。
4時ヘッドランプを点けて出発。法華院山荘に向かう、昨夜の雨で水たまりができている。

 山荘を抜けて行くと大きな堰堤に出る。マークに従い登山道を・・・のはずが・・・本来の登山道はマークの先をすぐ鋭角に林のなかに右折するのだが、ヘッドランプの狭い視野の中で開けた踏み跡を辿り、沢のような道だと思いながら標高差で100m程登りなんかおかしいと言いながら沢を詰めてルートは西寄りだとわかり、雪解けあとのブッシュをトラバースしながら諏蛾守越を目指す。

正ルートに復帰する途中もミヤマキリシマが群生し、坊ガツルの原野も美しい。

 

三俣山からの久住連山 左から噴煙の硫黄山、中央の雲がかかる久住山、左端が九州の最高峰の中岳と1700m級の山が並びます

 結局20分ほどアルバイトしてルートに出た。そこには黄色いひまわりが咲いているかのようにペンキの○マークが続く。諏蛾守越には避難小屋があり鐘があり、松尾さんが鳴らす。三俣山西峰へ直登ルートが見える。30分ほどで西峰頂上。いったん下り、三俣山本峰を目指す、一見高くみえたピークに着くがそこは本峰ではなかった。佐藤さんの指摘で本峰到着。道を引き返し諏蛾守越へ。

 北千里浜という河原のように水も流れているところから久住分れの鞍部を目指す。9:00このあたりから家族連れを含め、登山者が多くなり久住山には行列が出来ていた。久住山9:30着。

久住山山頂での記念撮影です。山頂は大混雑

休憩をとり「空池」のふちを通り天狗が城のピークを直登、かなりの急登だが御池が眼下に広がり見事な景観、秋には紅葉がきれいだろうと思う。天狗が城頂上で岩に腰をおろすとそこにはミヤマキリシマの害虫(キシタエダシャク、クジュウフユシャク)の幼虫がびっしりと群れていてうかつに荷物もおろせない。10:40中岳頂上も虫の群れでいっぱい。中岳もミヤマキリシマがあるが虫害で茶色に枯れたように見える。中岳の分岐まで下る。ここから法華院温泉山荘へのルートには通行止めの看板が、崩壊が進んでいるようだ。

白口岳から鉾立峠へは大くだりで登山者は1名しか会いませんでした

 ここで休憩していると元気な女性のご夫婦が下って来られた。毎週山に来ているとのこと。白口岳から鉾立峠への下りルートを聞くと、白口岳には登らないところからルートがあるとのこと。そのつもりで白口岳を登ると結局白口岳頂上まで登ってしまった。

地図で確認するとやはり頂上経由で鉾立峠に下るルートだった。白口岳からの下りは本当に急降下といった感じで相当なものであった。すこし下ると坊ガツルのテント場が飛行機から眺めるような感じで見える。峠に近づき傾斜がゆるやかになってからも大変だった。火山灰の真っ黒な泥道が滑り台のようになっていてすべる。昭文社の登山地図で破線ルートになっている意味が分かった。

鉾立峠から法華院温泉山荘まで25分。ここで松平さんと朝のルート間違いの場所を確認しに行き納得した。
テントに戻り、夕食の五目ちらし、朝食のいなりずしを作るみなさんと楽しくつくる。

 

68日(日) 晴れのち曇り 夕立あり

3時起床。おいなりさんを食べ4時出発。

坊ガツルから平治岳を目指す。坊ガツルから登山道に入ると「1人一石運動」の看板があり火山灰質でぬかるんだ登山道に石を投げいれるようにと呼びかけていた。道は真っ黒な田んぼのようなぬかるみだ。大戸越の峠につくと平治岳山腹はミヤマキリシマでピンクに染まっていた。平治岳の登山道は登りと下りが別ルートになっていた。150m程の登りだが岩場ありでけっこうスリリングだ、ロープも設置されているが何か信用できない物だった。

平治岳は花のミヤマキリシマを掻き分けて山頂を目指します。

平治岳山頂付近はすべてミヤマキリシマの群生で霧島山よりも美しい。

 大きな岩の台地に出て頂上へのルートを探すがなかなか見つからない、地図を確認するがガスも出てよくわからない。大きな岩に戻った佐藤さんがルート発見。登山道のまわりはミヤマキリシマで埋めつくされている。ミヤマキリシマは濃いピンクの小さな可愛い花の集まりである。

 

くじゅう連山でこの花が見られたのは平治岳のあたりだけだった。虫害(シャクトリムシ)残念。下山道で大戸越に引き返し、北大船、大船山に向かう。低木の緑のトンネルに頭を押さえられながら段原峠。今日は日曜日で登山客が集中されるのが予想していたが、ツアー登山者もいて大変なにぎわいだ。
大船山を目指すツアー登山者の後ろついていて、登山道に置かれた木の枝の×印を見落とし先ほどよりもっと低い緑のトンネルに頭を押さえられ通過するのも大変な道に入ってしまった。服やザックが引っ張られ苦労した。
大船山頂上には大きな平らな岩がありそこに三角点の標識が埋め込まれていた。その先の岩からはエメラルドグリーンの御池がみえた。段原峠に引き返す時には正しい道を通るが快適だった。この道の入り口には大きな岩が立ちふさがっており、×印の道に入り込むのもわかる感じだ。段原峠から約1時間で10時前に坊ガツルのテント着。

歌に出てくる大船山も花・花・花

日本庭園のように美しい雨ヶ池越の峠を越えて長者原ビジターセンターの駐車場に戻りました

 10:30にテント徹収し雨ヶ池越経由で長者原へ雨ヶ池越11:20、長者原12:40着。ビジターセンターの温泉に入り真っ黒に汚れた靴を洗い場で洗い 雨の中車に乗り込む。

ただ、3日間の行動中には雨には会わず、雨具を着用しなかったのは奇跡のようだ。

佐藤さんと松平さんは明日祖母山に登るので、豊後竹田駅まで送り、松尾さんを福岡空港まで送り帰京の途についた。 (飯嶋 記)

 












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