花の百名山:「藤原岳」山行

〜フクジュソウに会いに〜

日 時:2019.04.07

参加者:L得津、佐藤達、長谷川

交 通:品川613─(東海道新幹線)─742名古屋801─(近鉄)─829近鉄富田850─(三岐鉄道)─942西藤原駅(着)

タイム:西藤原駅950出発─959神武神社登山口─(大貝戸コース)─1136八合目1145─九合目付近 福寿草群落─1238藤原山荘12551320藤原岳山頂─山頂から一段下がった所での休憩(13:20=14:00)─カルスト地形散策後─1502八合目─(聖宝寺コース)

1607大堰堤─(車道・集落)─1657(着)西藤原駅(発)─(三岐鉄道)─近鉄富田─名古屋駅構内(食事・解散)

 

久々の会の参加で、緊張&うれしさで品川駅6:13発「のぞみ」に乗っていざ西日本初山行へ出発!名古屋駅で得津Lと合流しました。

 

三岐鉄道の車窓から見る藤原岳、山腹は秩父の武甲山と似て、石灰採掘がさかんです。 三岐鉄道(かつては石灰運搬の貨物線だったと佐藤さんが調べてくれました)



残雪のある鈴鹿山脈の山並みを眺めながら西藤原駅に到着。
穏やかな天候で、やや春霞の模様。





神武神社登山口には表参道という名にふさわしく立派な鳥居があり、上りはやや急登でも、とても整備されていて歩きやすい道でした。

藤原岳登山口にある三岐鉄道の終点、西藤原駅です。機関車を模した駅舎です。

絶妙なペースで登り続ける佐藤SLの後に歩いていると、山のテレビ番組で登山ガイドさんの後をついていくカメラマンの気分になってました。

ジグザグに登る途中では(登山道には、〇合目という立派な標識があります)すれちがう登山者も多く、人気の山だということがわかりました。

合目の大貝戸コースと聖宝寺コースの日当たりのよい合流点、多くの登山者でにぎわい人気の高さを感じました。

 

小広場になっている8合目で、柔らかな日差しの中で休憩。下山時に通る聖宝寺道(裏参道)は、ここで合流していました。

89合目は福寿草の群生地が続きました。

4合目で小休憩後、6・7合目で、登山道のすぐそばに待望のフクジュソウが発見できて感激!3センチ前後の黄色の花が点在していて、もうあと1週間後位には更に山腹が黄色に埋め尽くされるかなという頃合いで蕾がたくさん見られました。咲き始めてまもない瑞々しい花を見て、「ピチピチしてる!」(得津L談)と感動してました。

 

山頂近くにある避難小屋

避難小屋付近から残雪の残る藤原岳山頂を見上げます。

この後に予想される雪解けのぬかるみ対策にスパッツを着用して進みます。案の定、足元に気をつけながら石灰岩がたくさん見られる道になり、大勢の登山客のいる避難小屋周辺を通過した斜面でランチタイム。石灰岩(通常の岩石と比較してとても軽量!)の天然の椅子に腰かけて、目指す山頂を眺めました。

 

避難小屋の下の日当たりのよい場所で藤原岳を見上げながら昼食をとりました。

 

鈴鹿山脈の代表的な藤原岳山頂で記念撮影です。

山頂までは、1回少し下り、緩やかに登り返すと視界の広がる山頂(西側すぐ下が絶壁!)に到着。霞がかかっていて遠方までは見られないものの、鈴鹿山脈北部の山々や縦走路等が見えました。山頂近くのスペースで、佐藤マスターが淹れてくれたCOFFEEをごちそうになり、当日は行かなかった天狗岩(天狗の鼻のように高く突き出ている岩)や、たおやかな稜線を眺めて、ぽかぽか陽気の中でまったりと過ごしました。

 

 

その後は避難小屋まで一旦戻り、天狗岩方向に向かった展望のよい所で、雲仙山、雪をかぶった御池岳、かすか〜に伊吹山?か白山連山が見えました。
藤原岳山頂から緩やかな草原をくだり避難小屋を目指します。

 

下山前に藤原岳山頂周辺のカルスト台地を散策しました。山口県の秋吉台に似ています。

 

下山は、8合目までは同じルートで(雪の多い冬季は雪崩が起きやすく、別のショートカットコースがあると表示がありました)下り、途中で見たフクジュソウの花びらが午前より閉じかけている様子に寒さから身を守る自然の力の賢さや健気さを感じました。

 聖宝寺コースの最後の林道手前付近は大規模な堰堤がいくつか出来て、堰堤の階段を上り、林道は大きく迂回せざるを得ませんでした。

その後は聖宝寺道(裏参道)を下り、ガレ場や片側が深い谷になった細い道等、午前と正反対のスリリングな道に緊張しながら下りました。




得津Lは、途中でカモシカの毛を発見したそうです。2回沢を渡り、下山しましたが鳴谷神社登山口近くで新しく堰が作られていたため、やや遠回りをして鳴谷神社登山口を通過し、西藤原駅に向かいました。

名古屋駅でお疲れ様会をして、それぞれ新幹線で帰路に付きました。

得津Lと佐藤達SLのおかげで、充実したいい想い出ができて、もう一度行って見たい山がひとつ増えました。ご一緒でき、本当にありがとうございました。


























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