瑞牆山山行報告
JRの人身事故とゲリラ豪雨に巻き込まれた消化不良の山行

日 程:2019。8月3日(日

参加者:(L)関山()、三戸、堤、矢沢



新宿に向かう山手線の車内に「信濃町駅で起きた人身事故で中央線は運転見合わせ」との放送が流れた。新宿駅の構内放送で復旧時刻が6:20頃と報じられたので、急遽便を特急あずさ71号に変更し、あずさ1号で来る堤さんの到着を韮崎駅で待った

 

 

タクシーで瑞牆山荘に向かうが眺望は利かない。昨日は雷雨だったと運転手談。9:55登山口を出発し緩やかな樹林帯の中を登ると30分程で林道を横切り、水分を含んだ滑り易い里宮坂の急な登りとなる。やがて里宮に行く道を左に見て登るとベンチのある格好の休憩ポイントが現れ、木々の合間から瑞牆山の岩峰が見えた。

休憩ポイントからの瑞牆山の眺望

 

 

 

さらに20分程登ると富士見平小屋になるが、手前の水場に寄って水を補給し小屋に向かうと突然豪雨となり、小屋に駆け込み美味しいココアとカップ麺などを注文し、昼食を摂りながら雨の上がるのを待った。小屋の主人の話では毎日のように雷雨となっているとのこと。ウェブで雨雲の実況を見てみると15時頃迄雨雲は抜けず、抜けても2段3段と雨雲がやってくるとの判断から、雨が止んだのを見計らって下山を決めた

 

富士見平小屋まで登りましたが残念

 

若い頃は無謀と思われる登山をしてきた。せっかくここまで来たのだから、せっかく山が見えているのだからと、悪天の中を体力にまかせて歩いていた。



瑞牆山荘に下山してくると再び激しい雨となり、その中をバスで増富温泉に行き入浴・歓談して特急で帰宅した。

雨宿りの昼食タイム ランプの灯とココアと薔薇ジャムとクッキー

どんなに多くの山に登っていても、これから登る山については事前にガイドブックや地図を読み、且その山域の気象状況を調べるのは当たり前のことだ。7月のウイークエンドはことごとく傘マークが並んで山行ができず腐っていた。ようやく前年比1月遅れで7/29に梅雨が明け、うれしいことに今日の山行日は晴れマークがついた。山梨県の予報ではところにより雷雨が発生する旨を報じていたが、23日前からの現地のアメダス実況で雷雲の発生状況を確認していなかったことが悔やまれる。(現在はアメダス確認を調査事項に加えている)

人間を長くやっていると身も心も優しくなってしまって、山も優しく見えるようになったのかなと思える。どこから登ったら一番早くて楽だろうなどという考えでルートを探している自分にあきれてしまう。本来登山というのは労力を意に介さず登らなければならないのに、怠惰な気持ちを持ってしまうのは何とも情けない。でもこれでいいと今は思っている。

三戸さん】時間と費用をかけて参加したというのに「登頂断念」とは、「エー?!」と思いましたが、この先の地形の状況や天候予測等から「勇気ある撤退」を選択しました。結果、下山時に雷鳴や豪雨に見舞われ、続行しておればどんな状況になったかと、すれ違う数台の救急車を見るにつけ恐ろしくなりました。

堤さん】不如意な山行が続きました。こんな時こそ良き仲間が一緒で良かったと思わずにはおられません。共にボヤキ、安全策を取ったことを自画自賛し・・・、懲りずにチャレンジ!!

矢沢さん】やっと行ける瑞牆山! やっと使えるジパング! というルンルン気分で出発。が、電車の事故や突然の雨に遭遇するハプニングの山でした。富士見平から先、せめて天鳥川まで行ってみたいと言った私でしたが、やはり先輩方の見立通りに下山して本当に良かったです。山小屋でのランチ、温泉入浴、特急かいじ号でのワイン談義?と楽しく実り多い山行でした。(関山)

 

 

 


























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