行ってみないと判らない?!

−四十八瀬川・ミズヒ沢遡行−

遡行日 2015.10.31 

参加者 L・田口、蓬生()

 

丹沢の沢はヒルが増えたことから夏場は敬遠していたが、四十八瀬川最奥の沢に行ってきました。渋沢駅から大倉に向かうバスは、臨時便も運行されるほどの混雑でした。満員のため1本遅らせて乗車した。

大倉から林道終点へ行き、沢沿いの作業道を使って、堰堤二つを越えたところで沢に降りる。困難はないだろうと沢靴に替えただけで、ハーネスもお助け紐もザックから出すことをしなかった。歩き始めるとすぐに大滝。落差は25mともいわれ、圧巻だ。紅葉が始まりかけているが、曇り空で色彩は冴えない。この大滝は登ることはできそうになく、素直に巻く。入渓者が少なく、踏み跡は定かではない。流れに戻りたいが、懸垂をするにも30mザイルでは下降を要する半分にも満たず、ハーネスの装着もしていない。ザイルを出して斜面をトラバースし、なんとか流れに戻った。

ミズヒ大滝 F2 滝の左隅コーナーを上がる

大滝の巻きを終えるとすぐにF2、倒木を避けながら左隅をあがった。この後に3m程の滝が現れるが、左右とも岩がボロボロと剥がれる。出口は木の根を利用して乗越した。

CS滝の下段 CS滝の上段

 2段のチョックストーン滝の下段4mはホールド乏しく、一苦労。T氏にはお助け紐を出す。上段は問題なく通過する。この上は伏流となり、崩れやすいガレを進むと藪漕ぎもなく鍋割山直下の登山道に出た。思いのほか時間もかかったので、頂上はパスして後沢乗越経由で林道終点に降りる。運動靴に履き替え、大倉バス停に戻った。秋は日暮れが早い。スギ林の中では灯りが欲しいほどだった。

やはり楽勝・簡単な沢はなく、状況に対応できる技量や判断が必要とされ、「行ってみなけりゃ判らない」ということのようです。ちなみに、ガイドブックによるとミズヒ沢は中級に分類されています。

 

コースタイム

 渋沢820=バス⇒835大倉840945二俣→1025入渓点10451100大滝1135高巻き終了→1300チョックストン滝→1415登山道(鍋割山南のピーク1250付近)143015:35ミズヒ沢を渡る橋15:501710大倉1723=〈バス〉⇒1738渋沢

 
































































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