日光白根山山行記録

 

 

日 時  20181013()  参加者  L関山、高橋、杉浦、今堀

アクセス

[往路] 東武浅草駅(6:30)----<特急リバティーけごん1号>---(8:22)東武日光駅/乗換(8:35)--バス--(10:26)ロープウェイ駅

[復路] ロープウェイ駅(16:39)--バス--(17:03)鎌田/乗換(17:10)--<バス>--(18:07)沼田駅/乗換(19:01)--<上越線>--(19:48)高崎駅/乗換(20:07)--<上野東京ライン小田原行>--(22:11)品川駅

行 程

ロープウェイ駅(10:45)---(11:15)ロープウェイ山頂駅(11:35スタート)・・・森林限界(13:20)・・・(14:00)白根山山頂(14:15)・・・七色平分岐・・・(16:00)ロープウェイ山頂駅---ロープウェイ駅16:25

 

 

記 録ぱっとしない天候が続いていた関東地方は、日本海にあった寒冷前線が南下して太平洋に抜けた後、冷たい空気を持った移動性高気圧が張り出してきて、山頂の天気を右上記のように予報しています。(日本気象協会) 山頂の最高気温6℃、最低気温マイナス1℃と高山は初冬を迎えたようです。夏山が終わったばかりなのに、急に冬が駆け足でやってきた感じで、まだ冬山の感覚に慣れていません。防寒対策をしっかりして、安全第一で登ることにしました。

 

入会後初登山となる今堀さんを先頭に杉浦さん、高橋さん、関山が続き、予定時間を25分遅れでスタートです。ロープウェイの最終時刻の16:30までに戻ってこなければなりません。食事タイムを設けずに歩きながら食事をとることにして、先導役の今堀さんがいいペースでリードしてくれます。約30分おきに衣服調整や水分補給で休憩をとって行くうちに、体も有酸素運動モードに切り替わり、皆頑張って歩行を続けます。ところどころに花期を終えた高山植物がありましたが、高橋さんはそれらの花名を言い当てていきます。さすがです。

 当初予定の山頂到着時刻14:10までに歩けるところまで行くことにして、まずは森林限界の開けた山域まで行くことが目先の目標です。そして、下山してくる人たちに「森林限界はあとどのくらいですか」、「山頂まではあとどのくらいですか」と尋ねて行くうちに、14:10迄に山頂を極めることができるのではないかと、皆が思いはじめました。高橋さんは「行ける行ける、大丈夫」と皆に暗示をかけるように言葉を発します。そしてお菓子や手作りの「レモンと柚子の蜂蜜漬け」などを出して、皆を元気づけてくれます。

 そのおかげで、森林限界から頂上までの砂礫帯や岩稜帯は風があり気温は低く雲に覆われて視界がききませんでしたが、皆元気に14:00に山頂を極めることができました。頂上をそこそこにして下山をはじめ、予定より早く全員が無事に山頂駅に帰着できました。沼田駅で登山の無事に感謝して乾杯をしました。成功の要因は、@山頂を極めたいとの強い思い、A先導役(今堀さん)の快適な歩行ペース、B山行2回目の杉浦さんのおしゃべりと頑張り、C高橋さんの「さすがベテラン」のさりげない元気づけの言葉とお菓子や嗜好品のおもてなし、などであったと思います。

【感 想】

杉浦さん/ 「寒さ対策をして下さい」と言われ、リュックが大きくなりましたが参加しました。バスの車窓から中禅寺湖や金精峠周辺の紅葉を見ながら登山口を目指しました。山頂からは、「時間内に行けるところまで歩きましょう」と言われてナナカマドの真っ赤な果実を見ながら歩みを進めますが、どうもペースは押せ押せで山頂を目指す雰囲気です。その早めのペースのおかげで早めに山頂に着きました。山頂からは景色が望めませんでしたが、押せ押せのお蔭で山頂を極めることができ、ありがたく楽しい思い出になりました。

 

今堀さん/ 初めて「さんかくてん」の山行に参加させていただきました。始発電車でバスやロープウェイを乗り継いで行ったというのに、頂上に着いた頃にはすべてが雲の中で景色は全く見えずちょっと残念でした。でもおしゃべりしながら登って、無理かもと思っていた頂上まで行けて、楽しかったです。

高橋さん/ 天気予報が今一だったので中止かなと心配でしたが、雨にも会わず楽しく山頂まで行けて良かった! 山頂での眺望は得られなかったのが残念ですが嬉しい山行でした。列車を降りてからバスに2時間近く乗ってやっと登山口に到るのですから日光連山は遠かった。私は山らしい山に登るのは雨飾山以来でしたし、それもゆっくり登山でしたから、日光白根山を皆について歩けるかなと心配でした。自分でも計画中の山だったので思いきって参加しました。参加を受けてくれたリーダーに感謝です。 登山道で花を見ることが無くて、山は早くも冬支度の様相でした。コイワカガミ・ゴゼンタチバナ・ミツバオウレン・シャジンなどを登山道でたくさん見かけましたが、どれも花殻はもちろん実すら残していませんでした。しかも、ゴゼンタチバナは花をつけない4枚葉がものすごく多かった。ツルリンドウの赤い実はあったものの、コケモモの実は岩稜近くで数粒見つけただけです。綿毛を付けた草が多くあったのですが、葉もすっかり枯れてやっとカニコウモリだろうと当たりをつけました。そして、かなりのシャクナゲの見られる山なのだと知りました。樹林帯では苔生した木々やスギゴケを見かけ、ミニ八ケ岳を思い浮かべました。丸沼高原ゴンドラ山頂ロックガーデンに栽培されている白花と紫のヒメシャジンがきれいでした。今ではシラネアオイ・コマクサを見ることは少ないと聞きますが、初夏にも訪れてみたい山です。

ここ数年「品川さんかくてん」の方々とほとんど山をご一緒していませんが、入会間もない今堀さん・杉浦さん等といろいろお喋りしながら登れて楽しい山行でした。

 

 

 



































































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