集中登山2020.11.07 高柄山5コース 山行報告


1.  タヌキさんチーム

四方津駅から大地峠経由で高柄山に登り北北東の尾根を金山へ下り秋山温泉へ

日 程) 2020117日(土)
参加者) L三戸、SL山口(記録)、関山、高田、橋本、渡辺綺、今堀
コース) 四方津駅8:108:40川井峠入口→10:25大丸→11:40高柄山12:002:40小高柄→13:35金山入口(登山道終了・林道入口)→14:30秋山温泉17:00→上野原駅  歩行時間6時間20分(含む休憩時間)

初めてのコースで事前に地図で良く調べ、「登りはアップダウンを繰返しした道で高柄山に登り、下りは急な下りがあり随所にトラロープの安全策が取られている」という情報を得てスタートしました。天気を心配していましたが曇りの予報で雨の心配は無く安心して四方津駅をスタート。川井橋を渡る。眼下の桂川は周辺の紅葉と相まって美しい川の風情が見えました。

山の紅葉、家の庭にある柿の木に取り残されている実を見ながら、川井集落の舗装道路を歩いて最奥の民家を過ぎ緩やかに登ると小広く開けた登山口標高300mの川井峠に着く。衣服調整をしてスタート。高田さんを先頭に女性、男性の順で最後尾を山口の隊列で行く。展望のない枯葉の落ちた幅広の山道を登っていく。標高473mのピークの肩に広がる平坦地を過ぎて尾根沿いの道を進み、明るい平坦地に出る。

9:10休憩標高500m。ここからの登りは右側に展望が開けて紅葉の木々が見える。右下方に新しい舗装道路の林道が作られているのが見える。

9:40休憩標高623m。展望の良い道を進むと「御座敷の松」(標高650m)という看板の掛かった松が植えられていた。金山開発を見に来た武田信玄が座った所に松があった、という言い伝えによる。尾根筋の道を登って10:25大丸(730m)に着き休憩。東側方面に高柄山の姿を見て遠方には石老山、陣馬山、南高尾山稜などが望める。大地峠の分岐から東に進み急斜面を降りて林道に出る。

10:45。横断して登山道に入り鞍部まで下がり坦々とした道から小ピークを越えている所で登ってきた新美さんチームと出会う。11:05。更に進んで千足峠標高675 11:15に着く。


吉岡さんチームと出会う。

尾根道の急斜面を登って小ピークを超えて次の急斜面を登り詰めて高柄山山頂に着く。11:40。昼食休憩。後続で高校生の山のサークルメンバー10人位が着いた。山頂には既に到着した渡邉(美)チームが居り、又上野さんチームが食事中でした。「山梨百名山」の標識と赤い屋根の祠もありました。

ここまでほぼ予定通リの時間で皆さん元気に楽しく登ってきました。


13:00出発。登りと同じ隊列で下ります。下りは急斜面の連続でトラロープの支援と集中力の発揮で下っていきました。頂上直下の急斜面標高730m→標高690m@標高差40mの下り、続いて標高690m→標高620mA標高差70mの下りでトラロープが有り利用して下る。下りた所で休憩。12:35。少し登って12:40に標高640mの小ピーク小高柄を通過する。続いて小ピーク標高640m→標高600mB標高差40mの下り、トラロープが有ります。続いて標高590m→標高530mC標高差60mの下り、トラロープ有。13:10休憩。緩斜面標高530m→標高430m金山林道入口D標高差100mの下りです。この緩斜面の下り道は登山道整備で新たに作った登山道で歩きやすく金山集落に13:35に到着しました。

トラロープのある斜面は木の間隔も広く、斜面に枯葉で足の引っ掛かりが少なく踏ん張るのが難しい。トラロープを握りながら下るのが安全上必要でした。雨に濡れた斜面は下山道としては使えない道でした。全員トラブル無く無事下山をしました。

ここからは林道歩きです。金山川沿いの道を歩き、14:00再び渡邉(美)チームと出会う。一緒に歩いて桜井隧道を抜けて国道に出ます。

ここで渡邉(美)チームと別れて秋山温泉に向けて歩きます。秋山川の橋を渡ったところで送迎バスに乗せてもらって秋山温泉に着きます。日帰り温泉820円。Ph9.8のアルカリ温泉。汗を流して疲れをとって、ビールで乾杯しました。17:00の送迎バスで上野原駅に向かい帰途につき日帰り登山を終了しました。

