気象予報士 野尻氏同行による

三浦半島 大楠山 241.1

日 時: 2018.02.18(日)

参加者

講師・野尻(気象予報士)

L和久井康、和久井君、松尾佳、桑村、渋谷、安達、福井、佐藤達、松平、吉岡、今岡、堤、上野、13
他会(中島・めぐろ山、中村、大塚、伊藤、目黒ハ・阿多、清都、菅田、河内、)、細谷・G登、9

総勢23

GPS軌跡

バスを下車し秋谷海岸で全員の挨拶と気象の勉強を開始しました。 記 録

品川駅826分(発)─(京急)─金沢文庫─(京急)─新逗子駅945──(バス)──1000秋谷海岸1036──1053正行院前──1205大楠山(食事と気象講習)1306──1310国土交通省大楠山レーダ雨量観測所(気象講習)1400──1451前田川遊歩道──1506前田橋バス停1527──(バス)──1606新逗子駅(解散) のち有志で逗子駅前で野尻先生を囲んで食事と歓談

報 告

今日は気象予報士野尻氏の現地での気象講習登山との事で楽しみに参加することにしました。前2回の例会での講習も丁寧に分かりやすく解説して頂き、なるほどの点が多々あり、楽しく拝聴しました。

当日の参加者人数を聞き、なんと総勢23名、リーダーは旅行会社の添乗員並みに人数の把握だけでも大変な事です。


当日は高気圧に覆われ、良い天候でした。

無事、新逗子駅前で丁寧な気象の解説を頂き、全員の点呼を終え、バスで出発します。JR逗子駅からそこそこ満席のところに新逗子駅から我々のグループ23名が乗車したところで大混雑、漸く全員を乗せ出発しました。

登山口一つ手前の秋谷海岸で下車、相模湾の砂浜に出て参加者の挨拶のあとは西に丹沢連山、箱根、富士山、伊豆半島、大島とぐるっとまわって大展望です。ここで野尻先生の実地講習です。

大楠山からの大展望、三浦半島を中央に左東京湾、右相模湾。

 

まずは大島方面を指差し、海面からおぼろげながら少し浮いて見える蜃気楼現象で海水温が高く、上空の空気が冷たいと起こる現象です。そして富山湾で立山連峰から雪解け水が流れこみ冷たい海水に上空の暖かい空気が流れ込む蜃気楼現象とは逆だよとの解説。上空を見上げ、くっきりとした「飛行機雲」があり、発生原因は「スジ雲」と同じに上空に水分が増えており、天候が徐々に悪化する傾向との話でした。

海岸での講習を終え、静かな住宅街を抜け、前田川の橋を渡って大楠山を目指します。山頂近くには数本の桜が2〜3部咲きになっており、春を先取りしていました。

大楠山山頂の広場には多くのハイキング客が西は丹沢、箱根、伊豆方面、南に大島、三浦半島、東に東京湾、房総半島、北に東京湾、海ほたる、横浜の360度の大展望を楽しみました。その後大展望台に上がり、気象の勉強と思いましたが、展望台のあまりの人の多さに断念し、一足戻った国土交通省大楠山レーダ雨量観測所の展望台で2度目の実地講習を受けました。 大楠山で参加者全員での記念撮影

 

 伊豆半島の上空の雲をさし、相模地方の雲と違い、これは大陸からの冬の季節風が関ケ原付近の本州の山脈の割れた間を抜けた日本海でたっぷり湿った空気が伊豆半島付近で上越国境を越えて乾いた空気とぶつかって出来た雲との解説。少し高層に筋雲(巻層雲)も出始めたのでやはり悪化傾向かもしれない。

三浦半島の上にできた雲はこの上天気で地上が早く温まり、雲ができたと解説。一方東京湾の上は雲がなく、これは海水温が温まり難く、上空の空気と気温差ができ難いと解説。

そして丹沢を見ながら高気圧でも丹沢に南風が吹く気圧配置では南側には相模湾からの湿った空気が入り、その空気が丹沢の山で上昇し雲が発生する地形による天候変化について講義を受けました。関東地方だけ全国的に曇り、雨でも晴れたり、逆に関東だけ天候が悪いこともあるとの解説でした。

最後に1516ほどの天候についての諺の解説がありました。紙面がないのでホームページに記憶していることだけでも書いてみます。

 解説を終え、大楠山からの下山は元来た道を通り、下りきった前田川の橋からは川の中につくられた遊歩道を前田川バス停に戻りました。バスで新逗子駅前で解散しました。

帰路は前田川の遊歩道を歩きました。

 他会の方々、さんかくてんOBの伊藤ちはるさんや細谷さんとは大勢の参加者でゆっくり会話することができず残念な思いです。

最後にまた5月の野尻先生の気象講習会がまた楽しみです。(佐藤)

 

 

 

 


































































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