足慣らしと温泉付き山行第2弾
奈良倉山〜小菅の湯
日 時:2020.08.16(日) 参加者:L佐藤、上野
タイム:新宿駅6:08─京王線─高尾─7:22上野原駅─タクシー─8:05鶴峠8:15─9:55奈良倉山(昼食)10:28─11:05松姫峠─11:45鶴寝山─13:40小菅の湯(入浴) 14:41発のバスで中央本線
猿橋駅へ
例会・運営委員会でこのコロナ自粛の中でも何とか山行を行っている皆さんの活動を聞くにつけ
平均気温34〜35℃の猛暑の中、散歩もままならず気持ちは焦るばかり。昨年までは夏は毎年のように北海道や北アに登っていた事を考えると、まさにこの夏は隠遁生活です。
上野氏に電話すると同じような感想。とりあえず足慣らしと温泉メインで近場に出かけることにするが、コース計画は歩くことが少なく温泉を目的とする軟弱なコース設定です。今回は「小菅の湯」が最終目的となりました。
京王線新宿駅ホームで上野氏と合流、上野原からタクシーで標高880mもある鶴峠までタクシーを利用しました。タクシー代大月〜小菅の湯の間は7500円、上野原駅から小菅の湯手前の鶴峠までせいぜい7500円位かと目算し利用。しかしながら9750円と大幅なUP、割り勘の負担の上野氏には申し訳ないことをしました。
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鶴峠から素晴らしく良い道を登ります。道標も新しく完備されていました。 |
鶴峠で下車し、登るとさすがに標高1000m以上の稜線、涼しい木陰の中を整備された登山道をゆっくりと奈良倉山に向かいました。奈良倉山山頂は樹林帯の中の平坦な山頂です。南西方向に大月富嶽十二景指定された展望場所がありますが、今日は夏霞みで見えません。
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平坦の木立の中にある気持よい奈良倉山山頂です。早めの昼食のとき、悲劇は待っていました。 |
早起きだったので早々昼食をとることにしました。
そのうちコバエが十数匹ぶんぶんと顔のぶつかってきます。蚊を撃退する手のひらサイズの電池扇風機で蚊取りマットを揮発できる道具を宣伝にのせられて買ったものを回してみるとあまり効果は感じられません。それでも私の周りにコバエは少なくなったようですが上野氏の周りはぶんぶんでした。
食事を終え奈良倉山を下るとそこは舗装され林道が松姫峠まで続きした。。松姫峠を過ぎると登山道になり大菩薩方面の標識が出てきました。
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富嶽12景に選ばれている奈良倉山の富士ですがこの日は霞んでみえませんでした。 |
松姫峠はかって長大なトンネルができる前まで大月市と小菅村を結ぶ標高1245mの重要な峠でした。 今はマニアのドライバーやライダーがヘアピンカーブを楽しむ場所になっています
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標高1245mの松姫峠です。この直下を大月市から小菅村を結ぶ延長3kmの松姫トンネルが5年前に開通し、中央道と奥多摩を結ぶ重要な道になりました。中央道が小仏トンネルで渋滞するようでしたら、このトンネルを使ってみたら如何ですか。 |
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ここも富士の景色が素晴らしい鶴寝山頂上、ここから地図読みで下りました。 |
鶴寝山1368mより小菅の湯まで地図読みで小菅の湯まで下ることにしました。
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地図読みは鶴寝山直下が難しいだけでした。 |
鶴寝山からの下りは明確な尾根が見つからず予定コースより右手に下りかけましたが、右手に尾根を発見しルートを修正しました。
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地図に道の記載はなくとも下りの中間点に
簡素な神社がありました。 |
石の祠、そして簡素な神社があり、地元小菅村に方の道であったことが分かります。
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フォレストアドベンチャーを楽しむ若者達、小さく見えます |
順調に踏み跡をたどり、山道が小菅の湯に近づくと谷底から大きな声が聞こえ始めました。樹間の高さ十数メートルの場所にロープや網を張り巡らし、木々の間を移動して楽しむフォレストアドベンチャーというスポーツを楽しむ若者であふれていました。係りの人は道なき場所から下りて来た登山者にビックリしたようでしたがその施設の中を通して頂き、小菅の湯に到着しました。
大月行のバス迄1時間、目標の温泉で汗を流し、バスに乗り込みました。
翌日上野氏より電話があり、奈良倉山で刺されてコバエで顔と足が刺され晴れ上がり、皮膚科の医者にかかりステロイドの塗り薬と飲み薬で治療したとの事。コバエでなくあの無巣はブヨだったのだ。私も瞼の上と手を刺され、少し赤くなり1週間ほど痒みがとれません。北海道や東北では充分注意して備えをするのに油断をしていました。(佐藤)
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