火打山 山行記録

【日 程】2019/04/284/30

【参加者】佐藤(L)、得津(SL)、堤、福井、上野

【行 程】 

4/28  東京駅616----(新幹線)----738長野駅745─(しなの鉄道)─830妙高高原駅(得津さんと合流) タクシー900(発)笹ケ峰牧場登山口(着)1036笹ケ峰牧場登山口1005出発〜1115黒沢橋---(十二曲がりの急登)---1230 1790m尾根のテラス---(急登)---1430富士見平下でテント設営 1940消灯

4/29 420起床 615出発─(黒沢岳山腹をトラバース)─高谷池ヒュッテ7128:」35雷鳥平─930火打山山頂10051046天狗の庭─1130高谷池ヒュッテ─1235テントサイト帰着 1930消灯

4/30 540起床 天候状況判断 800出発─(急な下り)─852 1790mテラス─急な下り─930黒沢橋─1025笹ヶ峰登山口下山 1040タクシーで池の平温泉「かふぇ」11001320 1400妙高高原駅(発) 1450長野駅 得津さんを分かれる

 

1日目(4月28日)
 10連休のスタートの2日目。日曜日は天気も良く関西から来た得津さんと妙高高原駅で合流し、そこでジャンボタクシーに乗車し笹ケ峰駐車場に到着しました。

 

連休の為か、駐車場も多くの車がいました。登山口で身支度を整え出発。歩きながら辺りを見渡すと多くの雪があり新潟は豪雪地帯なんだなぁーと思いました。

タクシーで笹ヶ峰牧場へ到着、除雪された車道で出発準備をしました。

 

 



ブナ樹林の静寂な中をゆっくり進みながら、深雪の感触が気持ちよく、久しぶりの雪山初日を迎えました。

 

黒沢橋付近で休憩、鉄製の橋を渡り、そこから厳しい急登が待っていました。

 

 

途中、勾配がきつくなると、ストックからピッケル、靴はアイゼンに変えて、黒沢付近(1575m)から十二曲がりの登りにさしかかりました。

1202 急登の手前 アイゼンを着用します。

 

 

 

急登の為、ピッケルを突き刺しながらキックステップを繰り返し尾根の上に出ました。

 

十二曲がりの急登を登ります

 

 

 

当初の計画通り、富士見平付近(2000m)まで登ってきましので、適当なテント場を見つけてはりました。今夜は、佐藤リーダーによるコメ飯、ビビンバの献立を美味しく頂き、早めに就寝しました。(1日目 上野)

富士見平下の風のないテン場でお茶タイムです。

 

 


 

 

1634 夕食前稜線へ登って視察にでる得津さん、点のように見えます。











2日目(4月29日)

 

今日の中期予報は曇りのち雨だったが晴に変わり、ラッキーである。天狗の庭までは標高差も少なく軽いアップダウン程度です。テントサイトから広々した富士見平の雪原を進むと妙高山、高妻山、北アルプス、小さな噴煙が残る焼山、そして目標とする火打山が素晴らしい青空の中に佇んでいます。今日は時間がたっぷりあるので超のんびり雪上散歩です。皆さん写真の撮りまくっています

富士見平で素晴らしい景色に歓声を上げる皆さん

 

 



高妻山       -------------------------北アルプス連山                     焼山 --------  火打山

黒沢岳山腹のトラバースを終えました。平坦な高谷池、先に火打山

 


 

やや心配していた黒沢岳山腹の長いトラバースも良いトレースがついています。

快適に高谷池ヒュッテ、天狗の庭の雪原を過ぎ、いよいよ火打山への長いのぼりになります。他のパーティが豆粒のように火打山目指して登っていきます。

 

812 雪原の斜面を火打山目指して登ります。


 

 

836 登山口の笹ヶ峰牧場の反対側には数年前の同時期に皆さんと登った高妻山が堂々をそびえていました。


 

842 白い雪山のなかで何故か黒々として黒姫山が見えます。

 


 

他のパーティが豆粒のように火打山目指して登っていきます。標高2300m火打山の鞍部、雷鳥平にでると眼下に日本海が見えます。ここで一服したあと最後の雪面の急登を終え、火打山山頂に立ちました。

 

火打山山頂で記念撮影

 

 

火打山山頂も当然360度の大展望です。山頂でゆっくり日本海をみながらお茶タイムをしました。

火打山山頂から展望  日本海がすぐ近くにあります。手前は鉾ヶ岳、権現岳です.

 

 

 

 

北アルプス 後立山連峰です。白馬、唐松、五竜、鹿島槍と連なります。

 

 

 

 

932 左から海谷山塊の昼暗山 (中央)烏帽子岳 そして糸魚川と日本海を遠望しました。

 

 

帰路は今日中に下山しなくてもよく、妙高山の展望台の大倉乗越へもなんとなく行く気が失せてテントサイトに戻るだけの、のんびりのんびの山行です。

1023 左から高妻山             堂津山          雨飾山連峰 
そして遠くに北アルプスを遠望しました。

 

 

 

 

1228 テントサイト手前で素晴らしかった火打山の名残の休憩をとる皆さん。

 

富士見平下にあるテントサイト12時半には戻りました。皆で今日の登頂と恵まれた天候にお礼をしてビールで乾杯です。天気予報は夜半に雨が降り始め、朝6時には一旦雨が止むとの予報です。ちょっぴり明日が気になります。

1254 火打山山行を終え、テントサイトに帰着しました。良かった天候も下り坂になってきました。

 

3日目(4月30日)

深夜0時半ごろ雨がテントを打ち始め、540分ごろの起床の頃も降り続いています。7時頃には雨も止み始め回復待ちの待機を終了しテントを撤収し出発しました。

 

738 漸く雨も上がり、テントを撤収し、濡れたテントの雫を振り払います。

 

808 テントを撤収し雨上がりの雪原を笹ヶ峰牧場の下山口へ向け出発します。

 


 

最初は快適な緩やかな雪面を快調に下っていましたが、1790mの尾根の末端に近づくにつれ下りの斜度が増し、斜面をジグザグにトラバースする箇所ではピッケルとアイゼンで慎重に抜けました。

 

835  帰路の急な雪面のトラバース、気持ちが悪い急な雪面でした。

 


いよいよここから「十二曲がり」の難所を下りますが、案に相違して雪面は適度に柔らかく、ほぼ一直線に急な雪面を下り短時間で黒沢橋まで下りました。「なんーだ」の気持ちです。ここから笹ヶ峰牧場の登山口まで緩やかな林の中の雪原を下り10時半には下山しました

1024 笹ヶ峰牧場の車道に下山しました。

 


1006 池の平高原日帰り温泉「かふぇ」で汗を流すことにしました。

1232 入浴の後は食堂で皆さんの健闘を祝いビールで乾杯、そして平成最後の山行を顧みました。

待っていたタクシーで池の平の日帰り温泉「かふぇ」で汗を流し、美味しい蕎麦を食べ反省会を終えました。長野駅で得津さんと又の再開を楽しみに別れました。そして平成の山行ともお別れでした。(23日目 佐藤)  




 












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