水量の違いは大きい!

2017年最初の沢 房総 湊川・梨沢遡行

 

2017.1.24 日帰り  メンバー L・田口、蓬生(記) 

2016320日に出かけた梨沢は、前日に降った大雨(電車がストップするほど)の影響で、不動滝は巻き道を利用した。七ツ釜は腰以上の水深があって通過できず。左岸の尾根に上がるも下降路を見いだせず、尾根筋を通る登山道を利用して梨沢橋に戻ったのだった。渇水期であればということで、リベンジ山行となった。 

前回と同じ827分着の電車で上総湊駅に降りる。駅前から梨沢橋の少し先までタクシーで入る。素掘りのトンネルを抜け、見慣れた沢に降りる。前回よりもはるかに水量は少なく、溜まりとなったところは当然のように氷が張っている。T氏は沢靴に履き替えたが、私は登山靴のまま行くこととした。砂地には最近のものと思われる踏み跡も散見された。 

前回(2016.3.20)の不動滝 水量の違いが歴然

 不動滝の巻き道を右手にやり過ごすと、この沢唯一の滝が現れる。下部は凍った岩に落ち葉があり滑りやすい。T氏に先行してもらう。

 指先の冷たさを我慢しつつ、私も慎重に上がる。

不動滝を上るT氏

穏かな渓相が続く

 

滝上はこれまで同様に平凡な流れに戻る。

七ツ釜(左:前回、 右:今回)

 凍った倒木を越えるとミニゴルジュといわれる七つ釜だ。前回は腰以上の深さがあった。今日の水深は、脛程度ではあるものの登山靴では通過できず、少し戻って右岸にあるらしい巻き道を探す。頼りなげな灌木では心もとなく、仕方なく沢靴に履き替えて釜を通過した。

この後も水の中に入らなければ通過できない淵があったので、賢明な選択だったようです。「寒さ」という問題はあるものの、なるべく水の中に入らぬように「ヘつり」を楽しむこともできました。二俣(案内板あり)を右に入ると堰堤が現れ、右の尾根に取り付く。沢は平坦だったが、それを補うかのような急登である。登りきったところに石仏があり、ここで登山靴に履き替えた。林道から保田見の集落を抜けて嵯峨山に行くはずが、反対方向に進んでしまい往復1時間ほどの時間ロスとなった。

 

地元の人に嵯峨山への入り口を尋ねる。今年のスイセンは、「9月からの雨量が多くて花のつきが悪く、盛りも1週ほど前に終えている」そうである。来た道を少々戻ると小さな案内板が低木に隠れるようにして設置されていた。嵯峨山は個人の所有地であり、観光などの配慮がないのは当然で、遭難騒ぎがあって地元の関係者が協議して設置に至ったとのことだ。嵯峨山から水仙ピークまで往復する。

 

釜の台から車道経由で梨沢橋に出、朝のタクシー会社に電話を入れると「本日の営業は終了している」とのことで、佐貫町のタクシーを呼び、上総湊駅に戻った。駅前の食堂で軽く反省会をし、帰宅する電車に乗った。

コースタイム

入渓 9:10→ 不動滝 9:45→ 七ツ釜11:05→ 二俣11:35→ 堰堤12:05→ 林道12:25 保田見14:10 釜の台14:30 嵯峨山14:55 水仙ピーク15:10→釜の台15:45→ 梨沢橋16:40・梨沢区公民館17:15=[タクシー]⇒17:30上総湊 

 


































































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