【三戸さんの感想】直前まで悩まされた天気予報でしたが、結果雨にも降られず参加メンバーの日頃の行いの良さに深く感謝しています。コロナ禍にあって集中山行に代わる交差山行と云う山行教育部の苦肉の策でしたが、山行中5つ全てのチームと交差することが出来、会一体となった取組みが出来た事が大変良かったと思います。有難うございました。




2. リスさんチーム

タクシーで大地峠トンネルまで行き、千足峠から高柄山往復後四方津駅へ下山しました。

日 程:2020117()
参加者:L吉岡 SL福井 末石(五)末石(た)杉浦 松下(記)
行 程:8時 上野原駅集合(タクシー)…大地トンネル852…千足峠1021…新美さんコース合流10391016高柄山頂昼食 渡邊(み)さん、上野さんコース合流1106…千足峠手前で三戸さんコース合流1127…橋1252…高尾(反省会)

コロナの影響で今年初の試み、日帰りの集中山行。我々のコースは駅から登り口までタクシー利用。登る前に準備運動。

登り口は急登で、後ろにズルズルと行きそうでやっと登りました。途中、上手くいけば、1〜2チーム出会えるかなと思いながら歩きました。

小さなピークを幾つか越え、山頂には一番乗りかも・・・なんて考えていたところ、千足峠から少し登ったところで、前から見覚えのある姿が。新美さんチームが下山してきました。合流写真を撮りました。

上下に別れ程なくして 高柄山山頂へ。記念写真を撮り、早めの昼食。賑やかな声がして渡邊(み)さんチーム、ちょっと遅れて上野さんチームが登って来ました。合流の記念写真後、我々は下山。

千足峠手前で三戸さんチームと合流、記念写真後上下に別れました。千足峠から四方津駅へひたすら下山です。

足元が滑りそうな急な下り、汗が出ました。広い道に出た後は、気楽に歩けました。紅葉、可憐な花、メンバーに出会った時の嬉しさ、いつもとは違った集中山行でした。

感想

交差縦走なかなか楽しかったです。また機会があったらやりたいですね!(吉岡)

あちらから、こちらから登ってくる友が山頂で出会え楽しい時を過ごせたことが、コロナの関係で昨年と違った集中登山でしたが、これも又楽しい思い出になります。(杉浦)

高尾山で鍛えたつもりでしたが、今回の下りのダメージは大きく今でも階段を下る時筋肉痛で痛いです。しかし集中山行でみんなと出会えて、コロナ以降初めて楽しい時を過ごせたので、有意義な山行であったと思いました。今後とも皆さんに迷惑を掛けないレベルの山行で楽しみたいと思います。(末石五)

最初の登り口は、急なうえにつかむ草も枝もなく困っていたらお尻を押してくれました。今日はきついと感じた山行でした。足の踏ん張りが効かず苦労しました。(末石た)

高塚山の山頂付近、頂上で他のググループに会えたのは集中山行の意味合いからも良かったです。紅葉も綺麗でした。高柄山は低山ながら、タフな山で、短い時間ながらも登りがいのある山でした。(福井)




3. ウサギさん チーム

地図読みで高柄山に登り地図読みで下りました

日 時:2020117(晴れ/曇り)
参加者:渡辺美(L)松平 蔦 金子 桐畑(記録)
タイム:JR
四方津駅 8:10四方津駅-> 杖突集落-> (地図読み) 9:13 北稜取付-> 9:47 P467->10:02 P470-> 11:01 登山道合流-> 11:10 高柄山 11:46 -> 東稜 登山道->12:13ホウジ丸(小高柄)-> 12:41 (千頭読み) -> 12:45 P552-> 13:39 金山川 橋たもと-> 14:00 バス亭-> 上野原駅

今回は、コロナ禍における新しい試み 高柄山を各チーム & コースに分かれて交差しながらの日帰り集中山行であった。参加したのはみちこさん率いる 地図読み山行 ウサギさんチーム。

以前のナメラ沢にて地図読みを怠り アプリで下山した個人的反省から 地図読みがしたくての参加となりました。朝の京王線 新宿駅から続々とさんかくてんの有志が高尾駅に集結。四方津駅からは3チームが出発です。


最初から地図読み。各自磁北線/尾根//主たるピークなどにラインマーカーを引いた地図を準備してのスタートでしたが、やはり一番簡単そうで難しいのが取付です。<ちょっと地形図とは林道が違うんじゃない> <あれ、この谷はどの谷?
こっちでしょ><いや、違うよー>などなど。<ここから登るんじゃない><どっちから登っても、あの尾根に出るはずだから一緒だよ>などなど。

