初冬の上越の山

上州武尊山(2158m)

期 日:2014.11.2223

参加者:L佐藤、横山、得津

コースタイム

1122  東京発─上越新幹線──上毛高原駅──タクシー──武尊神社1556──
                    16
45テントサイト 2000消灯

1123  起床430 出発600──721稜線(手小屋沢避難小屋付近)──755
                    鎖場3箇所905──938上州武尊山山頂(昼食)1005──1118剣ヶ峰山分岐
                    ──1320テントサイト(撤収)1350──1439武尊神社──
                    1510宝台樹キャンプ場──(タクシー)──1537水上駅(打ち上げ) 帰京

 

得津さんから1122日に上越方面の山に行こうとのお誘いがあり、比較的冬の季節風の弱いと思われる上州武尊山に行こうと考ました。久しぶりに横山さんの参加も頂き心強く出発する。

 

1122

日帰りは冬の短い日と積雪では無理なので前日に新幹線で上毛高原駅に着き、そこからタクシーで武尊神社に向かう、途中のタクシーの車窓からは上越国境の谷川連峰が夕日に雪山を光らせ素晴らしい。明日までのこの好天が続く事を祈った。武尊山神社でタクシーを下り林道をテント適地を目指して歩くも道は2〜3日前の雪解けで泥々の状態です。1時間ほど林道を歩き手小屋沢小屋への登山口を過ぎると雪も多くあり、やや平坦地もありテントを設営することにする。夜は横山さん、得津さんの話を聞きながらめいめいで夕食をする。

 

1123

早朝は星も出ていたが、出発ごろは雲がでてきて残念である。手小屋沢小屋のある稜線の途中で雪も深くなりアイゼンを着用とする。ところが横山さんの持ってきたはずのアイゼンがない、どうやらテントに置き忘れてようだ。とりあえずなんとかなるだろうとそのまま進むことにする。稜線に這い上がり蒲鉾形の手小屋沢小屋を稜線のやや下に見て50分程進むと鎖場が現れ始める。




最初の鎖場はたいした事はなく、2箇所目はなかなか登れない他のグループもおり、3箇所目は無難に通過しました。心配した積雪の中での鎖場も難なく通過し、アイゼンなしの横山さんもベテランらしくすんなり通過しました。
最大の難所と予想した雪の鎖場
上州武尊山山頂で記念撮影です

 

938分に上州武尊山山頂に到着、45人の登山者がいる。記念撮影とコーヒーを沸かして飲み下山開始。期待した展望はなくこの時期に晴天を期待するのは無理でしょう。

 

この後は武尊山を下り、吊り尾根を剣ヶ峰山に向かいました。一旦下った後は剣ヶ峰山へダラダラとした登り返しをし、剣ヶ峰山は頂上直下まで行きました.

武尊山から吊り尾根を剣ヶ峰山を目指しました

剣ヶ峰山はこの分岐の上ですが曇りで展望が期待できずあきらめました

 

剣ヶ峰山分岐で剣ヶ峰山に登っても展望も望めないため割愛して下ることにしました。ここからは急降下で下り、アイゼンなしの横山さんもさすがにここの下りでは気を使ったようであった。

 

 急な斜面が終わる頃テントサイトに帰着、テントを撤収してまたまた泥だらけの林道を下る。全く嫌になる。武尊神社で漸くタクシー会社に連絡がつき、宝台樹キャンプ場まで歩いたところでタクシーに乗車して武尊山山行は終了しました。

林道はドロドロで大苦戦

 

雪山としてはもう少し雪があったほうが良いかなとの気持ちと少なくて少し楽ができてホットした気持ちの両方でした。元気ばりばりの得津さんと初めての山行、久しぶりに力のある横山さんとの山行。これからこのお二人の参加する山行が大いに楽しみです。今後はお二人の山行計画に圧倒されそうなので体調により一層注意した日常を考えなければならないと自戒しています。(佐藤)

 

 

 










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12 新幹線上毛高原駅で全員集合 タクシーで武尊神社前まで行く途中に晴れわたった雪の谷川連峰を一望します。明日もこのような天候を祈るばかりです。


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50武尊神社前から明日登る山々が一望できました。左から上州武尊山そして尾根を通って右が剣ヶ峰山です。

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50 武尊神社の前でタクシーを降りました。道路の反対側には裏見ノ滝の階段がありますが、滝の名物の滝の裏側からの観光が崩落の危険で立ち入り禁止になって、行く人もいなくなったようで寂しい感じです。


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59 歩き始めると直ぐ車道は雪解けでドロドロの状態です。

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39 明日登る手小屋沢小屋からの分岐を過ぎます。地図ではそろそろテント適地があるはずです。

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00 テントを設営し17時にはこの通り、真っ暗になりました。夕食はめいめい持参したものを温めたりして、軽くビールをのんで2000には寝ました。


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01  手小屋沢小屋のある稜線近くになりアイゼンを着用することににましたが、横山さんのアイゼンがありません。どうやらテントに置き忘れたようです。検討の結果、そのまま前に進むことにしました。


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26 稜線に上がり暫く行って下を見ると蒲鉾型の手小屋沢避難小屋が眼下に見えます。


824 雪はあるものの深くはなく、トップは横山さんが務めました。手小屋沢避難小屋から1時間ほどで第1の鎖場に到着しますが、ここは問題ありません。


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58 第2の鎖場です。先行する他のパーティは苦戦しているようでしたが、問題ありません。


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04 第3の鎖場も通過、鎖場が雪に埋もれていたらと危惧していましたが、鎖も出ておりスムースに通過しました。後は稜線を武尊山山頂を目指すだけです。


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40 武尊山山頂に着き記念撮影をし、コーヒーを沸かして飲みました。展望は全くありませんでした。


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11 武尊山を急な下りを終えた後、剣ヶ峰山まで再び登り返します。


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22 曇って展望もないため剣ヶ峰山の山頂にはたたず、そのまま下ることにしました。


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37 剣ヶ峰山からの急な下り終え、漸く緩やかになりました。横山さんはアイゼンがなく、この下りが一番しょっぱかったとの感想です。


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19 テントサイトに着くころに又晴れ間も顔を出しました。


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50テントを撤収し、再び雪解けでドロドロの林道を武尊神社目指して歩きます。武尊神社で漸くタクシー会社へケータィが通じました。


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58 土合駅の裏山 赤沢山から連なる標高1338mの山が見えます。雪の時に登ってみたいと話しながら下りました。


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03 宝台樹キャンプ場に近くなりました。ここでタクシーに乗車し、水上駅へ向かいました。水上駅前の中華料理店で食事をします。熱くて辛めの料理がビールと合って、3人とも大満足です。帰りの電車はだらだらと高崎、上野、大井町と往くと違って時間がかかり、ほんの23年前まで特急電車があったのに上越を目指す登山者にとっては残念なことでした。

 









































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