上越国境前衛の山

湯蔵山(1344m)〜高倉山(1449m)

2018224()

参加者: L桑村 SL横山 金子 松尾 吉岡 福井 渡辺(綺) 細谷(元会員) 堤 記

行 程: 水上駅8:30ホワイトバレースキー場無料シャトルバス スキー場リフト2台乗る…9:35出発…9:55廃小屋(1100m11:05湯蔵山山頂 11:3012:00鉄塔先昼食…12:55高倉山山頂…13:40天神ロープウエイ駅着 水上ふれあい交流館で入浴後帰京

 

ずっと寒波が続き、大雪のニュースがテレビ画面をにぎわしている。桑村リーダーから送られた計画書の前文には谷川山系での2週間に渡る悪天候と遭難について記されていた。緊張感が伝わる。

シャトルバスの運転手さんは自身も残雪の山を登るそうで、このあたりでは今年は例年より雪が少ないと言っていた。テレビニュースでは、上越の豪雪について何回か見たので不思議な気がする。

 ホワイトバレースキーからリフトに乗り、主稜線へ向かいます。

 

車窓から谷川岳の双耳峰が猫の耳のように見える。朝のうちは晴天。リフトから見る雪面は陽を受けて輝いている。最高の気分!!



 2台のリフトを降りてからワカンを着ける。リーダーよりラッセル歩行の約束、全コースの注意点について説明を受ける。今日は、読図も大きいテーマ。各ポイントで、コンパスを合わせる。尾根の状態、特に雪庇の張り出しに注意する。1100mまでコンパスを合わせる。

若い順に先頭になり、我らがホープ金子、松尾順で出発。雪の踏み込みは足首ぐらい、風もなく快調な足取り。後方のセブンティー超えにとっては年齢のハンディがのしかかる。私は大汗をかき、息を切らしてチェックポイントの廃屋に着いた。

ここから湯蔵山へはほぼ一直線。コンパス合わせをする。リーダーより、予め机上でコンパス合わせをして磁石の角度をメモして、現場で針を合わせる。風雪が強い時など便利な方法とレクチャーがあった。

湯蔵山山頂を目標にコンパス合わせをします。

湯蔵山山頂を目指して稜線を上がります

湯蔵山頂に向かって左に雪庇が出ている。雪が増えて、しかも雪庇を避けるので、自然とスピードダウン。今回の2番目に困難な痩せ尾根とLから話のあった箇所に着いた。バランス感覚の衰えを身に沁みている堤は、慎重に一歩一歩進む。こういう緊張感が好きだ。

 次は雪庇の張り出しが大きくて山稜直下をトラバース気味に行くしかない箇所。我らが力持ち横山さん登場。雪を削って,ガンガン踏み固め、見る見る立派な道が出来る。


こうしている内にも天気は下り坂。冷たい風が吹いてきた。

湯蔵山山頂では写真だけ撮った。

送電線の下を通り、風除けの木の下で短いランチ。リーダーのスマホが行方不明と判明。天候悪化のため、あきらめて先を行く。

 

湯蔵山山頂での記念撮影です。

 高倉山への最後の急斜面に挑みます。


前方鞍部に向かう急斜面の始まりました。

今山行のハイライトへ向かっているのですが、生憎の天候で良い写真が撮れませんでした。

 

間もなく今回の山行1番の難所、高倉山直下の急斜面。風、雪、ガス、時にホワイトアウトする中で、わずかな晴れ間にルートを決める。右斜面は明らかに雪崩の後だ。我らが会長福井さんの出番になる。果敢に雪面に蹴りこみを入れ、稜線の小さな鞍部に到着。仲間から声援が送られる。2年間お疲れ様!!
高倉山直下の雪面を蹴りこんで登る福井さん

 

 高倉山山頂で2度目の記念撮影です。 

稜線に出ると、ガスの合間にスキー場が見えてホッとする。高倉山は山頂部がこんもりして、標識もないのでGPSで登頂を確認。

 ロープウェイ駅までは、リフト係員の指示に従って、止まっているリフトの下をぐんぐん下る。

今日はスキー客も少ない。急いでバスに乗車、お後は温泉と,グリーン車貸切状態の大反省会で締めました。





 感想
金子 今日は1年ぶりのワカン歩き。トップは楽しい、少し苦しいけれど。
松尾 ワカンの蹴り込みが難しい。桑村さんのデモンストレーションがありましたが、一朝一夕では出来ません。
綾乃 私のトップの番でしたが、左は雪庇、右は急斜面なので躊躇いていると、堤さんが替ってくれました。
   一歩一歩慎重に進んで行くのだと勉強になりました。

福井 金子、松尾のペースに付いて行けないのかと不安になりました。
綺子 今回は体力のなさを痛感。他の同年代の女性はどうして元気なのかしら
横山 去年から膝を痛めて久しぶりの山行。天神平から谷川本峰に登るより楽しかった。天気が良ければもっと
    美しい景色が見られたでしょう。

細谷 客人として、声をかけてもらって参加しました。トレイスの無い雪山をさんかくてんで学びました。
   又やりたいと思います。ありがとう。

堤  私の好きな、僕の前に道は無い、僕の後ろに道は出来る、ワクワクした雪山でした。週間予報の段階から
   イマイチの天気。しかも11時ぐらいから崩れる予報でしたから
リーダーはほんとに気をもんだでしょう。
   お疲れ様でした。

桑村 谷川山系は天気が難しい。ずっと天気が心配でした。段々悪化していく風と雪を気にしてスマホを落としてしまった。ロープウェイまで天気が何とか持って良かった。

 

 


































































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