中央本線沿線の山 権現山1311.9m

期 日: 2016.03.05(土曜日)晴れのち曇り

参加者: L佐藤、飯嶋、上野、渡邉(美)、得津

タイム:

上野原駅(発)830─(バス)─905(着)初戸─(林道脇でストレッチ)─1000腰掛集落─1007鶴川の木場渡る──1033大久保沢近くの尾根を登る─1100 650m付近岩稜帯─1035m付近12181248昼食──1345権現山山頂1410──1500淺川峠──1541浅川バス停──1615浅川公民館バス停──1705大月駅 駅前浜野屋で打ち上げ 1838中央本線・京王線で帰京

 昨年1028日の南ア塩見岳の発病以来の療養からの復帰して初めてのリハビリ山行をやろうとの事になりました。問題はあの病気以来の山行以来の私の体調です。病院であらゆる検査の2ヶ月でしたが、全く問題点はないとの診断でした。早速2月よりウォーキングをスタートして体力の回復に努めましたが、山を歩いていないという一抹の不安感がありました。

 上野さんが「山と渓谷3月号」に掲載されている「静かな山の権現山」はどうかとの話。私が数年前に権現山を源流とする大久保沢の沢登りで権現山と雨降山の中間の稜線に登ったものの其の時は権現山に登らす、下山して残念な思いをしました。そのような経緯から権現山に登ろうとの事になりました。参加者は塩見岳に同行頂いた上野さんと飯嶋さんに加え、女性の渡邉(美)さん、ハードな仕事の合間を縫って得津さんの5名で権現山に登る事になりました。


初戸バス停を下車、腰掛集落への途中の林道脇でストレッチ

 中央本線上野原駅に825分に全員集合、早速バスに乗り込み初戸バス停で下車、林道途中で久しぶりの上野さん指導のストレッチを受けた後、曲がりくねった林道を歩き腰掛集落に到着しました。

 

 


腰掛集落手前から見る権現山(左のピークです)

http://sankakuten.web.fc2.com/clip_image0021824.jpg

昨年9月沢登りで鶴川をロープをつけて徒渉していますが、今年は同場所に木橋がかかっています。おっかなびっくりで橋を渡る私です。 

 集落でお年寄りに鶴川渓谷は木製の橋は架かっているよと云われ、半信半疑でしたが部落から畑の間を渓流に下ると美しい清流に丸太4本を組んだ木橋架かっていました。上野さんはこんな美しい流れは素晴らしいと感激でしたが、この木橋に私は内心冷や冷やでした。皆はスイスイと渡りましたが、私はストックを付きながら恐る恐る渡りました。はてはて先が思いやられることでした。

 

ここからは私が先頭を歩き、飯嶋さんが私をサポートする体制で出発しました。出発して直ぐに大久保沢と合流点を渡ると尾根の入口で作業道用のロープが下がっており、それを使い尾根に這い上がり、暫くは間伐作業の後をジグザグに登りました。
鶴川を渡り大久保沢入口を渡って権現山直登の尾根にとりつきます。

標高650mの岩稜帯を登ります。写真よりかなり傾斜がありました。

 地図上の603m地点までは順調でしたが、標高640mを過ぎると突如として尾根は狭くなり岩場の連続となります。岩と落葉のミックスは登り難い。木や岩に掴まり体を引き上げる思いもかけない難コースでした。

ルートは権現山の地図をつらつら見るに北に立派な尾根がどうしても目に付きます。腰掛集落の付近は大久保沢で経験済みなのでその近くの尾根筋ルートを登って見ようとの気持ちになりました。その時は楽観的にこの尾根なら楽勝との安易な気持ちでした。

 

それでも30分ほど登ると岩稜帯もなくなりましたが、相変わらす急傾斜の落葉の上を歩くので木を掴まりながらの登山でした。

 

標高900mより中腹は気持ちより落葉樹のルートを歩みます

 

標高900mを過ぎ1200mの間は緩やかで静かで落葉樹の中を気持ち良く散策するような素晴らしい尾根道でなんとなく踏み跡もあるような感じです。

 

 

最後の登りで踏み跡は権現山を迂回して雨降山への稜線方向へ向かっているため、再び権現山には枯葉の積もる急斜面を木に掴まりながら体を持ち上げて登りました。

権現山最後の登りを木に掴まりながら登りました。

 

1400難しい尾根で予定より1時間権現山山頂に到着が遅くなりました。

 14時前に漸く権現山山頂に到着、記念撮影をしたり、静かな素晴らしい雰囲気を山頂を楽しみました。生憎暖気が入って富士の大眺望はありません。皆から私にリハビリ山行とは見えなかった。元気だったとの励ましの言葉を頂き、内心は「まずますだったかなー」との気持ちで大変有難く感じました。しかしこれから帰りがやっぱり心配です。下りは登りより、よりバランスを要求されます。果たして「大丈夫かなあー」と気を引き締めます。

 


静かな浅川峠です。ハイカーで賑わう扇山も北の浅川峠からの道は踏み跡も細くなっています。


浅川バス停に到着し、バス時刻を確認します

 

下山は静かな落葉の尾根道を一気に浅川バス停に下山しました。下山で不安を感じることも忘れていました。浅川バス停ではやや時間が余り、ここで待っていても夕方の冷え込みが忍び寄ってきたので、少し先の浅川公民館まで歩きました。

 

 

このあたりの集落の家々が非常に立派なことに感心します。家の形から多分養蚕を生業にしていたのでしょう。浅川公民館前で大月までのバスに乗り、駅前の浜野屋で楽しく美味しく飲んで食べて打ち上げました。
下山した浅川の集落の立派なたたずまいに感心しました。

 久しぶりの山行で最初の鶴川の木場渡る時は不安でしたが、途中ではリハビリ山行の目的を忘れて汗をかき、楽しく登らせて頂きました。参加者の皆様ありがとう御座いました。4月には泊りがけ山行も出来るようになりたいものです。これからもご迷惑をお掛けしますが宜しくお願いします。(佐藤)

 

 





















































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