春の公開ハイキング(Aグループ主催)

弘法山山行記録

浅間山196m・権現山243m・弘法山235m・吾妻山

 

 

源泉
つるまき「千の湯」

 

 

 

山行日  2018.  41()

参加者  18名(内3名:一般参加者

うさぎさんチーム   L関山、SL渡辺綺、松平、川田、長尾、伊藤俊行(一般)

かめさんチーム    SL福井、渋谷、三部、中村、賀井(一般)藤本(一般)

   かたつむりさんチーム SL堤、日比野、深沢、飯嶋、毛塚、松下

コース

秦野駅出発(9:20スタート)・・・<水無川沿い>・・・交差点/不二家・・・河原町交差点・・・弘法山公園入口看板・・・9:50弘法山公園登山口・・・10:10浅間山10:25・・・10:40権現山10:50・・・<馬場道>・・・11:20弘法山/昼食11:50・・・12:10善波峠・・・12:40吾妻山13:10・・・弘法の湯・・・13:30鶴巻温泉駅

コース解説

当日は天候にも恵まれ、今シーズン最後のお花見日和となり、多くの観桜客で混雑することが予想されることから、メンバーが隊列を常に維持しながら、混雑の中で安全に歩行を続けるために、3つのグループに分けて歩行することにしました。(かたつむりさんチーム:超スロー歩行、亀さんチーム:ゆっくり歩行、うさぎさんチーム:普通歩行 の3チーム)
A図:水無川の河川敷を歩きます。 そして、少し広い場所でウオーミングアップ運動をします。

B図:登山口からいきなり急勾配の登山道が始まりますが、あっという間に浅間山山頂です。標高70mから190mの浅間山山頂までの高低差120mを、かたつむりさんチームはゆっくり登ります。登山口から浅間山山頂近くに続く尾根道は、狭く蛇行を繰り返します。下りてくる人、後から登ってくる人に気遣いながら、1番目の集合地の浅間山を目指して登ります。

C図:浅間山を過ぎると車道を横切って権現山の登山道に向かいます。 2番目の集合地の権現山山頂までの高低差60mを頑張って登ります。この先の登山路は勾配も緩やかになります。3番目、4番目の集合地をそれぞれ弘法山、吾妻山とし、それぞれのチームの歩行ペースで安全に下山することにしました。

記 録

駅から水無川の河川敷に向かい、深沢さんの号令で準備体操をしました。そして、ここでチーム編成と4つの集合地を発表し、うさぎさんチームからそれぞれのペースで歩行をスタートしました。

河川敷から車道に出た交差点で、不二家側に渡り左折して直進すると、又、大きな交差点となる。この交差点を直進して橋を渡ってしばらく行くと、大きな樹木の形状の「弘法山公園入口」の標識が現れる。標識に従って小川を渡って川沿いに進んで行くと登山口となります。ここから少し急な階段から始まる狭い登山道が続きます。息が上がってきますが頑張って登りを続けると浅間山の広場に到着します。目の前に富士山がうっすらと見えています。

<うさぎさんチーム> <亀さんチーム> <かたつむりさんチーム>

 山頂広場で休憩をとり到着順に写真を撮りました。山頂からゆるやかに下ると車道に出ます。ここには駐車場と樹木の形状をしたトイレがあります。車道を横切った先に少し急な登山道が続いていて、階段を登り展望台が見えたら権現山です。ここは、富士山の眺望が素晴らしいところですが、今日は残念ながらうっすらとしか見えません。

権現山の頂上は広々として、トイレと沢山のテーブル/ベンチが置かれていますが、どの席も空いていません。

休憩後、なだらかな下り坂に続く桜並木のトンネルを気持ちよく弘法山に向かいます。途中、広い砂利道/馬車道を歩くようになったり、めん羊の里との分岐を通過して緩やかな坂を上ると弘法山です。ここには、釈迦堂・鐘楼、トイレがあります。ここに設置されているテーブル/ベンチもどこも使用中なので、斜面のスペースを確保して昼食タイムにしました。皆さんが持参した惣菜やいなり寿司、つけものやいろいろな食べ物をふるまっていただきました。


