中央アルプス縦走

空木岳から木曽駒ケ岳ロープウェイ

 

剣岳に行く予定であったのですが、天候がよくないため、佐藤さんの提案で木曽駒ケ岳から空木岳縦走に変更となりました。

日 程 825日~27
参加者 堤(L)、福井、金子、上野、松尾、佐藤、吉岡
集 合 5:55 五反田駅集合 

825 
10:00
 金子さんの運転で駒ケ根到着しましたが、そこで問題が発生です。雨と風の為駒ヶ岳ロープウェイの運行が終日中止となり私達はどうしたらいいやら‼ 

 

そこで隣の飯田市にいる新美さんと連絡を取り急遽皆で押し掛けることとなりました。突然の訪問にも笑顔で皆を迎えてくれる新美さんの懐の深さには感謝しかありません。一晩皆でお世話になりました。

新美宅の近くの高台から見る美しい集落です

 

 

近くの日帰り温泉行く前に近所の喫茶店に寄りました。定年後、愛知県から移り住んで古民家を買い取り、改築しての営業の事。美味しくアイスコーヒーを頂きました。

 

 

DSCN0434新美さんを囲んで皆で再会の乾杯です



8
26
 

4:00飯田市郊外の新美家出発 5:00 駒ヶ池駐車場 そこで軽い朝食をとり身支度をすませ林道歩きの始まりです。

【行程】池山小屋―マセナギー大地獄、小地獄―ヨナ沢の頭―空木平入口―駒石―空木駒峰ヒュッテ泊

DSCN0435駒ケ根スキー場駐車場の登山口標高901mからの出発です。

 7:20 林道終点これからが本格的な山道 池山小屋先の水場目指して40分頑張ります。

 

DSCN0456樹林帯の本格的な登りが始まりました。


清冽な水が湧き出る池山小屋付近の水場、休憩する登山者が多い。

 水場を過ぎると急登が続き汗が滝のように流れてきます。

 

9:40 マセナギ

これからが鎖、梯子が続く大地獄、小地獄です(名前が怖い) ふと見える山並みに疲れが癒えます。


大地獄と云われる鎖場を通過します。

DSCN0458大地獄・小地獄の岩場が続きました。

 

 

12:36 空木平入口

あと1時間位で本日の目標空木岳駒峰ヒュッテです。ハイマツの緑と巨大岩の中アップダウンを繰り返し、標高900メートルから2800メートルまで登ってきました。

DSCN0460近づいて来る中央アルプスの稜線に癒されました

 

DSCN0476森林限界を抜け、大きな花崗岩の駒岩が現れ、駒峰ヒュッテが遥か遠く・高くに遠望するようになりました。

 

 

 

14:00 
駒峰ヒュッテ到着

皆で眺めのいいデッキで乾杯。よく歩いたなー!

駒峰ヒュッテ標高2795mのテラスで空木岳山頂2864mを眺めながら乾杯です。
標高901mの登山口から標高2792mの駒峰ヒュッテまで標高差1900mを登りました。

 


駒峰ヒュッテから見る南アルプスの3000m級の山々です。

 

 

 

827

【行程】駒峰ヒュッテ420出発-432空木岳頂上-556木曽殿山荘610640東川岳650830熊沢岳-1019檜尾岳-1317島田娘-1330極楽平-1420駒ケ岳ロープウェイ

437まだ暗い早朝、空木岳山頂に着きました。

3時半に起床し、朝食を簡単に食べ420分出発。2日目は一番若い金子さん先頭で、ヘッドランプの明かりを頼りに空木岳頂上に向けゆっくり登り始める。早朝なので蒸し暑さもなく、少し風が冷たい中頂上に到着する。ご来光までにはまだ時間があるようなので暗い中記念写真を撮り先に進む。

 

 

 

木曽殿山荘までは暗い中での岩場の通過で結構大変。そんな中、朝日が昇るとメンバー全員が足を止めご来光を見入る。
514 空木岳の下りは岩稜帯の厳しい下りでした。

 

600 空木岳から長い岩稜帯を下り木曽殿山荘に近づいて来ました。木曽殿山荘は標高2492m、中央アルプス縦走路の最低点です。

 

木曽殿山荘に到着し休憩を取った後、東川岳に向け出発。

 

 

ここから先は佐藤さんのみが学生時代に歩いたことがあるだけで他のメンバーは未知の世界。しかも佐藤さん云わくかなりアップダウンの連続で”きつい”コースだった記憶とのこと。
632 木曽殿山荘から東川岳2671mへの登りから、空木岳を振り返ります。

 

8:40 熊沢岳2778mから左から木曽駒ケ岳2956.1m、中岳2925m、中央の鋭鋒は宝剣岳2931mを望みます

 

 

911 剣岳に劣らないほど険しい岩場が続き ました。

 東川岳からは先頭を松尾に交代し熊沢岳を目指して歩く。
熊沢岳までは気持ちのよい稜線歩きだったが、熊沢岳から檜尾岳までは岩場の連続。

危険な個所では木曽駒ケ岳方面からきた登山者に崖の下に鉄の足場が設置されていることを教わり崖下に降りる。気が抜けないルートであるがバリエーションがあり以外に楽しいコースかなとも思う。

 

 

 

檜尾岳の頂上と避難小屋が見える位置まで来るとあと少しと思い頑張って歩く。

 

1028 縦走路中間点の檜尾岳2728mで全員の記念撮影です。

 

 

 

1246 島田娘の登りから遠く歩いて来た縦走路を振り返ります。左の山は空木岳2824m、右の山は檜尾岳2728mです。

 

 

 

檜尾岳からは先頭を吉岡さんと交代し、次は島田娘を目指す。地図上には”危険”のマークがあるがちょうど危険個所には安全確保の為の梯子の設置作業が行われており、さっそく利用させてもらう。
1249 島田娘2858mへこの縦走路最後の登りです。娘の名とは真逆の鋭鋒への登りです。

 

P8275418厳しい最後の登りを黙々と歩きます。

 

島田娘まではアップダウンを何度か繰り返し、疲れた足にはつらいつらい登り。

 

 

そんな中最後のキツイ登りでサルの集団を発見。かわいい姿にホッと一息。
13:03 島田娘 山頂直下に猿の軍団が黙々と植物の新芽らしいものを食べています。

 

1331 島田娘に到着、ロープウェイ駅に近く、登山道も整備され、そこは観光客も散歩しそうな雰囲気です。

 

 

極楽平には予定時間より早く到着し、すぐにお茶休憩となる。ロングコースを無事歩き終えた安堵と達成感に浸る。ゆっくりお茶をした後、ロープウェイ駅までの最後の下り。ロープウェイは臨時便が多数出ていてすぐに乗車でき、しらび平まで降りてくる。
1336 極楽平に到着、少し時間の見通しがたったので、待望のティータイムとしました。

1409 極楽平から見下ろすロープウェイ駅です。直ぐ近くに見えました。

 

ゆっくりお茶をした後、ロープウェイ駅までの最後の下り。ロープウェイは臨時便が多数出ていてすぐに乗車でき、しらび平まで降りてくる。

コース変更等のハプニングがありましたが、飯田の新美さん宅に宿泊させて頂き楽しい夏山山行になりました。剣岳から空木岳へのコース変更を検討して下さったリーダー堤さん、佐藤さん、急遽車を出してくれた金子さんには感謝です。(松尾)

 

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