雨飾山 1963m

−山頂は雹混じりの雨−

山行日 2017.5.14-16(23)  ◇メンバー 田口・松平・蓬生(記)

コースタイム 

5/14 雨飾高原13:10 14:25 雨飾高原キャンプ場(B.C.)

5/15 B.C. 5:35 ( 6:30 アイゼンを装着) 6:45 尾根状 → 7:05 夏ルートと交差(気付かず)
   7:45
南尾根上→ (7:55 トラバース開始) 9:00黒沢尾根に上がる9:05 10:55笹平 →
   11:35
雨飾山(南峰)11:45 12:10笹平 →(夏ルートを下る) 14:50 B.C.15:25 16:20雨飾荘

 
作図:田口氏

初めてこの山に登ったのは入会後23年の頃、S氏は40代前半、私は30歳位だった。笹平までの登りがたいへんきつかった記憶しか残っていない。シーズン最後となる雪のある山へということで、再訪しました。






林道からの雨飾山

 

5/14 大糸線沿線の田園風景を眺めながら南小谷駅に到着したのは正午近く。村営バスに乗り換えて雨飾高原に向かう。残雪と新緑がまぶしい。今年の林道除雪は遅れているようで、途中からたっぷりの残雪上を夏場にはキャンプ場が開設されるところまでの行動となる。鎌池周辺の散策や山菜を求める人の踏み跡が少々ある程度。登山者の姿はない。多少の整地をしてベースを置く。飲料水は沢の水を採取した。

 5/15 ガスが湧いていてあまり見通しがよろしくない。夏道沿いに進むはずが、奥ワセ沢の取付きを見過ごしてしまう。大海川の本流に行く手を遮られ、傾斜の緩やかなところから斜面をあがる。

一旦はブナの木に示されたペンキマークを確認するも、夏道を横切る形で南尾根にでてしまう。この尾根は主に山スキーをする人たちが利用するが、1838m先には岩峰があって登攀は容易ではない。GPSで現在地を確認して軌道修正。荒菅沢を越えるためにバックステップをまじえて100mほど下降する。

 

途中休憩の後、以前に登った天狗原山・金山を背に荒菅沢左岸の黒沢尾根を上がる。結構急な雪面が続き、梯子や露岩の出ている箇所もある。

黒沢尾根上から雨飾山方面を見ます

黒沢尾根を這い上がり稜線はもうすぐ

 

稜線にでると平坦な雪面(笹平)の先の一段高いところが雨飾山の頂上だ。このころから雨・霰・雹がふり、合羽を着用。残念ながら北アルプスの展望は得られなかった。

 

雪が腐りダンゴになることからTYはアイゼンを外す。

往路を下っていくと、登りには気づかなかった赤いマーキングが荒菅沢をまたいでいる。ほぼ夏道に沿って記されていて、朝の取付きに気づいていればと悔やまれた。下りはかすかなトレース跡とマーキングに沿って順調にBCに戻った。



一つ下のバス停から出る終バスには間に合いそうだが、疲労も重なっており雨飾山荘に宿泊し、翌日の帰宅とした。

下山、主稜線からの黒沢尾根の急な下りです

5/16 朝からの好天。山頂付近にガスが少々流れているのが見える。「また、おいで」と声をかけられているような気がした。南小谷駅から新宿への特急は14時台の1本のみ。普通列車を乗り継ぎ、松本始発の「あずさ」で帰京した。特急料金を調べてみると新宿−松本間225.1km、新宿−南小谷間295.2kmと料金の刻みが200kmを越え300kmまでが同額です。往路は、錦糸町から乗車したので210円高い2590円でした。距離は307.2kmとわずかに超過しています。

 
































































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