南アルプス 小河内岳 3,802

日 時:112日(水)〜115日((土)

参加者:L佐藤 川田 得津 吉岡 福井

コースタイム
112日 
新宿20:50発→松川IC→ホテルフタミにて仮眠

113日 
ホテルフタミ4:50──(タクシー)──鳥倉林道ゲート前(6:21)→登山口(7:10
水場(9:53)→三伏峠小屋(11:35)→烏帽子岳(12:50)→小河内小屋(15:00)【泊】
114日 
4
00起床 得津さんの体調を見る 850出発 900小河内岳──950前小河内岳──952烏帽子岳──1215三伏峠小屋──コル──1450登山口──1530ゲート登山終了15:45──(タクシー)──17:20飯田市おおはしホテル【泊】

115日 
飯田商工会館954──(高速バス)──1415バスタ新宿(解散)

 

仮眠先のホテルフタミからタクシーで鳥倉林道ゲート前まで向かう。付近の山々の紅葉が思いがけず綺麗で気分も良くなってきました

 

鳥倉林道ゲートより登山口まで紅葉の林道を歩きます。

 

。ゲート前から舗装された林道を45分歩き登山口に着きました。「日本で最も高い峠 三伏峠まて約4km 徒歩時間3時間」の看板が目に着きます。

 登山口に目をやるといきなり急登に見えたので久しぶりの重い荷物で登れるのかと不安になってきました。得津さんを先頭に登り始めましたが、急登は短く、得津さんは不調との事で、ゆっくりペースで歩いてくれたので助かりました。 三伏峠まではカウントダウンのような標識があり1/10から10/10まであります。

ダラダラとした登りで高度を上げていきますが、何個所か木のハシゴがあり、先日降った雪が付いていて滑りそうで怖かったです。
三伏峠までのトラバース道の桟道は雪で滑り易く緊張しました。

「ほとけの水場」で水を補給して行きます。

 3/10付近で会ったおじさんは、小河内避難小屋まで行くとの事で、綺麗で良い小屋だと言ってました。私たちの予定はその先の高山裏避難小屋でしたが、時間的にもそこまで行くと暗くなりそうだし、綺麗な小屋と聞いて、私の中では今日はそこで良いなと思いました。リーダーの考えも同じで、小河内避難小屋は水がないので、途中の「ほとけの水場」で一人2Lの水を補充しました川田さんは4Lも持ってくれてとても助かりました。水を補充してから、ザックも一段と重くなり、三伏峠小屋まではとても長く感じました。川田さんは大変だったでしょう。

 

あんなに元気なのは、食事かな。「食べる事は大事だよ」と、ポテトサラダ、コロッケ、バナナ、柿といろんな食材を食べていました。パンしか持ってこなかった私は、飽きてしまったのでとても参考になりました。
冬期閉鎖に入った三伏峠小屋の前で昼食を摂りました。

 

三伏峠からは背後に常に塩見岳が聳えていました。

 

三伏峠から小河内避難小屋までは、気持ちの良い稜線歩きです。富士山が大きく見える風のない場所で休憩をとり、塩見岳を堪能しました。

 

時折吹く強い風とアップダウンの道は小屋までとても長く感じましたが、小河内避難小屋はメルヘンチックな可愛らしいとても綺麗な小屋でした。
小河内岳3802mの肩に小さな避難小屋が見えますが、アップダウンがあり、なかなか近づきません。

 

途中で会ったおじさんとは抜きつ抜かれつで今夜は同居です。今年3回も登っているそうで、この小屋の主のような方でした。夕食は佐藤さんのカレーです。お肉たくさんのとても美味しいカレーでした。

 得津さんの体調は思わしくなく、明日回復する事を期待して早めに寝ました。(福井記)

 

 

 

 

 114 4時起床。 得津さんの具合がよくならないため、リーダーの即時の判断で下山することとなりゆっくりと朝の時間を過ごす。

IMG_0735614分 富士の肩のご来光を楽しみました。

 

その一つが富士山からの日の出鑑賞。ダイアモンド富士を狙って今年3回目という愛知からきているというおじさんの横で、邪魔にならないようシャッターチャンスを待ち、とれた写真がこれです。ありがたい瞬間でした。 

  

 

得津さんは予定変更のことをとても気にしていましたが、ゆっくり山行のおかげでのんびりと時間を過ごせ、みんな笑顔です。15時無事に登山口に到着。
DSCN0199小河内岳小屋の前で富士をバックに記念撮影

 

DSCN0198塩見岳、遠くに甲斐駒、仙丈ケ岳も見えました。

 

松川近くの温泉旅館で体を休める予定でしたが、部屋はどこもは満室とのことなので、飯田までタクシーで行ってもらいビジネスホテルで一泊。夕食は久しぶりの焼肉です。とても楽しい時間でした。得津さんはというと、かわいそうでしたが部屋で一人お留守番。体と胃腸を休めてもらいました。

明日は元気になってね!(吉岡記)

 

 

リーダー雑感(佐藤)

 

得津さんは体調不調にかかわらず頑張ってチームのペースが遅くなることはありませんでした。とにかくよく頑張りました。

天気は良く、風もなく絶好の数日に恵まれそうでした。この時期悪くすると冷たい風と雪にみまわれ悲惨ですが、天候が良いと一年で最も素晴らしい景色に恵まれます。

荒川岳と右遠くに赤石岳、聖岳です。

 

