丹沢大山 豆腐グルメ山行報告

日 程 2020.12.()

参加者 L関山、SL三戸、福井、今堀、高田、渡辺綺、蔦、橋本
行 程 蓑毛バス停8:20スタート---<裏参道・蓑毛の道>---蓑毛越      9:25---9:55阿夫利神社下社(1丁目)10:20---(急な石段)---(夫婦杉)---16丁目分岐(追分)11:20---25丁目分岐(ヤビツ峠分岐)11:5---12:10大山山頂(28丁目)12:40—-不動尻分岐13:00—-見晴台13:50—-ケーブル阿夫利神社駅14:30・・・<ケーブルカー>・・・大山ケーブル駅---豆腐料理店 
歩行時間6時間10(含む休憩) 歩行距離8.2km

若き頃、好きで始めた登山は、いつしか健康のためにと変化し、今では登山を楽しむために健康でありたいと意識が変わってきた。それは、加齢にともなう体力や筋力の衰え、身体の柔軟性やバランスの欠如といった理由だけではなく、登山には山を登ることそのものの楽しさに加えて、風景や植物を観察したり、写真などで記録に残すなどの副次的な楽しみが多くあるからだと思う。又、今回の豆腐グルメ山行やクリスマスハイキングなどの地域文化や季節行事とマッチングした究極の楽しい登山を、何回か経験するようになったからだとも思う。

ぼくの登山スタイルは、天気予報で山行当日に傘マークが表示されればその山行は中止か延期にし、自分がリーダーの山行であろうと、参加した山行であろうと、いつも隊列の最後尾近くで皆の後について重いリュック(13kg)を背負って歩くのが常だった。今回の山行はいつもと違って、自分の実力を真摯に確認しようと、必要最低限の荷(7kg)をパッキングし、リーダーとして先頭を小雨の中でも歩く決意で臨んだ。そして、長い行程の主要なポイント間ごとに、その標高差(登り○○m、下りxxm)と歩行時間を山行計画書に明記し、どこからどこまでのポイントが一番厳しく辛く、ここを乗り切れば楽になるなどの情報を皆と共有することにした。そのお蔭でゆっくり歩行でも、各ポイントを計画通りに通過でき、無事に宴の場に到着できた。2週間前の丹沢主脈縦走山行では脚力・体力に年齢を感じて、今までのように登山は続けられないのではないかと思っていたが、皆さんの協力を得て、自信を回復できた、うれしい山行となった。
大山は山頂に阿夫利神社奥の院(上社)、中腹には下社と大山寺があり、あたり一帯が信仰の山となっている。この日訪れた大山は天気予報に反しご機嫌が悪く、曇り空と時折降る小雨と霧の中を歩くことになった。蓑毛から下社までの蓑毛道と呼ばれる裏参道は、気持ちの良い静かな登山道で、ところどころに苔生した石垣があり、昔の大山詣で訪れた参詣者の参道としてしっかり造られていることがうかがえる。

下社では拝殿の地下に湧き出る大山名水の神泉に立ち寄り、これより急峻な104段の石段からはじまる登りが連続する表参道を歩いた。
これより急峻な104段の石段からはじまる登りが連続する表参道を歩いた。

この参道は、下社を1丁目、山頂を28丁目とし、夫婦杉、天狗の鼻突岩、富士見台などのパワースポットがある。ヤビツ峠からの道と合流する25丁目分岐を過ぎた頂上直下の鳥居前からは直進せずに、富士山を遠望できる左の稜線に沿って頂上を目指した。頂上からは全く展望は無かったが、寒い悪天にもかかわらず多くの若い登山者がいた。


下山は、モミの大木が散在する登山道を不動尻分岐まで下り、ここを過ぎると下り勾配が増し、階段状となった道もある雷ノ峰尾根コースを通って見晴台まで下りた。途中、御神木(絆の木)、二重ノ滝に立ち寄ってケーブル下社駅に向かった。

【感 想】

[福井さん] 「悪天候にも関わらず大勢の人出に驚きました。人気の山なんですね。小雨の中の山歩きも風情があって悪くはないですね。始めて大山の豆腐料理を食べました。年に1度はこんな山行も楽しくて又、行きたいです!」

[蔦さん]

朝、家を飛び出すと雨。そのうち止むだろうと集合場所に向かうが、裏参道登山口の蓑毛についても小雨が続く。雨空が重く続く。ただただ、下山後の大山豆腐を期待して頂上を目指す。小川屋の豆腐懐石は、期待を裏切らず、お店の雰囲気もよく、雨山行の最高のプレゼントでした。いろいろ、迷いながらの山行だったでしょう。リーダーに感謝です。ありがとうございました。

[高田さん] 蓑毛から大山は歩いてみたかったコースでした。下社までは他の登山者もなく、自分の足音と葉に落ちる雨の音を聞きながらとても静かに歩きました。

大山豆腐のコースは初めてで熱燗とともに冷えた身体にとても美味しく頂きました。皆様ありがとうございました。

[綺子さん] あいにく小雨&曇り空でしたが江戸時代から人気の大山詣りの雰囲気を充分に味わえた山行でした。阿夫利神社下社から眺めた神秘的な絶景! 霧にけむる水墨画のような遠くの峰々と手前の鮮やかな紅葉。大山伝統の豆腐料理。リーダー心配りの企画ありがとうございました! 

[今堀さん] 大山豆腐につられて参加しましたが、実は大山に登るのは初めて。高低差1000m近くをひたすら上る、ということが分かり、ちゃんと登れるか心配でした。でも、みんなで登ると登れるものだな、と実感しました。関山天気予報に反して1日中雨と霧で、眺望がまったくなく、頂上の昼ご飯は寒すぎて立ったままだったのが残念でしたが、豆腐懐石はどれもとてもおいしく、楽しいひと時でした。
[橋本さん] いままでの晴天続きがこの日だけ雨マーク出現。午後から晴れるとのことだったけど結局富士山は見えませんでした。静かな裏参道で汗をかき途中75kgを背負ったボッカさんと一緒になり山頂に着くと結構な人出。昼食を軽くとのお達しも守れず、いつも通りお腹いっぱい食べてしまった。登りで見つけた神のご慈悲チケットを使いケーブルでゴールの豆腐料理屋に下る。 後はこの日の山行のことは忘れて料理を楽しみました。今までは夏に大山北尾根の帰りに豆腐料理店に寄って入浴と食事をしていましたが、その店は閉まっていました。コロナで変わって行く店も多いと思います。寂しいことですが、思い出も新しくつくりましょう!








[三戸さん]
枕元の携帯が鳴り電話を取ると「今、何処にいるの?」瞬間にしまった! 寝過ごした!  この時刻ではとても間に合わず、本山行は諦めるべきだが「大山グルメ山行」の魅力は捨てがたく、急遽コースの反対方向から登り見晴台で合流することになった。先に見晴台に着き一人寂しくコーヒーを飲んでいると、関山()を先頭に7人が元気よく下山してくる。欧米人なら思わずハグするところ、我慢して大山豆腐処に向かう。お酒が入ればスッカリ寝坊したことも忘れ、皆と一緒に山行の話に花が咲くという失敗談のご報告です。





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