憧れの穂高岳へ

日 程:2017/8/10()12()

参加者:L吉岡 渡辺() 堤()

タイム: 

 10日  7:00新宿発あずさ1号10:15松本発バス12:15着上高地発12:25  13151350 明神池散策 15:30横尾小屋着 入浴後夕食17:00

 11日  4:00起床 5:05小屋発 6:1020本谷橋 8:15沢ヒュッテ 10:05ザイテングラード取付き 11:2012:00穂高山荘 昼食 12:20沢岳 12:3012:40穂高山荘 13:25奥穂高岳山頂 14:1014:20穂高山荘 16:30沢ヒュッテ 6:00夕食

 12日  5:00起床 6:30涸沢ヒュッテ発 7:55本谷橋 9:00横尾 10:00徳沢 11:15明神 12:00小梨平 入浴 13:20上高地 14:05バスで松本へ

 

10

史上3番目の長寿台風5号のため、当初6日夜行バス発の計画を断念。台風一過の晴マークを目指し、10日朝出発と計画を立て直した。二日目は横尾から涸沢、北穂高、涸沢岳経由穂高山荘までの超ハードなスケジュールだ。前日リーダー綾乃さんから“雨マークが出た”と、悲鳴が聞こえそうなメールが来る。なんと日本列島はスッポリ低気圧に覆われ、夏の太平洋高気圧がいない。あちこちの天気予報サイトを見るも、バラバラ。前線は無いから、もしかしたら好転するかもしれない。ともかく涸沢まで行ってみようと相談する。どんより曇った新宿駅を出て、甲府を過ぎたら真っ白な夏雲の間に青空がのぞく。なんと松本は晴れていた。

 

明神橋に立ち寄り、明神岳方面を見ました。

 上高地はさすが指折りの観光地、平日でも混雑している。今日は時間にゆとりがあるので海人族の神を祭る穂高神社へお参りし、明神池を散策する。横尾山荘は美しい木造で、掃除が行き届き快適。風呂も広く2段ベッドは広く食事も美味しい。

 

11

 

4時起床。月に群雲、予報は昼から雨。不気味な朝焼けの空を見ながら沢を目指す。本谷橋まで来ると太陽が出る。川霧が湧き、行く人、帰る人大勢が川原で休んでいる。晴れてきて、空も顔も明るくなる。
本谷橋付近 涸沢まで2.4km 横尾まで2.6kmの道標がありました。

 

 

3時間あまりで沢ヒュッテに着く。テントサイト上部から結構雪が残っている。二つ目の雪渓に入ったところで、子さんの足がつった。薬を飲んだが、また直ぐつってしまう。子さんは、調子が悪いので、ヒュッテで待っている。今ならヒュッテは直ぐそこだからと、撤退を申しでた。心残りではあるが、ヒュッテで留守番という事にしてもらった。

 

ザイテングラード入口から涸沢ヒュッテを振り返ります。

 再び綾乃さん先頭で出発。まもなくザイテングラード(支尾根)に取り付いた。はい松帯の急登だ。4,5年前宮林さんリーダーで深沢さんと登った事を懐かしく思い出した。2700mを過ぎると空気が薄くなるのを実感する。綾乃さんもペースを落とし呼吸を整える。

 白山イチゲ、フウロ、ウサギ菊、など大好きな高山植物が応援してくれる。穂高山荘で、お湯を沸かしてコーヒーとランチ。綾乃さんと作戦タイムだ。天気が持ちそうなので、沢岳と奥穂高岳往復後、沢ヒュッテまで戻ろうと決めた。

沢岳山頂 奥穂高岳山頂

 北穂から沢岳はハードだが、こちらからは楽チンコース。涸沢岳山頂で写真を一枚取り、急いで戻る。いよいよ綾乃さんはじめての穂高岳!!手始めの鎖とはしごを慎重に越えると後は意外と遠い奥穂高岳山頂まで我慢の登りが続く。奥穂高岳山頂には、穂高神社の峰宮が安置されている。残念ながらガスでジャンダルムは見えなかった。 

 

三度目の穂高山荘へ。そこにヘルメットを被り、小人のような山ガールいた。三歳だって!途中で休んでいた男性の脇のザックの上でお人形さんのように可愛くお昼寝していた子であった。夏休みで親子連れ登山が多いが、最年少。

パッキングし直して、さあ
子さんが待っている涸沢ヒュッテに戻ろう。
涸沢ヒュッテで霧の穂高岳連峰をバックに記念撮影です

 行きの雪渓を避け、沢小屋経由の道を採る。途中何度も電話を入れたが、沢地形のせいか通じない。途中まで子さんが出迎えてくれた。テラスで乾杯。常念岳方向が晴れて美しい。今日は山の日、部屋は満員。一つ布団に二人だが、思ったより広いスペースがあり快適だ。小屋の夕食はボリューム満点。

イワギキョウとイワツメグサ  クモマグサ

 12

 ほぼ晴天。630涸沢ヒュッテ発。続々と人が登ってくる。小梨平でゆったり風呂に入り、予約のバスより2時間前のバスの整理券を得た。バスターミナルは大混雑。レストランも行列。松本発のあずさはガラガラで、おしゃべりの花を咲かせ、あっという間に新宿へ着いた。リーダー泣かせの天気でしたが、充実した山行だった。

 

感想 

山行計画を出しただけのリーダーでしたが、堤さん、子さんの協力で無事奥穂高岳だけでしたが、憧れの穂高に行くことが出来ました。(吉岡)          

感想

当初計画予定の1週間前から風邪をひいてしまい、治りかけの状態で今回の山行を迎えることになってしまった。山行前の訓練もできず前回の山行からは約1ヶ月も経過していた。結果、2日目に沢ヒュッテから奥穂に向けて歩き始めたとたんに足がつってしまい奥穂登頂を断念した。山行前の体調管理と訓練を充分にして不安感なく参加することの大切さを痛感し反省した。なによりも同行の皆様の登山ルートまで狂わせてしまい多大な迷惑をおかけしてしまった。あやのさん、堤さんありがとうございました。(渡辺(綺))

 

































































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