雪の谷川岳山行記録

(天神平ピストン日帰りコース)

日 時  平成29年1月3日()

参加者  (L)横山、堤、渡辺綺、金子、得津、関山()
行 程  上野駅5:43---<高崎ローカル線>---高崎駅7:29-----東京駅6:35
               ---<
上越新幹線 Maxたにがわ401>---7:35
高崎駅7:45---<上越ローカル線>---水上駅8:50
                  水上駅9:00---<バス>---谷川岳ロープウェイ駅9:20---<ロープウェイ>---天神平

[登山開始] 天神平駅@10:30・・・天神峠出会B11:05・・・難所D11:50-12:15・・・ラッセル訓練E                                     12:30-12:55・・・熊穴沢避難小屋G13:10-14:00・・・[下山]・・・ピーク地点14:15・・・
                 天神平駅15:25---<ロープウェイ>---谷川岳ロープウェイ駅16:56
---<バス>---水上駅17:41
                 ---<
上越ローカル線>---高崎駅18:47---<高崎ローカル線>---品川駅20:50 
                高崎ローカル線のグリーン車で楽しく歓談し無事に帰宅しました。
 

私事ですが、私は機会があれば雪の谷川岳に一度は登ってみたいと思っていましたが、このような厳冬期に本格的な冬山に挑戦するのは25年振りのことなので、体力、装備、服装などのすべての面で不安がありました。北海道時代には夕張岳、暑寒別岳、無意根山、羊蹄山、塩谷丸山、春香山、目国内岳、旭岳、余市岳、岩内岳、ニセコの山々など、小樽近郊や道央地区の身近な冬山にスキーを履いて登りましたが、年齢はまだ40歳代の若い頃でした。東京に来て、再び冬山登山をやることなど考えていませんでしたが、昨年、帰省して身辺整理をしていたところ、アイゼン、ワカン、オーバーズボン、オーバーウェアー、三層ミトン、スノーブーツ、目出帽などの年代物が出て来たのです。冬山に再度登ってみたいという強い思いが込み上げて来て、早速これらの装備品を東京に送りました。こうしてこの厳冬期冬山登山に挑戦したのです。昨年1/3の谷川岳山行記録に登場する、好天に恵まれた青空の下で谷川岳の岩と雪の雄大な雪山を踏破したメンバー皆さんの笑顔と素晴らしい山岳画像を見たことも刺激になっています。リーダーはじめ強靭な体力の金子さん、得津さん、同世代のパワフルで頑張り屋の堤さん、綺子さんたち皆さんの重荷にならぬようにと挑戦することにしたのです。



高崎駅で合流し、上越ローカル線で終点の水上駅に向かいます。車窓からは山名の分からぬ山々が晴天の陽射しを受けて輝いています。この沿線に見えてくる山々を眺めているのは、楽しいものです。

 <水上駅から谷川岳ロープウェイ駅までのバスの車内> 

 

 

ところが、水上駅に近づくに従って空模様が怪しくなってきました。雪雲が周辺の山々に黒く覆いかぶさっています。車窓の景色も一変し、薄暗くなってきました。水上駅に着くと霙が降っていて、バスに乗りロープウェイ駅に行くにしたがい、雪となりました。バスはガラガラで、途中通過したJR土合駅も雪の中に静まりかえっていました。
<バス車中から見る寂しい感じのJR土合駅前>

 バスの終点には積雪があり寒く、天神平は風雪が強く荒れているようです。正月三が日の天気は晴れと報じられていただけに、不安になって来ました。

バス停<谷川岳ベースプラザ> 

 

バスは終点のベースプラザに予定通りに着きました。ここでオーバーズボンやジャケット、ロングスパッツ、帽子、手袋を着用し防寒対策をしっかりして、ピッケルやストックを持って、往復チケットを購入しロープウェイに乗り込みました。

 

 

 <切符売場/登山カード入れ>

 

 

 

 

  <ロープウェイ乗場>

 

 

 

乗客は少なく待たずに乗ることができ、ロープウェイは揺れもなく静かに上昇して行きます。しかし、周囲の山々は雪雲に覆われて展望がききません。天神平に着くとスノウボーダーもスキーヤーも閑散としていて、吹雪模様です。
<天神平へ向かうロープウェイから>

天神平に着くとスノウボーダーもスキーヤーも閑散としていて、吹雪模様です。

早速、アイゼンを着けピッケルを持って登山開始です。先行する登山者が少なく風雪が強いためか、トレースがあまり明瞭ではありません。でも雪質はパウダースノーで歩行は快適です。



@天神平(アイゼン装着)

 



A 急な登りが続きます/しんどい



B
天神峠との出会

C斜面をトラバース/雪道が崩れる

 

 

D一番の難所  何でもない斜面ですが足場確保にひと苦労

 

 

                   

                    

Eブナ林の中をラッセル/綺子さん、堤さん、関山君の順に 



 




Fラッセル後に尾根上に出ました

G 熊穴沢避難小屋/2m程の雪に埋まっています。先行チームが入口を開けてくれていました。

 

 

 

天神尾根ルートの核心部と言える難所D?は何気ない斜面ですが、積雪量やトレースの付け方次第で歩きづらくなる危険なケ所のようでした。雪壁にアイゼンを蹴り込んで進みます。リーダーと得津さんに足場を作り誘導していただき大変助かりました。小屋に入り風雪を防ぎ遅い昼食を取りました。予定では山頂に着いている時刻です。ここでタイムアウト下山です。横山、綺子、堤、関山、金子、得津の隊列です

避難小屋内/皆ほっと一息! 笑顔になります

 

 

H往路とは違う尾根歩行

 




 

I ピーク1460m地点/山頂気分です 一瞬山頂方面がぼんやりと!

 

 

悪天候で雄大な山容を望めず、頂上を極めることもできませんでしたが、ラッセルやピッケルワークを経験でき、厳冬の寒さの中の歩行も体験でき、次につながる山行となりました。

 

 

 

 










































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