地図読み実習山行記録

日  程  2015530() 晴

参 加 者  (L) 石川、安達、日比野、高橋、渋谷、山口、堤 、末石(た)、渡辺(綺)、三部、福井、吉田、                       蓬生、和久井(康)、和久井(君)、松平、橋本、今岡、関山()
                      (一般参加者) 石渡、吉田(彰)、吉田(洋)、



アクセス  西武池袋駅 7:10集合 池袋駅発7:20--(準急・飯能行き)--8:14着飯能駅/乗換8:28--
                 8:49
着吾野駅

アクセス(復路)  西吾野駅発15:59—16:24着飯能駅/解散

コースタイム
  吾野駅発9:20 →法光寺前 →9:45諏訪神社 →9:50秩父御嶽神社入口 →10:15本殿11:00吉田山445m 11:49小床峠12:00 12:30ピーク465m 13:15子の権現(阿字山(昼食)、二本杉・黒門・仁王像・本堂・金ワラジ)14:00 →見晴らし場 → (一般登山道) → 西吾野駅15:59 16:24飯能駅/和民(反省会)



記録/感想
今回の地図読みのフィールドは、西武秩父線・吾野駅から秩父御嶽神社の参道を通り、吉田山、小床峠を経由して子の権現までの奥武蔵のマイナーなハイキングコースです。最近の昭文社の山と高原地図には、難路な登山コースとして点線で登山路が表示されるようになってきましたが、タイムは表記されていません。

西武秩父線吾野駅前でストレッチを行いました。

 

吾野駅に着くと、パッキング、身づくろい、靴ひもの締め直し、トイレを済ませ、コンパスと地図を取り出しました。そして、石川先生の指導により先日の例会で勉強した地図読み実習の復習をして、入念にストレッチ運動をしました。


本日の参加者は、一般:3名、会員:19名 計22名の大人数です。二つの班(1班、2)を編成し、1班から石川先生に付いて並んでスタートしました。

 

まずは、駅近くの法光寺の建物の位置と地図上の寺記号との関係について実地検証です。警察署や郵便局などは建物のある場所に地図記号を表記しますが、「神社・寺は地図上に建物を表記し、地図記号はその建物の上下左右のいずれかに表記する」と先日勉強しましたが、そうなっていることの確認をしました。この先にある諏訪神社でも同じようになっていることの確認をしました.

 

スタートして30分後に秩父御嶽神社に着きました。ここは信州木曽御嶽山を本山と仰ぎその御分霊を奉斎した御嶽信仰の神社で東郷平八郎元帥ゆかりの東郷公園を境内としています。この神社の本殿は、入口から長い長い参道を進み急峻な長い階段を登りきった所にあります。本当に厳しく辛い登り階段でした。

この本殿の裏手がハイキングコースになっていますが、地図とコンパスを使ってこれから進むべきコースを確認しました。地図読み実技の第一歩は、進行方向の確認からです。しばらく尾根道を行くとピークに出ました。ここは三又になっており、ここでも、どこにどうやってコンパスを当てるかから始まって、「ここのところにこうやってコンパスの左辺を合わせます」、「え?、どうするんだっけ」、「ここのところにこうやって合わせます」。「コンパスの方向は進行方向に合致しましたか」。このようなやりとりが、山道の分岐点や小高いピーク地点に着くたびに繰り返されるのでした。

 

今日のメインポイントとなる吉田山のピークや小床峠に着いた時も、私たちは[現在地からこれから向かう対象物にコンパスの左辺を合わせ、回転盤を回し、盤の中の矢印を磁北線に合わせ、コンパスを胸の正面に水平に置いて自分の体を動かし、磁針を回転盤矢印に一致させる。そして、コンパスの進行線が指している方向が目的地となる。]という基本動作を何度も繰り返すのでした。

個々の生徒たちは、要所要所のポイントで思い思いにコンパスを使って、コース取りに間違いがないかを確認し、「進行方向はあちらです」と自信を持って言い合えるようになってきました。着いたポイントで、又地図を読む。とにかく地図を読む。そして、次のポイントまでの地形を読みます。そのうちに、「50m程平坦で、その先20m位登ります」と言えるようにもなりました。

子ノ権現前で参加者の記念撮影です。

 

子の権現の阿字山で昼食をとり、二本杉、仁王像、本殿、大ワラジ、鉄ゲタを見て、見晴らし場に行きました。ここから展望できる山の名称を、地図とコンパスを使って明らかにできたらいいのになー、と思いました。次回は山座同定(さんざどうてい)を学習したい。

今回の地図読み実習山行には、山歴新人からベテランまで多くの方々に参加をしていただき、地図とにらめっこをしながら、ピーク、鞍部、尾根・沢の分岐などを確認しながら一日ゆっくりと山を歩きました。足よりも頭が疲れた地図読み山行でしたが、何か爽快感もあり下山後のビールはとても美味しく感じました。石川先生には、要所要所で親切に丁寧にご指導をしていただき、ありがとうございました。一番お疲れだったのは石川先生だったのでしょう。生徒として、教育部の一員として、気遣いや配慮に欠けていた点が多々あったと思っています。これからは、石川先生と共に積極的に学習会の運営に携わってまいりたいと思っておりますので、よろしくお願い致します.





















































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