私の一番、気にしていたことは3日目のコースタイム9時間半、荒川小屋〜標高3120mの高峰赤石岳へ登り、椹島に下る事でした。朝まだ暗い5時に出発しても重荷と休憩を考慮すれば椹島に暗くなった17時頃になるでしょう。日の短い秋の一日にとっては大きなリスクです。

IMG_0737帰り道も終始 富士が見守ってくれました。

 

途中の赤石小屋に泊まれば3日目は楽ですが、最終日は3時間30分の下山のあと椹島から特殊東海フォレストの規則から送迎バスに乗れず、畑薙ダムまで5時間半の林道歩きをしなければなりません。

 2日目の荒川小屋まで足をのばすと、そこは行くも帰るも2日間はかかります。メンバー全員の充実が欠かせません。ここでは迷わず引き返し、来年の今頃再度訪れたいと思いました。楽しみは先にとっておきましょう。

幸い南アルプスの主稜線を歩き、素晴らしい景色を堪能して全員で大いに満足しました。

 











11/3 621 松川IC近くのホテルフタミをまだ暗い4:50頃出発し、からタクシーで80分、寂しい大鹿村中心部を抜け、小渋湖畔
を通り、曲りくねった細い道を走り鳥倉林道のゲート(標高1655m)に着きました。

635 舗装した林道を45分登山口まで歩きます。

658 南アルプス前衛の山々も朝日を浴びて美しい。

721 登山口で出発前の朝飯を取って、コルまでの急登に備えます。

919 コルから尾根筋の左脇を緩やかにトラバースしながら進みますが、尾根の北側斜面のため、数日前に降った雪ば薄っすら残り、
足元が滑りそうで気を遣う。

953 高山裏避難小屋では水場が遠く、小河内岳避難小屋では水がないので。「ほとけの水」で各自2リッター程度の水を補給
して登りましたが、これがズシンと重さを感じさせました。

1021 トラバース道の薄っすら積もった雪に恐る恐る歩きました。

1057 三伏峠に近づいて来ると塩見岳が雄姿を現してきました。

1135 三伏峠小屋の前でゆっくり昼食を摂ります。元気者の得津さんも気合がです。今日は無理せず小河内岳避難小屋で泊まることにします。

1251 三伏峠からは景色の良い稜線あるきですが、標高2700m程度の峰々のアップダウンは時間がかかります。

1312 カメラをアップにしなくても大きな富士が目の前にあります。

1439 霧氷の先に富士があります。

1504 3時過ぎに小河内岳避難小屋に着きました。富士山と荒川岳を展望する素晴らしロケーションに小屋はありました。

1506 新雪の荒川岳です。美しい。


1736 日が落ちた空に三日月と宵の明星がセットで楽しませてくれます。

1736



11月4日

442 朝4時に起床、得津さんの腹ぐわい不調でこの先に進むことを止めることにして、のんびりご来光まで時間を潰します。寒いので小屋の中でテントを張ってガスを付けているので温かく快適です。

559 ご来光までの一瞬を待ちます。でも寒くて小屋を出たり入ったりです。

559 朝焼けのシルエットに浮かぶ富士、南アルプスからの富士の姿は最高にバランスが取れています・

615 左から赤石岳 中央やや右が聖岳です。

616 富士の肩から太陽が昇ってきました。

618 富士の山頂からのご来光をダイアモンド富士と呼ぶそうですが、その日はもう1〜2日を待たなければならないでしょうとの事です。 

618 塩見岳への長い稜線も赤く色づいてきました。左端は仙丈ヶ岳、中央ひだりより甲斐駒ヶ岳、塩見岳左肩に北岳を遠望しました。 

849 小河内岳避難小屋前で記念撮影。遅い出発です。

842 小河内岳避難小屋から相変わらず素晴らしい富士が見えます。

902 小河内岳2802m山頂より360°の大展望に感嘆しました。

903 小河内岳岳山頂より小河内岳避難小屋と富士を見ます。室内は整備され快適な小屋でした。

1110 烏帽子岳山頂まで戻って来ました。
 

1112 白根三山も間近に見えます。左から北岳3193m、間ノ岳3189m、農鳥岳3026mです。

1115

1123

1127

1206 三伏峠へ近づいて来ました。左手の大崩壊で国土地理院地図ルートと違って三伏峠の小屋への道は右手の樹林帯の中にあります。

1227 三伏峠に戻って来ました。

1245 行きに緊張した道を戻ります。暫くはまだ凍り付いた雪が残った桟道を下りました。

1447

1500

1511 登山道入口近くの岩壁にも素晴らしい紅葉がありました。ここからゲートまで林道を歩きました。

1519 ゲートに向かって歩く途中も素晴らしい紅葉がありました。

1608 タクシーは鳥倉林道を下って大鹿村のはずれの最奥の集落 こんな山深いのに立派な集落でした。

1926 飯田市のホテル近くの焼き肉屋さんで打ち上げ、焼き肉好きの得津さんが参加できず残念。 

11/6 1005 JR飯田駅前を高速バスが止まりました。

 

      




11/4 下山途中烏帽子岳から見た伊那谷と中央アルプス連山と南アルプスの仙丈ケ岳、甲斐駒ヶ岳、北岳、間ノ岳、そして塩見岳です。

                                                                                                    















































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