 道のない急登をTop交代しながら、又藪こぎしながら高度を上げて行きました。

<もう600M超えたから ぼちぼちこのピークの先辺りじゃない><いや、もう30Mくらいは登らないと登山道には突き当たらないよ>てな感じでしたが、やはり登りは順調に山頂に到着しました。既に佐藤さんチーム、あやのさんチームは到着済でした。昼食を取りながら最大人数の三戸さんチームの到着を見届け、いよいよ下山開始。

予定であれば東稜を下り、途中から登山道を外れ、尾根沿いにいくつかのピークを乗り越え乗り越えのルートです。
下りのポイントはやはり下る尾根を間違わないこと。地図に目を凝らし、現在地を確認しながらコンパスを何度も出し、方角を確認します。

<次の方向は220度くらいだよね><いや210じゃない。><いずれにしてもこの尾根で方角は間違ってないよね><ほんと? こっちじゃないの><下った辺りの鞍部の形状が地図とだいたい同じように見えるからきっとそうよ> 

登り返しも含めた辿ったピークの数と距離感、支尾根の形状の観察も重要です。10M間隔の等高線では現れない隠れピークや10M未満の高低差が実際にはあることもルートを進む際にきっちり認識しないと現在地を誤認します。

 最終的には最後の略真南に下る尾根を一本間違え、予定通りのルートから若干外れての下山となりました。やはり、最後の最後で正確な現在地確認と方向の再確認が重要であることを痛感した山行でしたが、橋の袂の川を50Mくらい横切り舗装道路に突き当たり無事終了致しました。

バス停に成っていたすだちを持ち帰り、松平さんに教えてもらったように刻んで酢飯に入れて、シェリーあやこさんのお得意な稲荷寿司を作り、次の日に堪能もできた充実した山行でした。 皆さんありがとうございました。




4. サルさんチーム

美しい林の北東尾根を辿り、千足峠から金山集落へ下山しました。

〇日 程:2020.117(土曜日)
〇参加者:L上野、佐藤
〇タイム:新宿629―京王線─703北野704714高尾724740上野原駅
〇行 程:上野原駅815─タクシー824落合より林道─938尾根に向かって這上がる─1007矢目(稜線)─1110高柄山(昼食)12001215千足峠─1315金山集落─1350秋山トンネル─1415秋山温泉(入浴) 1530温泉のバスで上野原駅へ




2日前の114日に中央アルプス越百山からの帰ったばかりでやや疲れが残っている中での集中登山参加です。高柄山の北から入るパーティは「さるさんチーム」のみです。上野原駅でタクシー待ちで30分程、出発が遅れる。

落合集落から西北西に伸びる林道
タクシーを下車、落合集落から静かな川沿いの林道を木々の紅葉を見ながら落ち葉を踏みしめ、散策気分で歩きました。
林道終点から稜線に這い上がりました
1時間15分ほど歩くと林道もなくなり、沢も細くなりました。稜線に登る道らしきものは林道沿いにはなく、適当に尾根に向かって斜面を這い上がることにしました。

最初は斜面の右手から這い上がりましたが泥でやや滑りやすく、左手の植林の斜面に移動して、木に掴まりながら標高差100mほどを登ると地図上の標高508m地点の小さいピークに到着し、新矢野根峠からの登山道に合流しました。
稜線の素晴らしい森林の色、奥に高柄山が見えます。


ここからの樹林の雰囲気は素晴らしく気持ちよい場所でした。

高柄山山頂で20名の会員と会いました。
ここで休憩後高柄山目指して登ると頂上付近からさんかくてんの皆様らしい声が聞こえます。

高柄山山頂広場に渡邉美チーム5名・吉岡チーム6名・我々上野チーム2名・30分後に三戸チーム7名  4チーム計20名と会い都会で会うことと別の喜びを感じました。
千足街道の標識がありますが、困難な道でした。

昼食後各パーティはそれぞれに散っていきました。我々は千足峠へ向かい、金山跡との標識をみたりしながら、かなりの悪路を下ります。

道は細く不明瞭、谷底を張られたコープをつたって通行しました。

ロープがあったり、分かり難い沢の中の道、急斜面についた細いトラバース道、ここはかって金山もあり千足街道といわれて山中にある金山集落にとって甲州街道にでる重要な道であったのにこんな道になってしまっての思いです。

