紅葉が終わった静かな 奥多摩・川苔山 を歩いて来ました。

(行 先) 奥多摩・川苔山

(日 程) 2014 11 30 () 午前/曇り時々晴れ 午後/曇り

(コース) 715 鳩ノ巣駅→820 大ダワ→(巻き道)905 舟井戸→925 川苔山山頂→(休憩 20 )1035 百尋の滝→1125 川苔山登山口 (歩行時間 4 時間 10 )

(メンバー) 得津

振り返ると鳩ノ巣の集落が眼下にありました。

 11 月最後の日曜日、どこ山に登ろうか色々と悩みましたが、駅から簡単にアクセス出来て、山頂からの展望が良く、しかも変化に富んだコースを楽しめる奥多摩・川苔山に登ることにしました。朝 5 時、始発の東急大井町線に乗車し、7 時過ぎに登山口のある JR 鳩ノ巣駅に着きました。今日の奥多摩エリアは気持ちの良い快晴です。鳩ノ巣駅から登山口に向かう坂道の途中、振り返ると、眼下に里山の風景が広がり、山裾にはまだ少し霧が残っていましたが、山の上は青い空でした。

 

 

杉ノ寝尾根は高い杉林で展望は無く、緩やかな登山道が続きます。標高が上がるにつれ、登山道に積もった落ち葉の嵩が増え、周囲が明るく感じるようになると東側に赤杭尾根が見え、間もなく大休場尾根と合流する大ダワに着きました。大ダワから先、舟井戸までは稜線上の鋸尾根を歩くか、巻き道を歩くかですが、どちらも険しい悪路です。僕はコースタイムで 10 分程少ない巻き道を選択しましたが、右側が切れ落ちた道幅の狭いトラバースが続き、濡れた落ち葉を踏むとズルっと滑りそうで緊張しました。
赤杭尾根の右側が切れ落ちたトラバース道

 

川苔山の丸い広い山頂です

 

登り始めて 2 時間余り。縦走路からは少し西側に突き出た丸っこいピークが川苔山山頂でした。

 

川苔山山頂は西面が開け、雲取山を中心にその両手を大きく広げたかのように奥多摩の山々が見えていました。あいにく山頂からの富士山は霧で見えませんでしたが、奥多摩登山の起点である東日原を周囲の山々が取り囲むように、手前のヨコスゲ尾根を登り長沢背稜を経て雲取山まで続き、さらに雲取山からは石尾根を経て稲村岩尾根を下って行く、いつか歩き通したいその長大な周回コースを確認することが出来ました。
川苔山山頂から雲取山からの長大な石尾根を確認しました

北アルプス黒部峡谷の下ノ廊下のような断崖絶壁の道でした。

 

山頂を跡にし、まるで北アルプス下ノ廊下の岩盤をくり抜いたような断崖絶壁を慎重に下ると、流れ落ちる滝の音と登山者の歓声が聞こえて来ました。

 

 

百尋に滝には多くの登山者が集まっていました。まっすぐに流れ落ちる落差 25m の滝は見事でした。百尋の滝と川苔谷の美しい渓相だけを見学する登山者が多いことも頷けます。









川苔谷の淵を高巻くよう設置された登山道が少しずつ沢から離れ、川苔林道に出ると川乗橋バス停まで5qを歩くことになりますが、なんと 11 47 分奥多摩行のバスに 5 分遅れてしまい、次のバスまで約 2 時間待ちのこと。仕方なく僕はさらに 5 qの林道を奥多摩駅まで 1 時間かけて歩くことになりました。(得津)
落差25mの百尋ノ滝は見事でした。

 

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