栂海新道を歩く

日 程  2015.9.19日〜9.22
参加者  L福井、渡辺(綺)、松平

919日  新幹線で糸魚川経由にて平岩駅〜バス〜蓮華温泉[]

大糸線平岩駅前から満席状態のバスで蓮華温泉へ。

蓮華温泉には囲いも無くまったく自然の中に小さな4か所の露天風呂があったが、混浴でちょっと入れなく、内湯に入った。食堂で朝日小屋に居る人にCD,塩辛のボッカを頼まれた。 蓮華温泉の露天風呂「仙気の湯」に入りたかったのですが混浴で諦めました。

  

920日 

蓮華温泉4:509:00花園三角点〜11:48吹上のコル〜12:37朝日岳〜13:47朝日小屋(泊)

朝食をお弁当にしてうす暗い中出発、しばらくは樹林の中を下り広い湿原の兵馬平に、この辺りから木道が続く。2つ目の鉄橋のたもと白高地沢で朝食。いよいよ登りの始まり、以前は滑りやすい急坂だったが木道の整備で歩きやすくなったとガイドブックに書かれていたが歩幅が取りにくく疲れる。視界が開け草紅葉の高原に出る。木々の紅葉も始まり、花も沢山残っていた。最盛期にはみごとな花畑だろうと想像できる。所々にベンチ、水場、花畑ありで登りご耐えはあるが楽しませてくれる五輪尾根です。やがて吹上のコルに着く

























         明日再び通る朝日岳山頂で記念撮影

ここが栂海新道の分岐、今日は左側の登山道をジグザグに登って朝日岳に到着。雲の間から剣岳、白馬岳が見えた。新潟県方面は厚い雲で覆われていた。しばらく展望を楽しみ小屋へ。連休でテント場、小屋も大賑わいでした。山小屋とは思われない盛り沢山の夕食でした。(7月の時と同じメニュー)同室女性2人も明日は栂海山荘へ行きますと言っていた。明日からの長い道のりに期待と不安の気持ちで早目に布団に入った。 (記録:松平)

 




9
21日  510朝日小屋出発〜604朝日岳〜633千代ノ吹上〜7:25長栂山〜756アヤメ平〜10:01黒岩山〜1122サワガニ山〜1257犬ヶ岳〜13:12栂海山荘(泊)

 

いよいよ本日と明日の2日間、念願だった「栂海新道を歩く」日本海を目指しての縦走コース。朝日小屋を5時10分に出発する。まだ外は明けきらず暗い。小屋で用意してもらった弁当を持ちヘッドランプを頼りに朝日岳を目指す。朝一のしかも昨日登頂した山へまた登るのはしんどかったがコースタイムどおり1時間弱で到着する。
朝日小屋をヘッドランプを付けて出発
長栂山から先の湿原が点在しました。整備された木道を歩きます。

 

吹上のコル(千代の吹上)から昨日登ってきた五輪尾根との分岐を北上する。綺麗に紅葉が始まった湿原や点在する池塘を眺めながら長栂山〜アヤメ平に到着。綿毛になったチングルマの群生、池塘と紅葉の始まった草原の中休憩タイムとする。

 

アヤメ平の池塘の周辺は紅葉していました

 

黒岩山の先の逆文字の「文子の池」です

 黒岩山を過ぎると「文子の池」の看板が裏表逆になっている池が目についた。池の名前といい、文字が逆になっている看板といい妙に印象に残る池だ。

 池塘、草原は姿を消し笹やアップダウンの続く登山道を進みサワガニ山に到着。北俣ノ水場で今日の夕食と明日の朝食のための水を確保する。地図には往復10分とあるが、滑りやすい岩石の急な下り登りはもっと遠く感じる。

 

1人2リットルづつ補給して重たくなったザックを背負って、さあー犬ヶ岳まではひと踏ん張り。その直下には「栂海山荘」があるはず。急登のアップダウンを繰り返し進み犬ヶ岳へ到着。
「北俣の水場」で水を補給し、苦しい登りを犬ヶ岳へと向かいました。

 

 

 ばらく岩稜帯を進んで行くと色とりどりのテントが目に飛び込んできた。

あこがれの栂海山荘とテント場です。

 13時12分栂海山荘到着。小屋の収容人数は50人ほどなので到着時間によっては宿泊できない心配があったが予定の14時より早めに着いたので無事心配は解消された。

 夕方の小屋前の風景…雲海の中に山々がすっぽりと包まれて幻想的な雰囲気に思わずシャッターを押した。小屋は毛布もあり布団1枚ほどのスペースもあり快適でしたが、隣(福井さん)の隣の男性のいびきが激しく寝付かれなかったのが難点でした。避難小屋の使用料2,000円は箱に入れてきました。

栂海山荘から幻想的な雲海に見入りました。

 



922日(最終日)

505栂海山荘出発〜621黄連山〜703菊石山〜739下駒ヶ岳〜853白鳥山〜1107坂田峠〜1151尻高山〜1351親不知登山口〜・日本海まで下る〜1415親不知観光ホテル(入浴1500までに出る)       親不知観光ホテル(ホテル送迎バス)⇒親不知駅⇒糸魚川(新幹線)⇒東京

いよいよ本日は日本海をめざして最終日。1,593mの栂海山荘をかわきりに75mの親不知登山口まで
ひたすら下る。


          黎明の栂海山荘を日本海向け出発

 505分、まだ暗い中ヘッドランプを付けて山荘直下の急な下りを慎重に進む。途中534分、あまり眺望が良くないながらも日の出を拝むことができた。

 

 白鳥山山頂1287mからは下りのみ、日陰を探し休憩しました。

 黄連山〜菊石山〜下駒ヶ岳まで何度も何度もアップダウンを繰り返してやっと白鳥山に到着した。ここは日本海側からは1,000mを超える唯一の山でここから先は下るのみである。安堵感を覚える。汗ばむほどの陽光の下、ナナカマドの実がたわわに実っている。日陰を求めて休憩タイムとした。
この先、全体的には下りなのだが細かなアップダウンが繰り返しあり、眺望もなく奥多摩周辺の山を縦走している感覚になる。 
                      

坂田峠に到着。ここは車道と交わるためタクシーを待つ登山者が数人いた。峠入口にはお地蔵様がひっそりと1体祭られている。昔は重要な街道の役割をはたしていたとか… 今またS46年に「栂海新道」が開通したため登山者の縦走で新たな役割が生まれたとか。 車道のある坂田峠 峠には一体の地蔵が往時の街道を偲びます

 二本松峠まで来るとやっと「日本海・親不知」の看板が出現し 日本海に近づいているのを実感できた。

親知らず登山口に到着、ここから更に日本海の海岸まで急な階段を九十九折に下りました。

 木々の間から日本海が見え隠れする登山道をひたすら下り14時前に親不知登山口に到着した。

 
まだ海抜0の海岸線までくだらなければ。ながーい階段を下り、波打ち際で手を浸し大満足でした。親不知観光ホテルの展望風呂で汗を流して、栂海山荘〜日本海までの長かった1日は終わりました。(記録:渡辺(綺))

ついに日本海の海岸に到着し、記念撮影です。

 

                              

 

 

 

 
































































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