太平アルプスハイキング(観桜の山旅)

(栃木県・太平山(オオヒラサン)周辺の低山山行)

山 行 日  2016年4月3日()

参 加 者  三戸、松下、三部、吉田、関山()

アクセス/コースタイム

     浅草駅(8:10)---<東武日光線/快速>---新大平駅(9:21)

     新大平下駅(登山開始 9:35スタート)・・・・太平山登山口(10:10)・・・・謙信平展望台(10:40)

     ・・・・太平山神社(11:10 [昼食]  12:20)・・・・太平山/富士浅間神社(12:40)・・・・

     ぐみの木峠(13:00)・・・・晃石山(13:40)・・・・清水寺(14:20)・・・・新大平下駅(16:10)

     新大平下駅(16:53)---<東武日光線/快速>---東武浅草駅(18:05)

 

東京は3月21日に桜の開花宣言が報じられたというのに、冬の寒さが戻ってきてしまいなかなか開花が進みません。例年の桜開花時期を参考にして、太平アルプスの山行日を決めたのですが心配になってきました。インターネットで現地の開花状況を見てみると、「つぼみ」状態であることが長いことつづき、ようやく「1分咲き」となり、山行日直前には「7分咲き」と開花が急に進んだことを報じてくれたので、ホッとしました。天気予報では当日の天候は、オホーツク海からの冷たい東風が入り込むため終日曇り空で、ヒンヤリとした空気に包まれると報じていました。しかし、当日の東京は、早朝より小雨が降っていて、「山行はどうしますか?」との天候を懸念する電話がありました。でも、雨はあがるとの判断から、

予定通り決行しました。

電車が利根川を渡り、栗橋を過ぎた地域に入ると雨は降っていませんでした。(雨があがったのではなく、栗橋以北は雨が降らなかったのです。) 利根川沿いの堤防には帯状に菜の花畑がつづき、どんよりとした空模様の中に春の到来を告げており、その美しさに車内で感嘆の声があがりました。

 

電車は予定通りに新大平下駅に到着し、個々にパッキング、ストレッチ等の準備をして、いよいよ出発です。舗装された平らな農道を、麦畑やブドウ畑、春の草花を見やりながら、のんびりと登山口を目指して歩きます。JR両毛線の大平下駅の前を通り、田園風景の中の広域農道を横切って、しばらく行くと登山口に着きました。皆元気で、とてもいい笑顔をしています。

 

登山口から約30分で謙信平展望台に着き、途中満開に近い桜並木の下を歩いて、太平山神社に向かいました。

太平山神社のたたずまいは丹沢の大山・阿夫利神社にどことなく似ています。皆、手を合わせお参りをし、神社のはずれにある展望所の茶店の前のテーブルで昼食をとることにしました。名物のだんご・焼き鳥・卵焼きを注文し、皆それぞれに持参した稲荷ずし、ワカメの酢味噌和え、お煮しめ等をいただき、日本酒もちょっとだけいただいて、観桜の山旅を楽しみました。


大平山山頂

ぐみの木峠

 

大平山神社の脇に急な登山道があり、ここからひと登りすると木立に覆われた富士浅間神社に着きます。

小さな神殿が祀られていて、この裏側に山頂があり、記念写真を撮りました。太平山の山頂からは急な坂道を下り、狭い車道を越えると杉林の中のぐみの木峠に出ます。

 左手には大中寺へと下る道が分岐していますが、ここをまっすぐに明るい稜線をたどって晃石山に向かいます。この辺りは関東平野の展望が開けて、筑波山などが見えるのですが春霞で生憎見ることができません。やがて晃石山山頂に着きました。ここには一等三角点と小さな祠があり、このアルプスでの最高地点となります。ここを少し下ると晃石神社があり、晃石山の名前の由来となった鏡石が置かれていました。

 

ここからは、岩混じりの急な下り坂がつづき、やがて落ち葉に覆われた登山道となり、ルートが一部不明瞭なところもありますが、清水寺に到着します。

清水寺 千手観音

 

 清水寺からは里山の裾野と田園地帯の農道を、春の草花を愛でながらゆっくりと新大平下駅まで歩きました。駅の待合室で、登山の無事を祝しビールで乾杯し、楽しく談笑しました。

  俳句を3句・・・

菜畠に花見顔なる山ガール  ・いっぺんに桜の空となりにけり  ・里山の匂いあふれて新燕

 

 

































































inserted by FC2 system