雪山登山がヤブ漕ぎに!

奥日光 温泉ヶ岳 2333

日 時:2018428日(土)〜29日(日) 天気:晴れ

場 所:奥日光・温泉(ゆせん)ケ岳 2333m  二万五千地形図:男体山

メンバー:渡辺(美)、桑村(記)、中島(L)、福島(SL

4/28  東所沢駅750>日光湯元温泉1210>温泉寺1250>刈込湖・切込湖の登山口1330
    1570
m南東尾根取り付き1350>幕営地20001620

4/29  幕営地0610>温泉ケ岳0800>源泉1310

いつものように、雪山+貸し切り+“まったり”がテーマ。今回はそれに、朝発、車、1泊との条件が加わった。う〜ん・・・。 



金精(こんせい)峠がGWに開くので、念仏平避難小屋に泊まって根名草(ねなくさ)山を考えた。だが、朝発の1泊では中高年パーティーには厳しい。以前に、安藤さん(宇都宮アセントクラブ・登山時報の執筆者)が「岳人」に地元のワンデイの雪山を書いていたのを思い出す。南東尾根(仮称)からの温泉ケ岳だ。ネットで調べていたら、蓬生さんたちが入っていた。なんと去年だ。そういえば、洞井さん(愛知県連・同)の「残雪が登らせてくれる山、鈴鹿と美濃の春」(岳人)に、御池(おいけ)岳(丸山、鈴鹿山脈最高峰)があったことに気づく。こちらも蓬生さんが公募していたっけ。キャッチコピーに「雪の上を気ままに歩く楽しさ」とあったが(残雪期はそれがウリ!)

 今回の私たちは、夏日が続き、雪が溶けて激ヤブ! (地図から)幕営地は1700mか2000mになる。(雪がないかもしれないから)水は持ったが、幕場は近い方でいいや(取り付きは1600m)と軽量化もせずにきたのに、どこを眺めても雪のカケラもない。取り付きの山道(ヤブではなく)に喜んだのも束の間、すぐにケモノ道となり、それも消え失せる・・・。南東尾根は顕著な尾根で(雪があれば)わかりやすいだろうが、背丈を越えるヤブ(急登の激ヤブは写真を撮る余裕がなかった)ではルートファインティングが難しい。

 いつものように、和代さんのマタギのカンで進む。下りが心配な地点1800mに赤布(やっぱり帰路で大助かり、赤布見つけてホッ!)。

2000mまで行けば雪も出てくるだろうと、ヘロヘロになりながらヤブを漕ぐが、遅々として進まない。やっと雪が出てきたと思ったら、凍っている! 「誰だ!こんな山行を企画したのは」とボヤキながら(私です)・・・。

 2000mでやっと雪になり早々に幕営。月夜の晩で煌々と明るい。ゆったり、まったり、貸し切り雪山の女子会は更けてゆく。これがやりたくて、重荷を背負って登ってきたのだ。

 翌日も好天、やっと残雪期登山になった尾根を快適に進む。2220mからほんの少し方向が変わって、栃木と群馬の県境稜線をめざす。ヤブだとルーファイが難しそうだが、幸いに雪山で視界も良好。

県境稜線に出て、夏道と出合う。金精峠からと思われる単独のトレースがあった。温泉ヶ岳山頂までは、樹林の間に夏道があり、赤布がついていた。


 

温泉ヶ岳山頂は、360度の素晴らしい展望! 日光の山々、尾瀬、上越、会津・・・無風快晴にゆっくりと同定を楽しむ。それにしても見渡す日光の山々に雪がない。頂上直下が凍っていたのでアイゼンをつける(なくてもOK)。せっかくアイゼンをつけたのだから、往路の夏道はやめて、ダイレクトに急斜面を下る。

  しかし、快適な雪道は、幕営地まで。問題は激ヤブ(シャクナゲでなくクマザサだけど)。何度かヤブを避けてケモノ道を通ってみたけど、南東尾根から外れてしまうので戻るしかない。南西方向に金精道路に下る冬道も検討したが、雪がないと地形図の崖になるので、諦めて往路を戻った。

下山後は、湯元温泉の源泉かけ流しに立ち寄った。

 

 




































































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