 今年の春の公開ハイキングは桜の名所として有名な「弘法山」を計画したところ、3名の一般参加者を含めて18名の方のご参加をいただきました。又、一週間前3/25の花見ウオーキング(20km、3万歩)に参加された7名の方にも参加していただきました。

 私も花見ウオーキングに参加し、各所でいろいろな桜をたくさん見て来ているのに、こうして一週間後にも桜を見に来ています。お花見をすると、「気持ちが良い」ということを経験的に分かっています。ですから、いざお花見をしようと思うと「今年もお花見、楽しみだな」などと、期待や希望が湧いてきます。

 このようにお花見を楽しみに思うだけで、「ナチュラルキラー細胞」が増えてくるようです。この細胞には、免疫機能を高める効果があり、病気にかかりにくくなります。ちなみにこのナチュラルキラー細胞は笑うことによっても増加することが分かっています。ですから、お花見をしながら山仲間と談笑すれば、いっそう免疫機能の向上につながるようです。

桜は視覚的に大いに楽しませてくれますが、その楽しさを上回るいろいろな良い効果があるようです。少し誌面をお借りして、お花見にいくことで得られるメリットについて勉強しましょう。前述の効果は、「期待によるナチュラルキラー細胞の増加」というものでしたが、他には「桜の匂いがもたらす作用」や「桜の木の香りによるリラックス効果」というものがあります。

桜の上品な香りの正体は、クマリンと呼ばれる物質です。この物質にはたくさんの効能があるようで、抗菌作用・リラックス効果をはじめとして、鎮静作用・血圧低下作用・咳止め作用・二日酔い防止作用なども期待できるようです。しかし、残念ながらクマリンは通常の花や葉からはあまり嗅ぐことができませんが、桜餅などからはその香りを存分に楽しむことができます。桜の木は、フィトンチッドという香気成分を発します。この物質には殺菌作用があり、桜の木はフィトンチッドを分泌することで、カビや病原菌から自分自身を守っているそうです。この物質を人間が吸い込むと、血中に溶け込み、脳のGABAA受容体というものの応答を強め、その結果、興奮などが抑制され精神が安定するそうです。桜の木の香りには、リラックス効果があるということなのです。 

ウオーキングのような全身持久性運動は、ストレス発散や認知機能を高めるのに非常に効果的だということで知られています。それに加えて、お花見をしながら運動をすると、普段よりも桜の木の香りを多く吸えるので、前述のフィトンチッドを多く取り込むことが出来ます。桜の木の下を楽しみながらふらりと歩くと、疲れを忘れてたくさん歩けるようです。毎年、お花見ハイキングをしたいものです!

 

本題に戻って・・・ 昼食後、弘法山から吾妻山に向かいます。釈迦堂の裏手から緩やかな尾根道をアップダウンを繰り返して歩きます。やがて吾妻山の東屋が見えて来ました。ここにも多くのハイカーで賑わっています。全チームの到着を待って、鶴巻温泉駅を目指して山を下ります。下山路は緩やかで歩きやすく、やがて民家が見えて来ました。そして、高速道路の下を通り抜け、弘法の里湯の前を通り、駅前ロータリーに着きました。「つるまき千の湯」の源泉の前で集合写真を撮って散会しました。

そして、けじめの呑み会を蕎麦店で行いました。「お酒をこよなく愛し、小さなことを気にせず、平凡なことにあきたらず、人生を楽しみ心豊かに生きている」、そうした思いを共感できた山行を、うれしく思うのです。各チームの先導役を務めて下さったお三方、並びにご参加いただきました皆様のご協力に、感謝を申し上げます。    関山()

 


































































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