カザフスタン交流ハイキング

2017年8月25日〜9月2日

参加者 全国の労山会員 20名  堤 記

中央アジアで遥か昔から変わらぬ遊牧の民、シルクロードの天山南路が通じている町、古都アルマトイから私達の旅は始まった。コースはカザフスタン登山連盟の提案で、当連盟会長が運営するハンテングリ旅行社の手配で進められた。会長バリエフ氏は若き日に涸沢ヒュッテで働いたことがあるという日本びいきの方だ。4つの国立公園を巡る、自動車走行距離600kmを超える大旅行であった。海外委員部長の花村さんが、隊長を勤めて下さり、全国の労山会員20名は、すぐに昔なじみの様に打ち解けた。宿泊所は,都市のホテル、山中のゲストハウス、テント、ユルト(遊牧民の大型テント)で、面白い経験ができた。

http://livedoor.blogimg.jp/takemutravel/imgs/1/0/10339055.jpg世界9位の国土面積(アジアでは、中国インドに次ぎ3位)、ソ連崩壊後の1991独立、人口1760万人、国土の大部分は砂漠乾燥したステップで人口の大半は首都と一部の地域に偏在。鉱物資源に恵まれ石炭ウラン、鉄鋼、石油等を産出

 食事は、旅行社手配の料理人が朝、昼、晩作って下さり、美味しいサラダ、肉(牛肉、羊肉)と野菜が豊富な料理、チーズ、果物、特にスイカと瓜は,暑い乾燥地帯で脱水気味の体には何とも応えられない美味しさ。今回の旅行中の絶品でした。

 イスラム教徒が多いので、豚肉は出ない。大草原には馬、牛、羊が群れていたが、柵や、境界線など無くまるで野生のように見える。すっかり枯れた草を日長一日食べている。飼育に手のかかる鶏は一回も見なかったが、毎朝卵料理が出た。生きている動物は沢山いたが、町が殆ど無く、食肉購入はどうなっているか不思議だった。馬肉は高級品で、食卓に出なかったのだが、ぜひ食べさせてと言う女性の願いで、馬肉ハム、と最後の晩餐にポテト炒めがでた。美味しかった。

遥かに雪の天山山脈を望む大平原 旧ソビエトの天文台があった所

 

     

 

私達が行った8月下旬は、すでに乾季を迎えており、ここ1ヶ月雨が降っていないそうだ。全体に茶褐色の木や森がない風景は、想像していた通り。6月、7月はここに緑と花が咲き乱れる物すごくきれいだと、出会った遊牧のおじさんが話してくれた。ぜひその季節に再訪したい。

キャニオンのテント場 車の上の運転手

 

 ところで、言葉はカザフ語かロシア語で、残念ながらまったく分からない。遊牧のおじさん、お兄さんは日本人とそっくりな顔だちで、穏やかで親しみやすい。この旅の忘れがたい出来事はなんといっても延々続く難路のドライブ。土埃と暑さだ。ナビも地図も無く、道路標識もないのに、あまり間違えず行く先頭運転手はすごい。

 

山道に入るととても道とは思えない凸凹。前の車が転倒するんじゃないかと、ハラハラする。予定は未定のミステリーツアーだ。これを楽しんでしまう、体力気力が、まさに労山会員だ!!壮大なスケールの国、カザフスタン!
湖の前で、向こうの丘の上にホテルがある

草木の無い不思議な湖  炎天の中このほとりを歩くのが,こたえた。

 

 

  

 



















時間は現地時間で表示しています。

8/27 1727

8/28 711

1118

1207

1237

1306

1353

8/29 853

8/30 922

1622

1707

8/31 725

1845

9/1 9:38

9:41

10:47













































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