残雪の駒津峰(甲斐駒):仙丈ケ岳へ 5月2日〜4日 堀井 5月2日 新宿6:45―伊那市―高遠―仙流荘―歌宿 徒歩2時間・北沢峠16:30着
樹林帯を抜けると斜面一帯が岩塊で覆われた特徴的なゴーロ帯に出る。ここを登り仙水峠着、風の通り道になっているので岩陰で魔利支天を見ながら休憩。駒津峰への樹林帯の急登にかかるが、キックステップでは時間が掛かりそうなので、アイゼンを着ける。木々を左右に巻く、窮屈な直登である。樹林帯を抜けると雪が消えてきたので、アイゼンを外す。仙水峠から駒津峰までコースタイム1時間30分位なのに2時間以上かかり足も疲れて思うように上がらない。 駒津峰から展望は素晴らしいの一言。眼前に甲斐駒がそそり立ち、鋸岳に続いている。東は鳳凰三山が奥には八ヶ岳、仙水峠を間に栗沢山、アサヨ峰、南に遠く富士山、手前に北岳、仙丈ケ岳が雪で白く輝いている。甲斐駒往復は断念して、ゆっくり休憩、明日の仙丈へ体力温存とする。以前は体力、時間一杯まで進んで行くはずなのに、少し悔しい感じもする。難所といわれる峰から急下降、狭い稜線を少し進み峰に戻る。残雪の景色を堪能して、ゆっくりと峠に戻る。久々の登りでだるく、ビールも飲まずに、夕食後すぐに寝てしまった。
今日は歌宿16:15のバスに乗るので山荘に14:00に戻る予定である。3:40山荘発、ヘッ電を点けての登山になるが、樹林帯の中トレースは明瞭で、迷うことは無いようだ。 程よい登りが続き早朝で雪も締り、踏み抜きもせずに歩きやすい。辺りが徐々に明るくなって空が青くなっていくこの時間帯が好きだ。
峠付近は携帯が通じないので、山頂で飯嶋さんに登頂メールを送る。展望を楽しみながら小仙丈岳に戻り休憩、家族に写真とメールを送る。スキーの人も登ってきている。景色を心に留めて下山にかかる。雪が柔らかくなってきたが踏み抜きもなく、北沢峠に13:30着。 こもれび山荘は管理人が替り、食事も良くなったが料金も北ア並みに、夕食付で8500円、寝所はカーテンで仕切られ、個別の照明もあり便利であった。 |
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