試練と憧れ 早月尾根から剱岳、別山尾根下山 

2019823()夜行〜826() 27()予備日

参加者 堤(L.) 渡辺美(SL) 吉岡() 松尾(会計) 金子(写真、記まとめ)

行程 
24日()6時電鉄富山駅集合 上市駅よりタクシーで馬場島 早月小屋【泊】

25日()早月小屋発 剱岳山頂別山尾根 剣山荘 剣沢小屋【泊】

26日()剱沢小屋発 
■立山三山コース──金子、美知子 室堂〜富山〜帰京
■奥大日岳コース──
松尾、吉岡。堤
【泊】雷鳥ヒュッテ 

27日()雷鳥ヒュッテ発 
■堤 室堂〜富山〜帰京 
■雄山登頂──
室堂〜帰京 松尾、吉岡 





この夏は梅雨前線が長く居座った。そしてお盆が終わった頃早くも秋雨前線登場!あの夏空はどこへ行ってしまったのか?昨年来3回目の計画書を上書きする。雨マークの予報に出るのはため息ばかり。が、天気の神様は見捨てなかったようだ。例会後の話し合いで決行決定。27日は予備日としました。


 

 

 

24(1日目、晴れ、後ガス、夜雨) 堤記

前夜22:50バスタ新宿発 5時55分富山着 6時17分発電鉄富山6時43分上市着 タクシーで馬場島着7時30分 7時50分登山口発 9401200m 12時15分1920m三角点 14時 早月小屋着 17時夕飯 19時就寝

 

そして当初の計画通り、青空の下、あの『試練と憧れ』の石碑の前に立つことが出来ました。


標高差2200mアルプス3大急登のこの尾根の標高差1440mが今日の登り。暑いのと水が無いのがネック。堤先頭でゆっくり歩く。

今日は『試練と憧れ』の石碑から標高差1440mを登りました。

 

 

先週の猛暑がなくなり、時折肌をぬぐうような涼やかな風が来てほっとする。1000mを超え、松尾平へ来ると、ゆったりとした登山道に巨大な立山杉が現れる。縄文杉を彷彿させる異形の大杉が、何本もある。

 

早月尾根の最初は立山杉の巨樹が散在します。

早月尾根には200m毎に立派なプレートがある。これを目標に休憩をとる予定であったが、標高1400m1800mまで高度計と合わない。三角点まで合わないなんて不思議だ?!途中の沼にはサンショウウオ、トンボ色々な生き物がいた。我が会の虫愛ずる姫に名前を教えてもらう。時々周囲が開け、昔間違えて入った北の谷の向こうに赤谷山や、猫又山が見え懐かしかった。14時心積もりより早く小屋に着いた。満杯にも拘らず5人で一部屋、ゆっくり過ごせた。

25(2日目、ガス、時々晴れ) 吉岡記
昨日夜中から朝4時頃まで雨が降っていたため、明るくなってから出発しますとリーダーからの提案に皆賛成。

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5:40 出発



7:00 岩場が出てくる。皆慎重に登っていきます。

岩場の始まり

 

7:20 2600m付近では眼下にお世話になった早月小屋の赤い屋根が見えます。だいぶのぼってきたなと皆心がおどります。しばらく普通の登山道を行くと、霧の中にトリカブト、花の終わったチングルマ、マツムシソウなどが咲き乱れていました。

 

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かわいい雷鳥の親子が歩いていました

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トラバース慎重に

 

 

8:10 長いクサリが付いている岩場が続き緊張しましたが、一歩一歩確実にいきます。
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顔がかわいい松尾さん

8:30 霧が晴れると切り立った谷が目に入り、身が引き締まるおもいでした。
8:55 2800m あと200mと思い皆がんばりました。

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9:20 長いトラバースを慎重にいきます。頂上が近いためかだんだん人の声が大きくきこえてくるようになりました。最後の登りです。

剣岳山頂より八つ峰方面

 

9:40 剣岳頂上 感激で思わず「バンザイ」とさけんでしまいました。眼下には源次郎尾根、北方稜線を地図で確認するだけで感激です
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剣岳山頂で記念撮影

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10:30 出発 平蔵のコル、避難小屋跡を経て前剣にむかいます。



12:40 前剣 クサリ場、岩場の長い下りでした。別山組のいる剣山荘にむかいます。

鎖場を慎重に通過するカッコイイ金子さん

 

 

