紅葉の北岳(3,193m)山行

 

〇日 程:2017/9/30(土)~10/1(日)

〇参加者:L松尾(佳)・末石た・三戸()

9/30 第一日 天候:晴れ】

“イチロー”を真似て早朝、カレーライスを搔っ込み満員電車のあずさ1号にて甲府に向かう。同じく満員の為の臨時バスで2時間かけて広河原に到着.本日のネグラである白根三池小屋を目指し登山を開始する。

元気な(L)広河原から橋を渡って登山開始!

樹林帯の中をひたすら登ります 全コース樹林帯の中の山行で、30分もすると9月末とは言え薄っすらと汗をかく。ひたすらの登りで気を抜く間も無いが旅の疲れか、3時間弱の山行予定を甘く見たのか妙に体が重く調子が出ない。途中30人程度の高校生グループを追い抜くが、彼らの甲高い笑い声と話声の大きさに若者の元気さを感じながら、黙々と足を運びようやく14時過ぎ白根御池小屋に到着する。

小屋は比較的すいておりトイレ、寝具も清潔で夕食後7時半には明日の北岳登頂を夢見ながら心地よく眠りについた。







10/1 第二日 天候:快晴】

<行程>500白根御池小屋→800北岳肩の小屋→900北岳頂上→1030八本歯のコル→1220大樺沢二俣(昼食)→1500広河原着。1600バス→1856かいじ122号→2035新宿着。

快適な睡眠から目覚め、早朝5時にヘッドランプを装着し御池小屋を出発する。いきなり草原状の急斜面「草すべり」の500ⅿ直登に挑むが、覚悟していたせいか、熟睡のお陰か昨日に比べ非常に身が軽い。5時半頃に東側の鳳凰三山の合間から昇るご来光に手を合わせ、本日の無事登山を祈願する。

 

見事な紅葉と目指す北岳

 

やがて草原はハイマツに代わり広い尾根を歩き見事な紅葉を楽しみながら、肩の小屋に到着する。この辺りから見る朝の甲斐駒、仙丈ヶ岳の展望は素晴らしく新鮮な空気とともに実に爽やかである。 肩の小屋から雲海に浮かぶ富士山
北岳山頂にて「ハイ!チーズ」 やがて1時間ほど岩稜の急登を上り詰めると、いよいよ国内第二位の高峰北岳山頂に辿り着く。

遠くは雲海に浮かぶ富士を眺め、東に鳳凰三山、西に木曽駒、南に間ノ岳、北に仙丈、甲斐駒と東西南北360度に広がる南アルプスの展望は正に「絶言絶慮」、言い尽くす言葉が見当たらないほどの絶景である。ここに登った者のみに与えられる山神様よりの賜物と深く感謝せざるを得ない。
頂上にて素晴らしい景色をおかずに軽いブランチを採った後、気を改め吊尾根分岐、八本歯コル、大樺沢二俣を経ての下山にかかる。ところが、ここからが難所続きで何度もの丸太のハシゴをビビリながら降りたり、膝をガクガクさせながら急坂を下りたりと午前の元気は何処へやら、一気にペースダウンとなってしまった。残った雪渓から来る涼風がせめてもの慰めと感じられた。 下りで有名な丸太ハシゴ

本山行では見事な紅葉は見られたものの、高山植物には殆どお目に掛かれず唯一、紫色も鮮やかな猛毒トリカブトの群生を発見、メンバーの一人が「ウワー綺麗! とって行こう」と言った時は思わずご主人のお顔を思い浮かべてしまったが、「写真を撮って行こう」の意と分かり一安心したものである。笑)

早朝5時より歩き続けること約10時間、ようやく下山予定時刻を30分オーバーし午後3時に広河原に着いた時は身も心もヘトヘト状態であった。それだけにバス乗車後、甲府からの「かいじ122号」で飲む缶ビールの味はひとしおであったのは言うまでもない。絶好の天気に恵まれ、素晴らしいリーダーとメンバーに感謝々である。

 

 

 

 

 

































































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