公開ハイキング 山行記録

日光・鳴虫山1104m)

 山行日2017.7.9()

参加者:L山口、SL三戸、和久井康、和久井君、渋谷、毛塚、三部、関山、松尾和(記録)
              一般参加者/佐藤(俊)さん、荒木さんご夫妻 (12)                       

行 程:東武日光駅9:30----鳴虫山登山口9:45----10:50神ノ主山11:00----1230鳴虫山頂上13:05----
           
合峰13:40---独標14:45----憾満ガ淵15:40----16:05バス停(西参道)16:1416:21東武日光駅

 記 録

この山の名の由来は、「鳴く」ではなく「泣く」のようです。この辺り一帯は山に雲がかかると日光は雨が降るとのことから、泣く山が転じて泣き虫山→鳴虫山と名づけられたようです。本来の名は大懴法嶽といい、かつては修行僧が峰駈けしたコ−スだったそうです。低山ながら起伏に富んだ上級ハイキングコースの山です。

清潔な感じの日光市街地

 

天候は梅雨の合間の山行日和となりましたが、とても暑い日となりました。

このコースにはトイレと水場がないので、東武日光駅で用を済ませて出発です。駅前を横切るきれいに整備された緩やかな傾斜のある日光街道を西方に進むと、女峰山の山並が正面にそびえています。

 

強い日射しの中を15分程歩いて登山口に着きました。ここで服装調整と水分補給、柔軟運動をして、土石流防止コンクリート壁横の斜面から尾根筋に取付きます。檜と杉の樹林帯を進みます。
<登山口>

<神ノ主(こうのす)>

 

植樹林帯の尾根道は、深くえぐれたところもありますが、木陰の中を心地良い微風を受けながら神ノ主山に向かいます。樹林で眺望は良くありません。

 神ノ主山を過ぎると、植生が左側に檜の植林帯、右側に広葉樹林帯と分かれた登山道となります。やがてこのコースで難関の急斜面の「噂の根っ子道」となり、途中にはホーッと息をつける緩い斜面もありますが、覗き上げるとゾーと恐怖すら感じる血脈のように絡み合った根っ子道が頂上直下まで続いているのです。でも、頂上に近づくにつれ、根っ子は疎らになって来ます。

<鳴虫山名物・根っ子道>

             

 <垂直に近い頂上直下の階段>

 でも、頂上に近づくにつれ、根っ子は疎らになって来ます。

頂上には三角点が設置されていますが、木々が生い茂り展望が良くありません。この登りでは、@体力が無くなり歩行が一時的に困難になった人が出て、仲間が荷物を持ってあげたり、A塩分や水分を十分に補給しているにもかかわらず足が攣り、魔法薬(ツムラ68)を飲んでも効かず痛い思いをしながらゆっくり歩いて頂上に辿り着く人が出たりのハプニングがありました。

 しかし、頂上での昼食を済ませ予定通りの時刻に出発することができました。

下山路は合峰(がっぽう)と独標(どっぴょう)の2つのピークを経由して憾満ガ淵まで下りますが、山頂からの急階段にはじまり、各ピークからの下りはロープが張られた急坂下りになっていました。ゆっくり時間をかけて慎重に足を運びました。

終盤には全員が元気になって完走し、予定通りの電車にも間に合い、車中で無事に下山できたことに感謝し乾杯をしました。

日光の夏山は、野鳥の声から蝉の声にその座を奪われた感がありました。余り眺望もなく、見事な根っ子道と蝉の声だけが印象に残った山行となりました。でも、駅から歩いて登山口に行けるというのは一つの魅力です。皆さまのご協力とチームワークで無事に山行を終えることができました。ありがとうございました。

 

 

































































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