国師ケ岳〜乾徳山の山行記録

 

【日  程】201771日〜72

【メンバー】上野(L)記録、佐藤(SL)、福井、吉岡、渡辺(綺)、得津

【出  発】集合 900塩山駅前 栄和交通バス930発―1100大弛峠

【行  程】

□ 7/1 大弛峠1100―国師ケ岳127北奥千丈岳1242−奥千丈岳1332−白檜平(テント泊)1430

□ 7/2 白檜平515−トサカ−黒金山826−乾徳山1055−扇平1213−道満尾根1325
       林道1416―笛吹ノ湯1520

 



最初は巻機山(新潟)を計画していましたが、天候不順のため急遽計画変更し、今回の山行になりました。

71日(一日目)

  当日は雨模様で、駅に着いても雨が降っていましたので、今日はどうなるかと不安な気持ちでした。

 

9:30に塩山駅をバス(人数が我々だけなのでジャンボタクシー)で林道を1時間10分
9:40に大弛峠駐車場に到着しました。

1055 雨の中、しかたなく大弛峠の駐車場にあるトイレを借りて出発の準備をしました。

 

 

 

大弛峠から登山開始。私が先頭で、サブリーダーの佐藤さんが最後尾です。樹林帯の中を進みながら、大弛小屋を過ぎたあたりで道は二方向に分かれます。
雨の中、大弛峠入口より大弛小屋や甲武信ヶ岳への標識を見ます。夢の庭園コースの石楠花は今年は時期尚早のようです。

1115 残念ながら石楠花の花は全くありませんでした。

 右は夢の庭園コースと呼ばれ、ぐっと視界が開けて、露岩を縫うようにして木道が設けられていました。シャクナゲの群落を期待していましたが、残念ながらまだ咲いておらず、つぼみの状態でした。

 

 

しばらく行くと、前国師岳に到着、そこで昼飯。あたりは曇っていて景色は何も見えませんでした。雨の方も小康状態になってきました。
1147前国師岳の山頂で軽く食事をしました。

 

1205 国師ヶ岳の山頂で記念撮影です。雨も止みました。ちょろいと思った国師ヶ岳への登りも案に相違して厳しかった。

 

 

国師ケ岳から奥秩父最高峰2601.2m、北奥千丈岳を通ると、急な下りが続きました。
1242 奥秩父の最高峰北奥千丈岳2601mでしました。これから石楠花新道の長い下りが待っていました。石楠花新道とは名前だけ、北奥千丈岳の周りに少し石楠花の木があるだけで、後は奥秩父らしい、暗い樹林帯が続きました。

 

1333 北奥千丈岳は標識を見落とすほど、ピークらしくありません。標識のたもとに珍しいカモシカらしい白骨の頭蓋骨がありました。

 

 

 

1432 白檜平(シラベダイラ)に近づいて来ました。

 

1512白檜平のアスファルト舗装された林道脇にテントを設営し、夕方までの一時をコーヒーを飲み語りあいました。

 

奥千丈岳の石楠花新道を経て白檜平につきました。そこで道路極の平らなアスファルト上にテントを設営し、各自用意した夕食を早めに済せて就寝しました。

 

 

72日(二日目)

 

 

 
昨夜は早めに寝たのに、自分はよく眠むれませんでした。夜中に雨が降っていましたが、330に起床し身支度を整えて立つ頃には、止んでいました。

516 夜中に2度、出発前も雨が降りましたが、幸い雨も止み予定通り出発としました。

 

大ダワまで倒木が多く、道も不明瞭でトップの上野さんも黒金山まで道を捜しながらの尾根歩きでした。昨日から黒金山まで他の登山者に会いませんでした。

 

コトメキに向けて樹林帯の中を歩くと、静けさの中鳥の鳴き声が聞こえ、古びた倒木が多く、あたりは幻想的な雰囲気の様を、呈していました。

 

 

 

トサカを過ぎ大ダオまでは、ゆるやかな尾根を歩き、クマザサが多く生えていました。ここでも倒木が多く、それを乗り越えながらの歩きが続きました。  

628 ゴトメキを過ぎ、やや倒木が少なくなりましたが、笹の中に登山道が輻輳して、判り難い状態が続きました。

 

 

 

705大ダワでは今までの秩父らしい樹林帯が切れ、明るい気持ち良い笹原が待っていました。

 

 

黒金山2231mあたりにつくと、視界が開け、くっきりと雲海上に富士山の姿が見えました。
710 大ダオから乾徳山まで富士山が終始その秀麗な姿を楽しませてくれました。

 

825 黒金山山頂では国師ヶ岳から黒金山までの我々が歩いた長い道程がはっきり見え感動しました。

 また自分達が歩いた国師の尾根づたいが見え、感動的でした。ここで一同、写真をとりましたが、得津さんだけは、独身なるが故に合コン用に必要な為か?私が(イケメン)写真をパチパチ撮ってあげました。早くいい人が現れてくれないかなと、私は思ってしまいます。

 

黒金山から見る状走路です。



956 笠盛山までの樹林帯を抜けると乾徳山の裏山から岩が俄然多くなりました。

 

そして笠盛山を経て、いよいよ乾徳山に向かいます。前日までは雨の影響か、コース設定なのか、登山者と出会いませんでした。

 

 

 

959 北から登る乾徳山は素晴らしい岩山で、アルプスの山のようです。写真左の中央部に梯子が小さく見えるのが分かるでしょうか。

  

 乾徳山に近づいてくると、人気の山なのか、がぜん登山者が多くなりました。徐々に岩場も多くなり、スットックをしまって、皆大きな岩をよじ登るのに必死の形相です。

1006 乾徳山直下の岩場です。

 

 

 

やっとの思いで乾徳山の頂上に到達。ただ人が多く、そそくさと写真をとり、360度のパノラマをゆっくり味わう間もなく引き上げました。
1041 乾徳山山頂から見る秀麗な富士です。
山頂は人が次々を登って来て、狭く、食事の場所を確保するのも難しい状態でした。

 

1101 乾徳山頂上直下の人気の岩場です。ここは左からの梯子を利用して巻いて下りました。

 

 

 

普通は岩場を上りで利用し、下りは別ルートを下りますが、今回は岩場を逆コースで下るとそれなりの緊張感がでました。

 

 

1212 月見岩付近より見る富士山です。

 

 

 

扇平を過ぎ、道満尾根を下り、道満山を経て林道に着きました。そして急勾配の下山道を、転ばないように慎重に下りました。
1252道満尾根の単調な下りを鹿が慰めてくれました

 

 

1423 「笛吹の湯」までの林道歩きは暑く辛かった。

 

しかし温泉まではまだまだ遠く、特に最後の下山では、顔中に汗が滴り落ちるほど暑く大変でした。本当に、今日は長い一日でした。今回、未熟なリーダーを支え、協力してくれた参加者の皆さんに感謝すると共に、貴重な経験を与えてくれた佐藤さんにお礼を言いたいと思います。 (上野:記)






























































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