天気が良ければ、楽勝ね! 上越・荒沢山

 

山 域:上越 山名:荒沢山1303m 

日 時:201939日(土)〜10日(日) 天気:晴れ

メンバー:L堤 SL桑村(記) 飯嶋(食当・写真) 綾乃(食当) 福井(装備)


タイム:
3/9
土樽(つちたる)駅下車1357>テント設営1500>ビーコン学習1600>夕食(ビビンバ丼)1800>就寝2000

3/10
起床0400>朝食(稲庭風おうどん)>出発0600>カドナミ尾根>ホソド尾根との分岐0900>山頂(1300mあたり)0930>往路を戻る1000>テント場1330土樽発1524-上野着1925



今シーズン6回目の雪山で、初めての青空だった(まあ、そんなものだが・・・)。眺望はもちろんのこと、目視が効くのでルーファイの心配がなくて楽チンなこと!

ラッセル、雪崩、ヤブ、岩稜と不安要素が大きくて、長年トレースできずにいた「荒沢山」を堤さんに頼むことができて、実現した。当初は、22日〜3日のいい時期だったが、メンバーのインフルエンザで日延べとなった。日程が変わっても、急斜面なのでラッセルや雪崩が心配だったが、やはり寡雪であった。



39 年々、雪が少なくなって心配していたが、「トンネルを越えると雪国だった」。
魚野川を蓬橋で超えて河原の土手を、25千図にある建物マークの場所(標高600m)をめざして進む(昭文社の登山地図にはないので、いまはないのだろう)(往路は神経を張っているが、帰りはボーッと歩いているので、あらぬ方へ…土合駅方向…進んでいた)。

平坦な小屋跡

明朝に登る予定のカドナミ尾根の末端(尾根は末端から登るのがセオリー)を確認した後、少し戻って適地にテント設営。



空身で取り付きの偵察。南カドナミ沢の右岸の雪道を進むと赤テープ。考えることは一緒だなあと思いながら、尾根に近づくと、広く平坦な場所があり、建物跡だとわかる(ここもテント適地)。

 

 

 

天気も良く、時間もあり、ビーコンの学習(のまねごと)をする。練習をしないと難しい。この日のニュースで、那須の春山登山講習会の雪崩事故の判決がでていた。山スキー(バックカントリー)の人たちには必須だけど、私たちはまだひとごとみたいだ。
↑ビーコン(受発信機)

 

ゾンデ(プロープ)で埋まっている人を探す練習

 

                                            

310 

カドナミ尾根は、急登の登りだけの尾根。アイゼンもワカンも不要の雪質と積雪量で、全行程ツボで快適だった(体重や好みで、メンバーによってはワカンやアイゼン使用)。木のウロ周辺だけではなく、あちこち踏み抜きでハマっているが、雪が浅いのでなんとか自力で抜け出せている。

心配だった岩稜帯は、雪で埋まっている(雪のない部分にトラロープの先端が見えた)。上部の急登部分は、下りで先頭のメンバーはバックステップを選択(後方は階段ができているので前向きで)。

1280m地点でホソド尾根との分岐に出る。お天気は上々で、上越の山々が一望に!厳冬期は魅力的な雪稜だろうホソド尾根も、すでにズタズタの雪となってしまっていた。

山頂はすぐそこ! トップで、トラバース気味に進んでいたのだが、リーダーから尾根に上がってとの指示。OKと勇んで尾根上(と思われる部分)を数歩進んだとたんに、腰までハマって、ザックで止まる。なんと、足が宙に浮いている、足の下がないよぉ! 1290m〜1300mあたり。「戻る」と叫んで踵を返す。標高差も距離も山頂まであと数メートルで、残念ではあったが、どこが地面かわからない!
先端が山頂。右下のトラバースから上がろうとしているところ。この後、数歩進んだところでハマるが、足元は空間! どこが地面かわからない!

下山時、最後尾の飯嶋さんが3mほど滑って(飯嶋さんの前を歩いていた堤さんの横を滑っていった)、木のウロに頭からハマり、顔が半分埋まる。堤さんが気づき、すぐに口の周りの雪を掻いて、事なきを得た。

メンバーの一言コメント
・飯嶋…今年初めての青空と晴天で、展望に恵まれた。転滑落で筋力不足を痛感した。
・綾乃…初めてのバックステップは怖かった。
・福井…急登は心配だったが、思っていたより大丈夫だった。
・桑村…堤リーダーのおかげで念願の荒沢山に登ることができた。
・堤…お天気とメンバーに恵まれて、リーダー冥利に尽きる。


























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