金山集落には「相田みつを」の詩碑が12枚あるそうですが、7枚しか見られませんでした。


秋山温泉近くの車道から、新美さんグループの歩いた尾根をよく見えます。

金山集落の「相田みつをの詩碑7点」を見て、林道を秋山温泉へのんびりと向かいました。

 

秋山トンネル出口付近で高橋さん、秋山温泉で新美さんと会い、今回の参加者22名全員と会うことができました。

秋山温泉で汗を流し、バスで上野原駅に戻り山行は終了しました。(佐藤)



5. ムササビチーム

四方津駅から千足峠を登り、高柄山往復後、金山峠への稜線を歩きました。

日 程:2020.117(土曜日)
参加者: 新美(L・写真)、高橋 (記録) 
コース&タイム【()内の数値は標高を表す】JR四方津駅08000817「千足(せんぞく)集落・高柄山」標識⇒0823吊橋⇒0838千足集落分岐(標高300m)08430909林道終点(登山道入口)09170955千足峠(660m)10051023高柄山(733m)10281039リスチームと交差交流⇒1050千足峠に戻る10551107タヌキチームと交差交流⇒1129林道交差路(≒新大地峠680m)⇒1134「金山峠・桜井峠」標識の林道で昼食休憩12001230金山峠(600m)⇒1236デン笠(616m)⇒1253金ピラ山(560m)12581334桜井峠分岐(390m)⇒1338桜井集落の鳥獣防護柵(320m)⇒1345桜井集落の県道35号交差路⇒1413秋山温泉(280m)

草, 木, 公園, 森 が含まれている画像

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林道終点後の分岐地点

記録

 中央線四方津駅から左手に廻りトンネルを潜る。線路沿いを歩き桂川の橋を渡り、千足集落から左手の千足沢沿いに進む。
2
年前の秋、千足集落の16世帯39人が土砂崩落で陸の孤島となる災害があった。集落の畑に生活の証左が見て取れるが今日は人の気配が無い。林道終点の登山道入口から歩きにくい急登の連続である。緑が濃く登山道が柔らかい。山肌が紅葉に染まるのはもう少し先になる。

千足峠
今回ムササビチームで歩いているが、この先どんな難路に出くわすのか些か心配だ。私にはコースは異なるが2度目の高柄山である。千足峠で一息入れる。
屋外, 工場, 木, 草 が含まれている画像

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高柄山山頂
千足峠にザックを置いて高柄山を往復する事にする。自分の歩くスピードが身軽になって上がると期待したが何故かリーダーとの差が開いてしまう。三等三角点のある頂上に小さな朱色の祠がある。白さが際立つリュウノウギク(樟脳の香)が可憐に咲く。北東側に視界が開け、鶴川大橋の先に大岳山・生藤山が見える。
屋外, 人, 民衆, グループ が含まれている画像

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リスチームと交差交流10:39
千足峠に戻る途中で賑やかな「リスチーム」と出合う。
森の中を歩いている人たち

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タヌキチームとの交差交流11:07

次に新大地峠に向かって登っていたら、お喋りな「タヌキチーム」が下りてくる。私達は2人だけだが、10人近い彼等とせわしげに交差交流する。

森の中の道

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金山峠への尾根道が林道化
その後、急登をひたすらこなし、新大地(おおち)峠の広い林道に出る。大丸(620m)を踏まず迂回路の林道(立派な車道)を歩き、「金山峠・桜井峠」標識のある個所で昼食を摂る。橋はここで足攣りが出てヒヤッとするが事なきを得る。 ここから広い尾根道を東方向に進む。この尾根道が無残にも重機で掘削拡張され林道化されていた(県森林作業道)。2011年昭文社地図では林道工事中だが、2020年版では立派な車道が河合峠(四方津)方向に載っていた。私達が進む落葉の積もるふわふわ尾根道の現況は急傾斜の始まる崖の地点で工事がストップしていて重機は見ない。
金毘羅山
金山峠・デン笠から金毘羅山・桜井峠のアップダウンの下りが急である。落ち葉の厚く積もった山道を木の根に靴を掛け足場を探りながら緊張して下りた。足腰の弱体化が否めない私は急な登りが出てくるとホッと安心する始末である。急傾斜の一部にはロープもあるが、これが擦り減って芯のとげとげが手袋に刺さりうっかり握れない代物。桜井峠から県道に出る。2人が歩き出すとトップの新美リーダーと私の間隔がしぜんと広がり、絶妙なソーシャル・ディスタンスを保つ。

緊張したが変化に富んでいる面白い歩きができてリーダーに感謝です。




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