屏風岩山・三椏の東尾根へ

《日程》2015年45日(日)

《参加者》福井(L)、渡辺(綺)、渡辺(美)、松平、三部、三戸、蔦(記録)

《行程》920あしがら荘入り口より笹子沢左岸道を出発〜940山岳堰堤〜1010東尾根に取付く〜1120 669m地点〜11501220屏風岩山東尾根頂上(昼食)〜中川地域下山予定にて登ってきた東尾根を途中まで下り始める〜1310小尾根の分岐で変更し東方向の尾根下り開始、1330 800m〜660m地点の急傾斜の小尾根を下る〜1440 450m大滝沢キャンプ場付近東海道自然歩道に下山。

《記録》  

  私にとって3回目の屏風岩山だったが、この日も前2回と同様の雨模様。中止の連絡がないので迷いながら電車に乗る。早めの到着だったが、新松田でリーダーのFさんに会う。今日の山行は結局7名参加になり、電車事故で集合時間に間に合わない人がでたため830にタクシー手配してあるとのこと。ほどなくして参加者全員が揃い、降ってはいないが午後の降水確立が高いので早めに下山しましょうと話し合い手配されたタクシーに乗り込む。丹沢の山里は、ちょうど満開の桜、崖沿いには鮮やかな黄色の山吹、芽吹いた木々でまさに山笑う春最盛りだった。

笹子沢沿いの登山道

 途中、乗るはずだったバスを追い越し足柄荘入り口に到着。先着の10名ほどのパーテイが、笹子沢ルートから登り、細川橋に降りるといって先に出発していった。私たちは、途中雨にあっても大丈夫なようにザックカバー、スパッツを付け、冬の間はスキー三昧で山歩きは2か月振の Mさんを先頭にゆっくりと歩き出す。今回は、昨年と同じく笹子沢から東尾根にとりつき頂上から大滝橋に出るコースの予定。沢沿いを進み、堰堤を超え取りつく尾根を気にしながら進む。

669mのピーク  三椏の大群生が現れる 先に行ったパーテイが途中行き止まりの沢で迷いっていたが、私たちは踏み跡と途中から現れた赤いテープを頼りに進む。このテープは前回はなかった、と話しているうちに笹子沢の股に出る。右の尾根にはしっかり踏み込まれた道があり迷うことなく杉林の急な尾根に取付き登り始める。ちらほらと杉林の中に三椏が現れ669mの小ピークを越え、標高が上がるに従い斜面がやさしい香りとともに満開の三椏に覆われていた。
 DSCN1674三椏の中で

 

三椏に覆われた東、南の尾根を見下ろしながら頂上目指す。が、あるはずの頂上が見当たらない。うろうろしながら小さな手書きの屏風岩山(1051.6m)の標識で確認、納得する。ときどきぽつりと雨が落ちる。ほどなくして、追い越したパーテイが到着、続いて、他の登山者も到着するがいずれも頂上を探してうろうろしている。

  休憩しながら下山をどうするか話し合い時間短縮もあり中川に降りるルートを決める。遅れてきたパーテイのリーダーらしき女性の持っていた地図を再度確認させてもらい、下山開始する。上ってきた尾根を途中まで戻り、東に広がる緩やかな尾根を下る。960mあたりで中川方面と思われる鹿柵に沿った藪尾根と緩やかな尾根の分岐で、中川下山を変更し、しっかりと踏み跡もテープもある緩やかな杉林の尾根を東に進む。が、杉林が雑木林になり800mあたりからテープがところどころにある急斜面が眼下に広がる。木の根、岩、虎ロープをたよりに慎重に下り始める。沢・岩のベテランのMさん、Wさんがリードして下る。650m〜500mはざれてロープもなく木と木の根だけがたよりの斜面。なんとか沢に降り立つが、堰の上。見ると、苔むした堰に10段ほどの梯子があり、あたりを見回してもここを降りるしかない。一足一足滑らないか確認しながら降りる。沢を渡り、舗装された林道にでる。ここはどこ?りっぱな標識が、東海道自然道路で畔ヶ丸、大滝峠方面への登山口を指していた。全員が無事林道に降り立ち、大滝橋方面に向かう。キャンプ場バス停で次のバスまで1時間ほど待つためリーダーはすぐタクシーの手配をする。 タクシーの中でやっと、それぞれ口が開き、スリルがあってそれなりに面白かった等話が弾み次回は中川ルート挑戦しましょうとの会話も・・・・。 とりあえず、雨らしき雨にも合わず、新松田で御苦労さん会で終了した山行となった。リーダー、先頭を仕切ってくださったMさん、Wさんお世話様でした。

東尾根(ひがしおね)三椏(みつまた)()どころ 屏風(びょうぶ)岩山(いわやま)頂上(ちょうじょう)
杉林(すぎばやし)(なか)幽玄(ゆうげん)三椏(みつまた)  どこに出る(でる)分らない(わからない)急斜面(きゅうしゃめん)ロープ(ろーぷ)下る(くだる)

 

 

 

 

 

 

 

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