箱根外輪山縦走

 

【日 程】2015/11/5(木)~2015/11/6(金)

【参加者】山口(L) 渡辺(SL) 堤 三戸(記)

【行 程】

11/5 925箱根町出発→1030箱根峠→1145山伏峠→1240三国山→1340湖尻峠→1415芦ノ湖展望公園→1500湖尻水門→保養所

11/6 保養所→950湖尻水門→1025芦ノ湖展望公園→1115長尾峠→ 1200丸岳→1230乙女峠→1250長尾山→1330金時山→1450仙石



 
【第一日】絶好の登山日和のなか、紅葉と富士山の絶景を求め小田原駅より箱根登山バスに乗車、箱根町に到着する。ここはかっての東海道箱根宿のあったところで、皆様ご存知の箱根駅伝往路ゴール地でもある。外輪山周回コースの入口を探すのに少し時間がかかったが、やがて旧東海道に入り、箱根峠を目指す。箱根峠までの各坂には江戸時代からという石畳が敷かれていたが、丸く濡れており非常に歩きにくい。江戸時代には滑りやすいことから馬にも草履をはかせたそうである。

箱根峠は標高846ⅿにあり、旧東海道で一番標高の高いところにある。ここから山伏峠(標高1,035ⅿ)方面に芦ノ湖スカイラインと並走して外輪山周回コースが伸びている、途中、ススキの穂が密生したススキのトンネルを潜り抜けるような道もあったがアップダウンは穏やかで整備されており歩き易い。


芦ノ湖展望公園へ着きました

 時折、正面に富士山、右手に芦ノ湖の景色を楽しみながら三国山(標高1,102ⅿ)、湖尻峠(標高1,1,018ⅿ)と進み芦ノ湖展望公園に着く。芦ノ湖の展望は素晴らしく、すぐ左手の箱根スカイラインからのドライブ観光客とも一緒になり、写真撮影のお願いとなった。公園の少し先で道は二手に分かれ、直進は翌日向かう長尾峠、右手は湖尻水門へ下る道となる。

 当初、一日目はこのまま長尾峠、丸岳を経由して乙女峠から乙女口へ降りる予定であったが、乙女峠―乙女口間で倒木のため通行不能との看板を見ており、無念(?)ながら手前の湖尻水門へ下りることとなった。実は秋の日暮れは早く、疲労も溜まっていたため手前で切り上げたのは正解で「ラッキー倒木」と私自身秘かに感じていたところであった。湖尻水門からバスで強羅に入り、山口(L)のコネで予約の「保養所」に宿泊となった。

保養所では立派な温泉と豪華な夕食を楽しみ、とても山行宿泊とは思えないセレブ感覚で眠りについた。

 

【第二日】

翌朝、目が覚めると眩しいくらいの青空が広がっていた。昨夜の温泉と豪華夕食でスッカリ疲労も消え失せ、元気に保養所を飛び出した。

再び湖尻水門から外輪山周回コースに入り、静岡、神奈川両県をまたぐ位置にある長尾峠へと向かう。長尾峠には標柱はあるが展望は望めない。ここを通過し丸岳への途中、左側に広場がありここから雄大な富士山を見ることが出来た。まさに世界遺産、「日本一の山」の雄姿であった。

やがて丸岳(1,156ⅿ)から眼下に仙石原、芦ノ湖を望み、明神岳、明星ケ岳の稜線を覗い爽快な気分を味わった。

30分程歩いて乙女峠(1,005ⅿ)に着く。乙女峠の由来は「昔、仙石原の娘が父親の病を治そうと峠の地蔵堂に通い、満願の日に父親の病は治るものの峠の雪に埋もれて死んだ」との悲話からであり、金時娘を指すものではないとのことである。

 

長尾山(1,144ⅿ)を経て、1330分金時山山頂(1,212ⅿ)に登りつく。ここで富士山を背景にお馴染みの「金時鉞(マサカリ)」をかつぎ記念撮影となった。

 金時茶屋での名物「なめこ汁」(500円)に舌つつみを打ちながら遅めの昼食をとる。我が女性陣が、昭和天皇から名を賜ったという「金時娘」(82歳)と握手し「お肌がすごくきれい!!」と言ったところ、大変な恥ずかしがり様で、幾つになっても女性らしさを感じさせる姿であった。 

今回は金時山からの明神岳、明星ケ岳への縦走を取りやめ、仙石への下山となった。宮城野温泉会館にて疲れを癒し、ビール片手の反省会を行った。 

“まとめ”としては

休憩、昼食時間等を含むコースタイムでの全35㎞速足山行に挑戦し、ほぼ達成出来た。

秋の夕暮れは予想以上に早く、当初予定の2/3距離の山行となった。

紅葉は少し早かったが、絶好の天気と湖、富士山の絶景、温泉三昧と豪華夕食に全員大感謝・満足で終了!

 

































































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