天狗岩を登った先の景色を求めに

乾徳山登山 (標高2031m)

日 程:20141018日(土)

参加者:L石井・金子・長谷川・星野(記録)

コース:塩山駅・<バス>・乾徳山登山口・・道満尾根・・扇平・・乾徳山山頂・・国師ヶ原・・乾徳山登山口・<バス>・塩山駅

 

日帰り登山の中でも、険しく登りごたえのある乾徳山。私が持っている「日帰り山あるきベスト130 関東周辺」に載っている写真を見て、山頂前にある天狗岩はいつか登ってみたいと憧れていました。しかし、日帰り登山の中でも、体力・技術ともに高レベルのため、なかなか個人で行くには行けそうで行けない山でした。さんかくてんで企画された時は、先輩方が一緒で心強いため、挑戦してみようという気持ちになり参加をしました。この日は、晴天に恵まれ、まさに山日和でした。


東京からのアクセスも良く、塩山駅からバスが出ていて、順調に乾徳山登山口へ9時頃に到着しました。バス停前で準備体操をし、いざ出発。バス停から登山口までは少々離れていて、車道が続いていました。途中、民家が何軒かあり、通り過ぎていくと大きな門を発見。門を通り少しすると、いよいよ登山道入り口へ。登山道入口から、本格的な登りが始まりました。

 

月見岩手前のススキの野原を歩みました

 扇平の手前にある月見岩までは少し急な傾斜だったため、慣れるまで時間がかかりました。10月の中旬ということもあり、山行中ところどころ紅葉がみられました。月見岩へもう少しで到着の前に、道が平坦に。そして視界には辺り一面のススキ野原が!!疲れていた体が癒されるほどの美しさでした。ススキ野原を歩いていくと、右手に大きな月見岩を発見。月見岩の回りでは、ススキ野原を見ながら食事をとっている登山者がたくさんいました。月見岩を過ぎ、程なくして扇平に到着。

 ここから、遠くにある乾徳山の山頂付近の岩場を発見。今から1時間後、待ちに待った天狗岩へ登っているのかなと思いながら最終段階へ。ここからは、急傾斜が続きます。正直、ここまでの  急傾斜を登ったのは初めてでした。思っていたよりも足が上がらず、自分のペースが落ちてしてしまいました。岩場まであとどのくらいだろうか、まだかなあと思いながら登りました。

 

そして山頂直下の天狗岩以外にも、おおきな岩場が2か所ありました。急傾斜が終わり、1か所目の岩場へ。足場も良く、岩場の頂点から見る青空いっぱいの景色は最高でした。程なくして、2か所目の岩場へ到着。鎖が2本設けられており、1か所目の岩場よりも足場の置き場に迷ってしまいました。また少し行くと、いよいよ山頂直下の天狗岩へ。ガイドブックで見たとおり、登りごたえのある岩場であり、かつ垂直でありました。
乾徳山直下の厳しい岩場に緊張しました

漸く岩場を登りきりました

 

先ほど攻略した2か所目の岩場よりも足場が全然なく、正直どのようにして登って行くのかがわかりませんでした。鎖が一本垂れており、両手でしっかり持ち、足の置き場がほとんどないため腕力を使っての攻略へ。登っている最中、非常に緊張をしていて少し足のバランスを崩しましたが、鎖をしっかりつかんで岩に寄りかかりながら上へ。

 

そして待ちに待った山頂に13時頃到着。山頂へ到着した時は、天狗岩を攻略した嬉しさと最後まで登りきれた達成感を味わいました。山頂も、岩場なため、バランスを崩さないように気を付けながら、記念撮影。晴天に恵まれ、360度回り景色を楽しみました。山頂にはテレビ局も来ていて、山頂から周辺の紅葉を撮影していました。

乾徳山山頂で満足の記念撮影です

山頂を楽しみ、15分後下山道へ。ハシゴを下り、その後国師ヶ原までは急降下で、滑らないように気を付けながら下っていきました。国師ヶ原を過ぎると、錦昌水と呼ばれる水場へ。水が多く、地面が柔らかくなっていました。なだらかな下りが続き、やがて登山道入り口へ1530分頃到着。車道を歩き、民家を通り過ぎながらバス停へ。最終バス(1608)へ乗り、塩原駅に到着。秋を満喫しつつ、悲願の天狗岩を攻略できたので、とても充実した山行でした。

 

 

 

 

 









































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