秋を探しに・・・ 

 御正体山(みしょうたいさん)

日  程  2014927() 晴

参 加 者  (L)堤、(SL)末石た、渡辺(綾)、得津、関山()

アクセス  
           新宿6:22/JR中央線特快 →高尾7:05 <乗換> 高尾7:11/中央本線 →大月7:48 <乗換>
           
大月7:51/富士急 →都留市8:06 <乗換>都留市8:10/富士急バス →道坂隧道8:40

          アクセス(復路)  御正体入口15:22/富士急バス →都留市15:40 
             都留市16:34/JR直通乗入・ホリデー快速富士山2号 →新宿17:59

コースタイム
           登山口発8:50 → 今倉山分岐9:05 → 岩下ノ丸10:10(小休止)10:25発→ 牧ノ沢山11:25
         (小休止)11:30発 → 白井平分岐11:35 → 御正体山12:25(小休止)12:30発 → 峰宮跡13:00
        
→ 小広場13:10(昼食)13:25発→ 仏ケ沢 → 舗装林道14:15 → 三輪神社15:10着 →バス停/御正体山入口

記録/感想

初めて降り立つ都留市駅から登山口・道坂隧道までをバスに揺られて行きました。

秋の優しい日射しが差し込む車窓からは、既に刈取の終わった稲田や刈取直前の黄金色に輝く稲田など、秋を感じさせてくれる風景を目にすることができました。又、稲田の畔には濃赤色の彼岸花が咲き誇っている光景も見られ、のどかな田園風景にこころが癒される思いです。そして、終点近くの車窓からは、これから登る御正体山の山容を垣間見ることもできました。

 

パッキング、身づくろい、準備運動をしていよいよ登山開始です。

  準備運動をしっかりと! 

 

登山道はバス停の後ろに!

 

長く続く尾根道を、小さなコブをいくつも越えて喘ぎ喘ぎ登っていると、関山君の両足の大腿筋と右足のふくらはぎがつってしまいました。何とも情けなくなりましたが、得津さんは「アミノバイタル」錠剤を、堤さんは「ツムラ芍薬甘草湯68」顆粒剤を取り出して、「即効薬なのですぐ効果が出る」と言って勧めて下さいました。早速、半信半疑服薬すると効果がてきめんに現れ、筋肉のつれと痛みが直ちに無くなりました。魔法の薬のようです!

しかし、その後も登山コースは急斜面が続き、上を仰いでも辺りの景色は一変せず、雑木林や高山植物や雑草の生い茂った草むらなどが目に入るばかりです。

そうするうちにブナやコナラなどの自然林が現れ、疲れた気持ちを優しくしてくれます。又、種々の多くのキノコたちも、単調でハードな歩行を続ける私たちをカラフルな装いで出迎え、元気づけてくれました。

 

ようやく樹木に囲まれた展望のない頂上にたどり着くと、大きな新しい立派な木製のテーブルとベンチが目の前に現れ、頂上標識と小祠をバックに写真を撮りました。

しかし、帰路を急ぐことからこのベンチを温めることなく、すぐに下山を始めました。


御正体山頂上!(立派な木製のテーブルとベンチが置かれています) 

 

キノコが乱舞しています!

 

登りは高度差600mをひたすら喘いで登りましたが、下りは一部展望が開けるところもあったものの富士山は生憎遠望できず、ひたすら高度差1,000mを急ぎ下りました。

 

 

都留市駅には予定通りに帰還することができ、帰りの列車が来るまでの約40分間を駅前の中華料理店で歓談しました。そして先ずは、ビール、餃子、野菜炒め、焼きそばで、無事を感謝し乾杯!です。

お疲れさまでした! (三輪神社下の県道に無事到着、ハイポーズ)

出発前より元気ないい笑顔をしていますね!

この山行のアクセスは電車の乗継が多く、しかも乗換時間が短く皆さんは大変忙しい思いをしながら要領良く機敏に行動しました。又、帰路のバスの時刻に間に合うためには、約6時間以内に全行程を完歩しなければなりませんでした。足がつるという事故があったにもかかわらず、仲間たちが事前に準備し持参していた救急薬品で素早く対応するなど、その豊富な経験と知識に裏打ちされた適正な処方によって、遅れることなく時間内に無事下山することができました。仲間たちのすばらしいチームプレーに感謝します。

そして、仲間たちの「身体に筋金が入っていると思われるほどの強靭な体力」に、そして柔らかな身のこなしとフットワークの良さに、若々しさに感嘆しました。長い急斜面のアップダウンの続く尾根道を、そして変化に富んだ眺望があまり期待できなかったこのコースを、疲れを見せず快適な足取りで愉しげに完歩したのです。

 

登山の楽しみは、山の魅力や便利なアクセス、そして天候にも大きく左右されますが、それ以上に大切なことは人を得た仲間と共にあるということだと思います。

そして、こうした仲間たちと呑みながらわいわい・ガヤガヤ・ああでもないこうでもないと楽しく談笑することによって、仲間たちの再発見をすることができ、ひいては自己の発見につながるのだと思います。自己を発見し高めていくためには、こうした仲間たちと山行を通して、苦しいことや過酷な局面を乗り越えて成し遂げて得た喜びや感動を共に体感することだと思います。そうすることで私たちは、きっと心を許せる仲間としてこれからも多くの山行を楽しむようになるでしょう。

そして今回、皆様が、「お酒をこよなく愛し、小さなことを気にせず、平凡なことにあきたらず、人生を楽しみ心豊かに生きていらっしゃる」ということを発見しました。

そういった皆様と山行を共にできたことをうれしく思い、帰宅して更に乾杯!です。

()関山

 












































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