残雪の南八ヶ岳 権現岳2715 山行報告             

日 時:201833日(土)晴れ 

行 程:自宅300−(車)−中央道−630天女山入口−1000前三ツ頭−1100三ツ頭−
    
1200権現岳頂上−1300三ツ頭−1400−前三ツ頭−1700天女山入口 行動時間10時間30分)

メンバー:得津

 

3月に入って天候不順が続き、日替わりで天候が変わる中、3日、6日が晴れマークとなりました。

当初3日は仕事。456日が休みでしたが、結局3日も休みとなり、何と4連休となってしまった。急な4連休ってどうしよう!? 

会の山行予定もなく、悩んだ挙句、晴れマークの3日を八ヶ岳、6日を奥秩父とした。

辛い登りに気を取り直しながら漸く権現岳山頂に近づいてきました。

 この時期の権現岳は3度目。天候さへ良ければ三ツ頭から先も可能です。
そして何より残雪の八ヶ岳が素晴らしい。


この日は快晴、やや風強いが、東京では17度まで気温が上昇するとの予報。あとは気になる山頂直下の雪の状態はどうでしょう?


 天女山入口からしばらくはだらだらとした林道歩き。前三ツ頭までのアプローチが長い。雪が腐っていて、ずぼっずぼっと足が埋まる。

先行者トレースが無ければ、相当体力と時間を浪費してしまう所です。前三ツ頭が近づくにつれ、腐った雪が融け、凍ったでこぼこの斜面を避けながら登る。登りはまだ良いが下りは気を付けなければならない箇所。

権現岳2715m山頂から富士山が薄っすら見えました。

 やっとの思いで前三ツ頭に着きましたが、遥か彼方の権現岳を見ると、気持ちが萎える。ここでアイゼンを装着し、とにかく三ツ頭までは歩こう!その先は12時までに着かなければ引返す!と心に決め、また歩き出す。 それでも久しぶりの長丁場の登山とあって、すでにくたくた。この付近が一番きつかった。三ツ頭に着くと、さっきまで遥か彼方に見えていた権現岳が迫って見える。ただ一度下って立ちはだかるかのような登りを目の前に、何度引返そうと思った事か。その度、先を行く登山者の姿に励まされ、とうとう山頂直下まで来てしまった。

権現岳山頂からの雄大な景色です。(左)阿弥陀岳2805、(右)赤岳2899mです。

 そういえば前三ツ頭で吹いていた風も今は止み、無風快晴。気になっていた山頂直下のトラバース箇所は、締まった雪でトレースされている。 トラバースを通過し、山頂の人だかりを見ると、さっきまでの辛さや不安もすっかり忘れ、あとは山頂まで駆け上がるだけでした。(記録 得津)

 

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