14:30剣山荘到着私達の剣岳成功と別山組の明日の成功を祈り皆で記念撮影をし、向かい側に見える剣沢小屋に向かい、今日の行程無事終了です。






26日 奥大日岳コース    (3日目、晴れ)松尾記

日程: 826日(月)  メンバー: L松尾(記録)、吉岡、堤

行程: 剣澤小屋630出発−740剣御前小屋−雷鳥坂―室堂乗越―1230奥大日岳1300―室堂乗越−雷鳥沢キャンプ場―1600雷鳥沢ヒュッテ

 

前日の剣岳に比べたら今日は奥大日岳に行くだけで時間的には余裕があるということでゆっくり剣澤小屋で朝食を頂いてから出発。剣御前小屋に向かう途中、後ろを振り返ると前剣、剣岳が良く見え前日の厳しい下りが思い出される。
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 剣御前小屋からの剣岳

剣御前小屋のある稜に到着すると立山、剣岳、遠く後立山の山並みも見えしばしの絶景タイム。休憩後いざ奥大日岳へと目の前にあるひたすら下る登山道へと進む。40分程下った時、登山道が奥大日岳ではなく雷鳥沢キャンプ場に向かっていることに気づくが、今さら急な登り返しはもうイヤということでキャンプ場手前の分岐まで下ってから奥大日岳方面へ向かうことにする。この道間違いには3人とも非常に反省し、以降地図を頻繁に確認するようになる。奥大日岳には道間違いの影響もあり山頂に着いたのが12時半になってしまう。山頂でお昼を食べた後すぐに下山。

来た道を戻ると途中オコジョが穴から顔を出してこちらを見ているのを発見。あまりの可愛らしさにしばしオコジョを観察する。思いがけない遭遇で道間違いの疲れも少し癒されるが、雷鳥沢ヒュッテまでは思った以上に時間がかかり小屋到着が16時になってしまう。まさかの道間違いの展開で長い一日となる。

大日岳からの下山途中、可愛いオゴジョに会いました。

 

 

26日 別山、真砂岳、立山三山    3日目)快晴 渡邉記

日程: 826日(月) メンバー: L金子、渡邉

行程: 剣澤小屋6:00出発−7:30別山(30分休憩)−8:50真砂岳−9:50富士ノ折立−10:30大汝山−11:05雄山(40分休憩)−13:20室堂山荘−上高地15:30発

三日目は、奥大日岳往復組みと立山三山縦走組に分かれての行動です。立山縦走の金子さんと渡邉は、奥大日組より一足お先に出発しました。

剱沢キャンプ場を抜け、別山に向かいます。時間もたっぷりあるし素晴らしいお天気の中、のんびり景色を満喫しながらの縦走です。別山を超えるともう剱岳の姿は見えなくなるので充分脳裏に焼き付け、真砂岳に向かいます。

 

別山からの開放感がある稜線

立山三山は人でごった返しているというイメージでしたが、まだこの辺りは登山者も少なくちょっと寂しいくらい。富士ノ折立あたりからツアーなどの登山者が多くなり、先の雄山に目をやれば、たくさんの登山者がみえます。

真砂岳方面から立山三山を望む

 

雄山に到着。登山者というよりは観光客でいっぱい。雄山神社への参拝は有料なので鳥居の外でお参りし、御朱印やお守りを購入、そして大休憩。雄山を下りたあとは室堂山荘のお風呂で3日間の汗を流し(温泉ではありませんが、広くてきれいなお風呂。貸し切り状態でした)ターミナルではビールで乾杯。お疲れさまでした。楽しかったねー。富山から新幹線で帰京しました。

 

大汝山は立山の最高峰です

 

 

 

27日 立山・雄山    (4日目、晴れ) 吉岡記

参加者:松尾(L) 吉岡     行 程:雷鳥ヒュッテー雄山―東京

6:00 松尾さんと私はそのまま帰京する堤さんと別れ、立山三山の一つの雄山にむかいました。
7:40 一の越 そこからは槍ヶ岳、笠ヶ岳、薬師岳、美しい北アルプスの山々に感激です。
9:15 雄山 山頂まで行くには拝観料500円かかる為、私達は社務所で御朱印をいただき、地図を見ながら来年は薬師岳    まで行ってみたいねと話していました。
10:50 室堂(着)
11:15 アルペンルートで扇沢-高速バスで長野駅
15:40 新幹線
17:20 東京

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立山連峰の雄山から雄大な室堂平を望む。遠くは昨日登った奥大日岳です。(写真中央の右手の山です。)


























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