晩春の富士外輪山を歩く・・・  釈迦ケ岳・黒岳(  1641m       1793m)

日  程  201553() 晴

参 加 者  (L)金子、渡辺綺、渡辺綾、星野、長谷川、石井、松下、関山()

アクセス  JR中央線/新宿発6:39 7:45着高尾駅(乗換)7:46/富士急・河口湖行 →9:22着富士山駅(乗換/富士急山梨バス)9:3010:11着すずらんの里入口

アクセス(復路)  三ツ峠入口発16:32/富士急山梨バス →16:48着河口湖駅(打上呑み会)18:27 19:20着大月駅(乗換/JR中央線)19:25 →高尾駅着20:07

コースタイム

  すずらんの里入口発10:20 → 釈迦ケ岳登山口10:55 → 登山届ポスト11:15 →稜線11:45 → 岩場12:00 → 釈迦ケ岳頂上12:15-12:40 → 府駒山13:15 →分岐13:30 13:35日向坂峠(どんべえ峠)13:40 →黒岳頂上14:50 →御坂峠15:35(通過)→三ツ峠入口バス停着16:25

 

 

今日はワクワクしています。

当会で一番若い山ガールと一緒の山行だからです。彼女に会ったのは昨年の9月の例会でした。乾徳山に行きたいと言っていたのが印象に残っています。その後、乾徳山に行ったことを会報で知りましたが、その他にどのような山に行ったのか、そしてどのような登山をしたいのか等をお聞きしたいと思っていたのです。教育部としてこのような若い会員の方や初心者の方には、低山ハイクから、縦走、沢、岩、冬山など山の世界を広く経験してもらいたいと願い、又そのための応援もしてまいりたいと考えているのです。(寄り添いのおもてなしというものです。)そして高尾駅に向かう中央線の車中で、いろいろとお話しを伺うことができました。教育部で考えている種々の登山メニューのこと、それに係わることの可否、仕事と登山の関係、海外登山のこと、等々についてお聞きし、今後の新人教育のあり方の参考にしてまいりたいと考えています。

 

高尾駅から乗った河口湖行の電車は登山客や子供連れの観光客などで混雑していましたが、途中からメンバー全員は座れるようになり、車窓からは富士山も見え始め、その雄姿を見た外国人が感嘆の声をあげていました。富士山駅で下車し、駅前から「芦川農産物直売所」行のバスに乗り、「すずらんの里入口」で下車しました。

途中河口湖周辺のバス車窓からは、頂上付近に雲がかかったり顔を出したりしている富士山の雄姿を見ることができ、今日は期待が持てそうと気持ちが昂りました。

 

「すずらんの里」という地名があるように、日向坂峠下の南側にはスズランの群生地があり、毎年「すずらんの里祭り」が笛吹市芦川町で開催され、地元の特産品の直売も行われ多くの観光客が訪れ賑わうようです。今年のすずらん祭りは5/30,31とのことです。(小樽の留守宅から3年程前に移植したスズランの苗は東京の自宅のプランターで立派に育ち、先週きれいな花を咲かせ甘い香りを放っていました。)

 

バス停で各自パッキングやストレッチをし、靴ひもを締め直していよいよ出発です。

 

 

バス停で各自パッキングやストレッチをし、靴ひもを締め直していよいよ出発です。

 

川沿いの芦川ハイキングコース案内図を見て、これから進むコースを確認し山容をイメージしました。

 

すぐに橋を渡ると遠方に雪を抱いた南アルプス連峰が見えてきました。舗装された広くゆるやかに続く登り坂の車道(のどかな芦川の集落を高度を稼ぎ、体が温まります)35分程歩くと釈迦ケ岳登山口に着きました。

 舗装された広くゆるやかに続く登り坂です。雪を抱いた南アルプス連峰が見えます。

釈迦ヶ岳登山口です。

 

釈迦ヶ岳登山口です。ここからは道幅が少し狭くなりますが、車の通れる舗装された斜度のきつい枯葉に覆われた登山道となります。この古い舗装された登山道を20分程歩くと登山ポストのある地点に着きました。

 

 

 

 

 

ここで舗装は終わり、本格的な登山道となり、道幅も狭く急登が続くようになりました。新緑の芽が出る前の明るく開けた広葉樹林の静かな急勾配の枯葉道を30分程行くと稜線に出ました。

新緑の芽が出る前の明るく開けた広葉樹林の静かなみちです。

 

釈迦ケ岳頂上です。多くの人たちでいっぱいでした。

 

 

そして15分程行くと岩場となり、ロープの備えられたゴツゴツした岩道を15分程登って釈迦ケ岳頂上に着きました。歩き始めて約2時間です。私たちの先を行く人たちはいなかったのに、頂上には多くの人たちでいっぱいでした。

 

 

釈迦ケ岳頂上からは雲に隠れた富士山とリニアモーターカー実験線のトンネルフードが見え、富士を背に鎮座する2体の地蔵さんの笑顔が疲れを癒してくれました。頂上までの厳しい登りを皆快調に歩行し、晩春の陽ざしの下でおにぎり、カップ麺、パン、りんご、グレープフルーツ、いちご等、それぞれに持参したものを皆分け合っておいしく食べました。25分程の休憩を取った後、黒岳を目指して出発です。

釈迦ヶ岳頂上の二体のお地蔵様です。生憎背後の富士山は雲の中です。

ロープのある急坂のアップダウンする岩場や落葉道を35分程行くと府駒山を通過し、更に15分程行くと日向坂峠手前の分岐に差しかかり、まもなくして車道に出ました。ここが日向坂峠(どんべえ峠)です。

黒岳頂上は眺望が開けませんが御坂山塊の盟主です。

 

 

この車道を横切って登山道に入ると足に優しい枯葉道の登りが30分程続き、その後急峻な登りが約40分続き黒岳に至りました。このコース最後の踏ん張りどころですが、長くとても苦しい道のりでした。頂上は眺望が開けませんが御坂山塊の盟主です。そこそこに写真を撮って最後の下山を始めます。

御坂峠までの尾根沿いの緩やかな下りを約45分行くと、急に開け御坂茶屋の朽ちた建物が目に入ります。

 

 

そして、バス停(三ツ峠入口)と書かれた道標に従って下山して行きます。比較的緩やかなジグザグと続く落葉がふかふかの気持ち良い山道を、バスの時刻に間に合うように急いで下山しました。バスの発車時刻の7分前にバス停に着きましたが、甲府発のバスは道路渋滞で少し遅れて到着しました。

バスを待つ間の皆の顔には、疲れはあったものの無事に登攀できた喜びと充足感に満ちた笑顔が浮かんでいました。全行程6時間を皆頑張って歩きました。

美味に酔い乾杯! 

 そして、ご褒美に河口湖駅前の郷土料理店で乾杯をしました。登山という一つの趣味を通して共有する互いの係わりも、「あんなこともあったけれど、私たちは乗り越えてきたね」と思いだせる出来事があればあるほど、豊かな人生になるのだと思います。今日の山行で、辛い登りを共に乗り越えたこと、美味しい食事を共にしたこと、無事に下山しビールで乾杯し共感したことなど。今日一日を豊かに過ごすことができました。






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