雪の守門岳(1527m)

―ルート選択は慎重に―

山行日 2020.3.2022

参加者 SL・田口、桑村、堤、福井、高田、L・蓬生()

(参加予定だった得津氏は、同じ建物勤務の社員からコロナウィルス感染者が発生して、山行を断念せざるを得なくなった。)

 

この山に来るのは19915月連休に8名の仲間と大原スキー場から登頂して以来のことで、浅草岳にも足を運んだ。その時には集落内にも残雪があり、スキー場も営業していた。30年余りの時を経て、当時のメンバーで会に残っているのは石川氏だけになった。

昨年4月、粟ヶ岳から一際白い山並みを眺め、再訪を考えていた。この冬はどこも極端に積雪が少なく、他に適当な山も思いつかず、ここにした。私は昨年末から3か月ぶりの山行で、青息吐息だった。

 

 3/20 浦佐で上越線に乗り換えて小出へ、さらにバスに乗車して入広瀬へ向かった。只見線は日に4往復のみの運行で、アプローチには使えない。登山口の一つ田小屋からのコースに入る。集落を抜けると雪道となり、霰交じりの風が強くなった。大池下の林道終点をBC地とした。夜間にも霰が降ったようだ。

 

 3/21 大池には向かわず、1027mからの枝尾根に取り付き、高度を上げていく。やがて麓の町や周囲の山が視界に入る。山座同定したいところだが、持参の20万図は役立たず。藤平山手前で、茨城から来たという51歳の単独行の男性に抜かれる。彼は猿倉橋から入山。平均年齢65過ぎの我がパーティとの体力の差は歴然だ。若さがうらやましい。ツボ足では再三沈むので、男性陣はワカンを装着。大原口コースとの分岐を過ぎたころから強風が吹き始め、ツェルトをかぶって休憩。山頂まであと1時間程度だろうが、予報通り(1300m付近では西からの風速15m)の展開に衆議一決でここから撤退とした。帰路は1027m手前から夏道沿いのルートをたどったが、沢が口を開け始めており、対岸に戻るのに苦労した。「リスクのあるルートはダメ」とのお叱りを受けたのも当然と反省です。

 BC近くでは風も収まり、日差しが温かい。適度に運動した後のビールは格別だった。

 

 3/22 雨予報のため、早々に撤収開始。集落が近くなるころには本降りとなり、迎えのタクシーをお願いし、日帰り温泉に運んでもらった。 

 残雪期の山はルートが自在にとれることがうれしい。気力・体力を蓄えてまだ足を運んでいない山へ出かけよう。さて、次はどこにしようか。

=コースタイム=

3/20 穴沢(入広瀬)12:30→田小屋13: 30→林道終点14:35付近・標高約600  BC

3/21  BC 6:101027m→藤平山10:00→最終到達地点(1300) 11:20 11:40

12:20藤平山→ BC15:15

3/22  BC7:55 8:35田小屋→ 9:15 (タクシーと出会う、入広瀬近く) [タクシー]10:50「ゆ〜パーク薬師」 

藤平山への登り

藤平山の先から本峰

小烏帽子付近

大白川コース合流点上部

 

 

 


























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