雪の北八ヶ岳

しらびそ小屋泊(2,097山行

 

〇日 程 2018210日~11

〇参加者 福井(L)、関山、日比野、得津、堤、渡辺綺、三戸

〇行 程 2/10 松原湖→稲子湯(1150)→みどり池入口→しらびそ小屋(1530
     2/11 しらびそ小屋(1045)→稲子湯(1210)→松原湖→小淵沢→新宿

 

2017年度Bグループ担当の「小屋泊り」を、すっかり失念のB班長・三戸が11月末に急遽福井会長に今から間に合う「小屋泊り」を依頼した処、NHK報道で「薪ストーブで焼く厚切りトースト」として有名な「しらびそ小屋」を提案企画して頂き本山行となった。

【第一日】 天気予報では「C」評価で不安を抱えつつ新宿を立つも小海線松原湖駅からタクシーで稲子湯に着くと、天気は☀!。 みどり池入口からアイゼンを装着し、よくトレースされた雪道をゆっくり、ゆっくりと慎重に足を運ぶ。すっかり雪化粧のカラマツ林の樹林帯に入ると黄葉の頃もこの辺は素敵でしょうね~との余裕話も飛び交う。このルートはなんでも「北八ヶ岳のジュラシックパーク」と言われているそうで、大きく口を開けた大蛇やイグアナに似た倒木が想像力を掻き立てる。残念ながら有名なゴジラは見つけることが出来なかったが、どうやらその倒木は朽ち果てて今は無いようである

 3時間ほどゆっくり歩くと「しらびそ小屋まで2分」の看板を見つけドット歓声が上がる。ところが5分歩いても10分歩いても小屋らしき物は見えて来ない。「不動産屋よりたちが悪い」等、怒りの声が発せられるうちに20分程してようやく煙突から暖かそうな煙を上げるしらびそ小屋に到着する。ウエルカムティーの笹茶を頂いたのち小屋横の雪に覆われたみどり池に出てみる。時折、雲の垣間に天狗岳の勇壮な姿を見ることが出来、先週天狗岳山行を果たした女性陣達と共に大きな感動に浸る。翌日は遅い8時からの朝食との事で、安心して皆が持参のお神酒を十分に楽しみ就寝する。

 

【第二日】 早朝出発の他グループの準備騒ぎに目を覚まし、寝ぼけ眼のままに食堂に集合する。朝食まで談笑していると、窓ガラス越しに内地では珍しいと言われるゴジュウカラや、丸々としたリスが近寄ってくる。小屋の看板にもなっているリス達は怯えることなく窓際の餌を頬張っている。真近に見ると中々愛くるしく可愛いものである。

 

そうこうする内に本山行の目玉、「薪ストーブで焼いた厚切りトースト」プレートの登場である! こんがり、ふんわりした厚切りトーストにコケモモのジャムが付いており実に美味しい。コーヒーお代わり自由というのも大変嬉しいサービスである。すっかり大満足したお腹をさすりながら、ワカンを装着し、雪のみどり池周辺の散策に出る。

 我が意を得たような得津さんを先頭に、凛とした白い世界にワカンを踏み込んで行く。昨夜降った雪で所によっては膝近くまで埋まりながら1時間程しらびその森を散策、朝からメルヘンチックな雪山気分に浸ることが出来た。1045分にしらびそ小屋を出発し下山を開始する。朝の雪中訓練が効いたのか全員快調そのもので日比野さんなどとても術後とは思えないペースである。1210分に稲子湯に到着する。14時に迎えのタクシーが来るまでの間温泉に入り、しばし昨日以来の疲れを癒す。ゆったりした乳白色の42度の名湯で、すっかり冷えた体を温めることが出来た。

天気に恵まれ、素晴らしい雪景色、美味しい食事、豊かな温泉を楽しい仲間達と一緒に過ごすことが出来とても充実した山行であった。無理に企画をお願いし快く引き受けて頂いた福井(L)はじめ山行を大いに盛り上げて頂いた各メンバーに感謝・感謝!                       (記録:三戸) 

 


































































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