八ヶ岳夏沢峠やまびこ荘にて動物観察会

○日 程 :2018923日(日)〜24日(月)

○メンバー :L金子(貴)(記)、金子(泰)、金子(昇)

○コースタイム:

1日目 1200茅野市内公園駐車場〜(タクシー)1240桜平(中)駐車場〜1355夏沢鉱泉〜1505オーレン小屋〜1543夏沢峠・やまびこ荘(泊)

2日目 700やまびこ荘〜900桜平(中)駐車場(タクシー)〜茅野市内公園駐車場


 

今年の集中山行は八ヶ岳になり、6歳の昇平の山小屋デビューに夏沢峠のやまびこ荘を計画していた。集中山行が中止になったため1週間後に再計画。この小屋は、野生のモモンガやヤマネの観察ができる日本で唯一の山小屋だ。昇平は男の子だけど小動物大好き、モモンガのぬいぐるみが一番のお気に入りだ。

夏沢峠やまびこ荘(山彦荘)の看板の前で

 これまで景信山や木曽駒ケ岳(途中まで)、高尾の小下沢ウォーターウォーキングで腕試しならぬ足試しをしてきたが、楽しく歩ける時間は合計3時間くらい。兄もあれこれ言って励ますが、予想通り、途中の登り坂で「もうやだ」となった。「じゃあ帰ろう」と私が言ったら「嫌だ、モモンガ見たい」とがんばる。体力よりも気持ちの問題。母の作戦は成功したようで、ゆっくりながらも無事夏沢峠に到着した。

 

 

やまびこ荘はこれまた珍しい風情あるランプの宿。夕食のときは1個だけ電気をつけたが、夕食が終わると電気は消灯し、ランプのみのうす明かりとなった。
実をくわえた「ウソ」という小鳥

 

動物の観察目当ての宿泊客は10名程度で談笑しながら待っていると、まもなくごそごそと音がして小屋の中にヤマネ登場。泰征は一心にデジカメ撮影。ヤマネ・モモンガは人が急に動くと驚いて逃げてしまうとのこと。そうわかっていても驚かしてしまい、ひまわりの種を食べたいヤマネは「隠れてはまた出てくる」を何度も繰り返していた。そのうち尻尾の長いヒメネズミも出現。
まずはヤマネの登場

 あとはモモンガだ。21時ころまでねばっていると、泰征が窓の外の餌台に「何かいる!」「あ!モモンガ!」と言った。みんなでそーっと窓の周りに近寄り、繰り返しひまわりの種を食べにくるモモンガを間近で観察することができた。そのあともモモンガは何度も来てくれて、泰征は22時ころまで観察していた。私は朝4時に目が覚めたので食堂でモモンガを待ってみた。5時すぎに1匹が小屋の中まで入ってきた。小屋の主人によると最近はモモンガは早朝に来ることが多く、その確率はほぼ毎日だそうだ(すごい!)。

山小屋の大御所も顔を出しました

写真を見て、どこのお兄さんと思うぐらいの背の伸びた(泰)君と来年小学生の(昇)君        (編集部の感想)

 

翌朝は朝食をゆっくり食べて、ゆっくり下山。下山はつらくないためか、とてもはやいペースで降りてきた。

途中で、6月に硫黄岳山荘のイベントで見事なオペラ歌を披露してくれた元高校の先生にお会いしたので挨拶をした。昨夜も硫黄岳山荘で2曲歌ったそうだ。

八ヶ岳は若者・子供の登山者がとても多い気がする。それもそのはず、小学生までは「山小屋宿泊無料キャンペーン」を全山域でやっているとのこと。毎年やっていると聞いたので、みなさんもお孫さんと一緒にお出かけはいかがでしょうか。

 

 

 




































































inserted by FC2 system