西六甲山

日程 2014416()18()

参加者 L和久井(君) 渋谷 高橋 川原林 井上(元会員) 深沢()

 関西の山は100名山以外六甲山ぐらいしか知らず、一度は歩いてみたいと思っていた。しかも縦走出来るとか。昨年の6月上旬に日比野さんが東六甲を計画し、参加したのでやはり縦走したいと言う思いが強く今回は和久井君子さんが計画してくれ、感謝する。

416() 晴れ

今日のコース  須磨浦公園駅→鉢伏山→旗振山→鉄拐山→栂尾山→馬の背→荒熊神社→高取山→鵯越駅( 歩行時間4時間 昭文社の地図コースタイム)

小田原駅で川原林さんと須磨浦公園駅で高橋さんと合流。11時スタートの予定がわけのわからない関西の私鉄の乗り換えに手間取り1130分なってしまう。

 縦走路最初のスタート地点から歩く高橋、川原林さんと遅れを取り返し、足を休めるためロープウエーで鉢伏山に行くコースに分かれ旗振山頂で合流し、まずは昼食。ここは敦盛、弁慶、義経、一の谷それに鵯越と源平合戦の地だった。歴史に思いを馳せ気持ちよく歩いていたら広い広場に出、そこは「おらが茶屋」で鉄拐山だった。沢山の高校生が静かにお弁当を食べていた。ソッか今日はウイークデーだった。

展望台があり明石海峡大橋と淡路島が見えたが天気が良すぎて他のものは良く見えない。急な階段を下り、あれあれよという間に町中に出てしまった。

小さな八百屋があり高橋さんがひと山?円の甘夏だか八朔を買い二日間にわたり私たちに振る舞ってくれた。ナイフを使わず厚い皮が剝ける握力が羨ましい。

一番迷子になりやすい街中は和久井さんが郵便局のマップでナビしてくれ無事栂尾山の登山口に着いた。そこはなんと階段の山で井上さんが460段有ったと言い、途中ですれ違った地元のハイカーは「昔鉄拐山と栂尾山は尾根続きだった」と話してくれた。今は高速道路、住宅がありかつての面影はない。僅か10分だったがきつかった。そこで甘夏が登場。酸っぱかったけどおいしかった。感謝。

 

一息入れたあとて横尾山を経てそして今日の一番の難所馬の背に着く。

狭い岩の尾根を滑り落ちないよう慎重に歩き鞍部まで下って東山まで登り返す。振り返ると岩稜一帯を見渡せなかなかの迫力だった。

 東山から次の山で今日最後の山高取山を目指して歩く。どんどん下りとなり高取山が遠くなって妙法寺の市街地に出てしまう。ここでまた郵便局のマップのお世話になり小さな標識を見落とすことなく、市街地をぐるぐる歩き高取山の登山口に着く。もう歩き始めて5時間、疲れがピークに達しここからの上りは本当にきつかった。頂上にはテレビ塔があり展望が素晴らしいはずであるが春霞で大阪湾がボーっとみえる。

 後は鵯越駅まで歩くのみ。郵便局マップを頼りに歩くが、それが意外に遠くてひと駅手前の丸山駅で神戸電鉄有馬線に乗り本日のお宿ホテル水上の有る新開地駅に向かう。歩行時間約7時間だった。

シニヤ、女性、ウイークデー、トリプルという条件でなんと一人税込3000円。コーヒー24時間無料サービス素敵なホテルだった。和久井さんいろいろ有難うございました

コースタイム
須磨浦公園駅1130→旗振山頂1150/1215→栂尾山頂→東山1450荒熊神社1640→高取山頂1710→丸山駅1815

 

417日 木曜日 気温24度晴れ(西六甲縦走2日目) 

 ビジネスホテルを630分に出て新開地駅から鵯越駅に向かった。7時に駅前の踏切を渡り左へ線路沿いをゆっくりと山路へ進むと、ほどなく車道にでた。

ここで車道を進むべきところを、左手の尾根道に向かってしまった。途中の標識でイヤガ谷方面に向かっている事に気がついて引き返した。ここでロスタイム30分かかり仕切り直し。リーダーの私は、車道と山道の分岐でもっと地図で悩むべきだった。安易にみなさんに甘えた形で、進行方向を決めてしまい反省した。

昨日の栂尾山の階段登りもきつかったが、本日の菊水山から摩耶山までは、アップダウンも多く、きつい行程になりそうだった。とにかく暑く、汗も良くかき咽も乾いた。

皆バテないかと心配しつつ、最後尾から見守った。後でこの日は乾燥して夏のような暑さであったとテレビで知った。

  歩行もゆっくりで安定している、元さんかくてん会員の先輩である井上さんに先頭をお願いして、摩耶山までは達成したいと願った。

 石井ダムの手前の川を渡り山道を行くと、チューリップのお花畑がこじんまりとあった。ここはちょうどこれから登る急登の下にあり、ベンチもある広場になっていた。

ふと先をみるとあと900m苦しみに耐えるのもあなたの人生ですぞー!頑張れー!

 

看板が目に入った。「あーっあ、また階段かー」と思わず。200mの高度を稼ぐ急登を登る事50分、やっと菊水山に着いた。とにかく重い物からお腹に入れて、荷を少しづつ軽くしていくことにした。

 再びアップダウンの尾根を鍋蓋山に向かった。地元のハイカーの言う事には、アルプスに比べたら丘みたいなものと言っていたが、なだらかな山ではない事を思い知る。要所、要所に標識はあるものの、時として分かりづらい分岐があった。またもやロスタイムが。

 

1120分に鍋蓋山に着いたが、出発からすでに3時間30分近くかかっていた。

  約10分休憩して、大竜寺に向かった。ミツバツツジの紫色の花のトンネルがいくつもあり、目を楽しませてくれ励ましにも感じ、つらい登降を忘れさせてくれた。神戸市街が見渡せると、つい立ち休憩も多くなった。

 大竜寺から市ヶ原へ下ると、そこからはまたもや稲妻坂手前に分かりづらい分岐があったり、ほぼ登りばかりの縦走路が摩耶山まで続いていた。暑く、水が良く減った。大竜寺で水を500ml補給しておいて良かった。全行程で水2ℓ用意した事になる。 時間は大幅に遅れたが、15時45分に摩耶山に辿り着いた。頂上で集合写真をと思っていたが、深沢さんの足の速さに負けてしまい、深沢さんには摩耶山頂上への分岐から80m先の頂上まで戻ってもらった。

 ゆっくりペースで私たちを引っ張って下さった井上さんには感謝したいと思います。3日目は雨で中止し、西六甲縦走山行は須磨浦公園から摩耶山で終了となった。
 お疲れさまでした。      記 和久井(君)

ミツバツツジの花回廊の中を行く 遠くに摩耶山が見えて

 

コースタイム

鵯越駅7:00→菊水山9:30→鍋蓋山11:20→大竜寺12:10→市ヶ原12:35→摩耶山15:45(休憩時間ロスタイム含む山行時間8時間45分)  

 

      

 

 































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