御前山山行記録(奥多摩三山計画の2/3)



当初の山行計画は

奥多摩湖バス停・・・惣岳山・・・御前山1405m・・・鞘口山1142m・・・鋸山1109m・・・愛宕山499m・・・奥多摩駅を計画しました。

1/18の降雪に伴いルート変更と雪山山行に変更しました  雪があっても山に行きたい!

関東近郊の山は、一部を除いて積雪があるといっても、八ヶ岳や北アルプスを登るような本格的な技術も道具も必要ない山が多いように思います。無雪期の延長でそれほど無理なく登れてしまうところが多いのです。一年を通じて山登りを楽しむためには、雪との付き合い方を知っておいて損はありません。いきなり本格的に雪山装備をそろえなくても、徐々にそろえていけばいいのです。下記のように奥多摩湖バス停・・・惣岳山・・・御前山1405m (往復)に登山ルートを変更しました。

日 程  2016. 1月24日() 参加者L関山、三部、今岡 ●集 合JR新宿駅 11番線ホーム後方(渋谷寄り) am:30

アクセス ) JR新宿駅(7:44)----<ホリデー快速おくたま3>---奥多摩駅(9:16)/乗換(9:30) ---<西東京バス>---奥多摩湖バス停(9:45)

) 奥多摩湖バス停(16:22)---<西東京バス>---奥多摩駅(16:39) JR奥多摩駅(16:57)---<ホリデー快速おくたま6>---新宿駅(18:22)

行 程 奥多摩湖バス停 ⇄ 御前山 (往復)

奥多摩湖バス停(10:00登山開始)・・・小河内ダム歩行・・・登山口(10:20)・・・サス沢山(11:50)・・・惣岳山(13:20)・・・分岐・・・御前山(13:50-14:00)・・・惣岳山(14:20)・・・サス沢山(15:20) ・・・奥多摩湖バス停(16:20) 歩行時間: 6H20M(休憩時間を含む) 下山予定時間 16:39/JR奥多摩駅 雨天中止

個人装備 積雪期冬山装備(4シーズン登山靴、冬用登山靴)、簡易アイゼン(本格アイゼン)、スパッツ(ゲイター) (3シーズン登山靴、夏用登山靴の場合はオーバーシューズを着用)

  トレッキングポール

JR新宿駅ー奥多摩駅/往復 ● 交通費2,160+バス料金/奥多摩駅ー奥多摩湖バス停/片道350=合計2,510



 

山行中止にする

 




1/23(
)19時のNHKの天気予報では、東京を含む周辺地域の今夜の雪は2から5cm程度で、夜半からは天気も回復して晴れ間が出てくると報じています。

 

 

しかし、現地奥多摩地方の18時の天気予報では、晴れ間が出るものの気温が低く風も強く「登山に適していない」と報じています。(下記図表参照) 日本全国(特に九州、中国・四国、関西地方)が強い冬型の気圧配置の影響を受けるものと考えられることから、明日の山行は残念ですが中止に致したいとの結論に至りました。せっかく準備をして楽しみにしていらっしゃったことと思いますが、申し訳ございません。

 

 

 


 

 

 

中止にしてしまったことは正しい判断だったのか、現地調査に出かけた。結果は? 

 

御前山山行を中止にしてしまったことが正しかったのか?、何故地元の天気予報では天候は晴れでありながら登山に適さないと報じているのか? ということを自分なりに見つめてみたいと思い、今朝、山行計画通りに一人で出かけてしまいました。新宿からのホリデー快速は多くの空席がありました。ホームで列待ちをしている登山客の登山靴を見てみると多くの人は冬靴を履いていないように感じました。乗客の多くは御嶽駅で下車し、終点の奥多摩駅ではバス1台に乗れる程度の人が降りました。

           

DSCN0884小河内ダムの堰堤を歩く(奥多摩湖は風が強く波打っています)

 

バス乗客の半分程度の人が奥多摩湖で降りましたが、写真撮影に来た人がほとんどで、登山口にむかったのは私一人でした。ここは、地元天気予報が報じていたように北風が非常に強く、湖面は波打っていました。

 

 

 

強風の中をダム堰堤の上を歩いて渡り切って登山口のある広場でオーバーシューズを履き、アイゼンを装着しましたが風が強くとても寒く、手がかじかんで作業に時間がかかってしまいました。
DSCN0886DSCN0908
夏の登山靴の上にオーバーシューズを履きました

 

 

DSCN0888
登山の出立/ユニクロのネックウォーマー&イヤーウォーマー、ヒートテックライニンググローブ

 

登山口からサス沢山までのタイムは計画通りでした。登山の途中でゴーゴーと凄まじい風の音に見舞われた箇所もありましたが、雪上をサクサクと一人静かに歩行を楽しむことや陽だまりで休息をとるができました。

 

 

 

 

この先の御前山にも挑戦しようと思いましたが、軽アイゼンでこの先を一人で歩行するのは危険であると判断(特に下山が危険で困難になる)し、サス沢山でユーターンすることにしました。
DSCN0910
登山口からサス沢山への急な登山道を登りました

 

 

サス沢山山頂からの大眺望/奥多摩湖と小河内ダムを望む

 

 10:20登山口出発 → サス沢山11:50-12:10下山 → 頂上広場13:00-13:20 → バス停14:00現地の天気予報で「登山に適していない」と報じていたとしても、天気はよいのですから、とにかく現地に行ってみる勇気が必要であったと思いました。

 

 

アイゼンを履いて雪道を苦労しながら登り下る経験をしてみることが大切であったと思いました。歩いてみて、どんな服装(レイヤード(重ね着))をしたら汗もかかず、かいたとしてもどのように対応したら良いのかなどの知恵や工夫が経験を通してできるのだと思いました。東京近郊の低山で、雪道を歩ける楽しみを経験できるのは、降雪のあったその時しかないのですから、今回は決行すべきだったと思いました。メンバーの技量や経験を加味しての難しい判断だと思いました
DSCN0904サス沢山山頂ある無線施設

 

 

DSCN0903サス沢山から断念した御前山方面への道

 

 

 

DSCN0911
サス沢山を下山し、登山口近くのお小河内ダムを見下ろす頂上広場快い陽だまりでした。

  

簡易アイゼンの足跡  アイゼンの爪が効く範囲はこんなに狭い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 































































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