和賀山塊の最高峰へ!  

和賀山塊 和賀(わが)(だけ)

2017424()26()

. 蓬生  田口、堤、吉岡

 

24() 晴れ

“桜まつり”開催中の角館に降りる。タクシーにて真木(まぎ)に向かうが、事前に得ていた情報通り道路災害復旧工事のため真木集落のゲートでストップ。出発の準備をしていると工事関係者の車が来て、幸運にも小路又橋手前の工事現場まで乗せてもうことが出来る(感謝!)

所々雪が残る林道を歩くと、キャンプ場と避難小屋を過ぎて“甘露水”脇の登山口から登ることになる。雪で分かりづらくなっている夏道を拾いながら登り、曲沢を渡る地点〔滝倉(たつくら)という〕から少し上がると台地に到着。滝倉避難小屋跡付近のようだが雪のせいでその痕跡は見えない。そこをベース・キャンプ(B.C.)としザックを下ろす。

 

東京7:36[こまち3]10:40角館11:00[タクシー]11:20真木集落(ゲート)11:35[工事関係者の車]11:50小路又橋の手前→ 12:40避難小屋12:55 13:10登山口12:40 14:55 滝倉(たつくら)・曲沢渡渉点 → 15:00滝倉避難小屋跡 (B.C.)


25() 晴れ~曇り~雨(深夜には雷雨)

 穏やかな天気のなかを出発。気持ちの良いブナ林を北上する。夏道を外れているので赤布などの目印はないがそのまま進み、急斜面をキックステップで登り切ると薬師岳に続く尾根に上がることが出来る。石楠花()帯を抜け、笹を漕ぐと薬師岳に着く。小杉山から小鷲倉までを一望することが出来、小鷲倉のうしろには和賀岳も姿を見せている。薬師岳からの広い稜線は視界が悪い時には迷いそう。小杉山からは遠くに秋田駒ケ岳が確認できる。ここから和賀岳は3つ目のピークになる。この頃、自衛隊のものと思われるヘリコプターが現われ、1時間ほど訓練のためか周辺を飛び回ってから姿を消す。

 

淡々と登って行くと小鷲倉に到着。和賀岳との間にあるピークを登り、さらに淡々と登って行くと和賀岳頂上の手前で、羽後朝日岳から来たという単独行者に会う(エライ!)

小鷲倉から和賀岳に向かう

もう少しで和賀岳頂上

 

和賀岳は頂上周辺だけに雪がなく、草の生えているところ以外はグチャグチャだ。手元にある本によると、頂上について・・・“これは・・・「構造土」と呼ばれるものです。日本海から吹きつける冬の季節風が多量の積雪をもたらしたあと、土中の成分が凍結と融解を繰り返し、自生する植物を剝ぎ取ってしまった結果生じたものです。・・・”と書かれている。

 

 さて、めずらしく頂上での集合写真を撮ったあと下山にかかる。薬師岳からの下りで、往路より東にルートを取ったため、B.C.に着くのが少し遅れる。天気予報によると17時頃から雨が降るということなのでB.C.を撤収して避難小屋まで下ることにする。

避難小屋(ガイドブックでは“休憩所付きのトイレ”となっている) は2006年に新築されとても綺麗で快適に過ごすことが出来る。綺麗なテーブルを囲み残しておいたビールを飲んでいる時に、入口の戸が開き和賀岳の下で会った単独行者が入って来る。

和賀岳頂上 右奥は秋田駒ケ岳

 甲山を経由して来て、このまま帰るといって小雨の降る中に出て行く(さらにエライ!!)。我々は夕食後を適当に過ごし就寝となるが、深夜に雷雨があり一時目を覚ます。

B.C. 5:40 6:40薬師岳西南尾根1100m  6:45 7:25薬師岳 7:35 8:20小杉山 8:30 9:15小鷲倉 9:20 10:15和賀岳 10:35 11:15小鷲倉 → 11:40 小杉山 11:45  12:30 薬師岳 12:35 13:00 薬師岳西南尾根1100m 13:50 B.C. 14:30 15:20林道 → 15:30避難小屋

 

 

26() 雨    

外は雨。林道歩きを1時間40分。真木集落からタクシーで角館駅に近い「かくのだて温泉」へ行きさっぱりする。温泉のとなりで昼食を取り角館駅に戻る。

 

避難小屋 8:40 9:10 小路又橋 → 9:50 真木橋 9:55 10:25 真木集落(ゲート) 11:20 [タクシー] 11:45 「かくのだて温泉」14:30  [タクシー]⇒ 角館

〈お世話になった避難小屋です〉

【参考】・アイゼンは装着せず。

    ・水が曲沢から取れたため、水作りのためのガスは消費せず。    〔記・田口〕

 

 
































































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