雪山体験&雪山準備

平標山1983.2

日程 1213()  メンバーL佐藤、SL桑村、渡辺()、福井、高田、桐畑、阿部、松尾(記録)




行程

(12/12) 前泊(越後湯沢駅前ライオンズマンションエンゼルステイ)

(12/13)宿泊場所5:30出発−(タクシー)6:00登山口6:15出発−7:40送電線鉄塔−8:30松手山−9:40一ノ肩−10:50平標山山頂−13:10松手山−14:00送電線鉄塔−15:30登山口到着

湯沢駅前のやや小高い場所にあるリゾートマンションを宿泊者用に貸し出している。部屋は広く清潔な感じでキッチンもついて、十分自炊ができる。上越国境の山々に登るには安くて十分利用価値がありそうです。

(12/12前泊)
今シーズン最初の雪山は、コロナ感染予防の為テント泊ではなく宿泊施設に前泊です。テントの荷物がない分ザックも気持ちも軽かったです。せっかくなので早めに越後湯沢まで行き駅周辺を散策することにしましたが、駅に到着すると雪ではなく小雨がパラパラ。山にも積雪が10cm程しかないとの情報で、アイゼンもワカンも使う機会がないのではと心配になりました。宿泊場所はリゾートマンションの1室を民泊用に改装した部屋で思ったより広く快適でした。観光案内所お薦めの定食屋で夕食を済ませ、後から到着した佐藤さん、桑村さんと宿で合流し、翌日の山行について打ち合わせを行う。翌日が早いので早めに就寝。

12月の一年で一番陽が短いこの頃、出発の6時過ぎは暗く、ヘッドランプをつけてでのしゅっぱつでした。


(12/13
:晴れのち雪)

4時起床。各自準備した朝食を食べ、5時半に迎えにきたタクシーに乗って登山口へ向かう。途中越後湯沢駅に寄って必要のない荷物をロッカーに預けるが、もちろんワカン、アイゼン、ピッケルは持って行くことに。6時に登山口駐車場に到着。

準備を整え、まだ暗い中ヘッドライトを付け歩き始める。

630分過ぎ、太陽はでていないものの黎明のやや雪の残った登山道を歩きました。

始めから急登の階段の登りで息が切れるが、ラッセルの必要がないのでメンバー全員快調。

北に白い山々が見えてきました。苗場山方面でしょうか。
目印の巨大な送電線鉄塔(標高1412m)の下で休憩。


雪はほぼなしで天気も8時までは大丈夫との予報で送電線鉄塔を目指して登る。久しぶりの山行だったせいか鉄塔までは長かったです。
送電線鉄塔を過ぎ松手山手前から平標山がよく見えます。手前の大きな峰ではなく、右手遠くの小さく見える山が山頂です。

登山道は10cm程の積雪でツボ足でも十分。冬でも人気の山なのか若者のグループに何度か追い抜かれる。松手山ではまだ天気が崩れる様子もなく長めの休憩をとる。
松手山1613.8mから平標山への長い道を見ます。遠くの右手のやや三角の頂上が平標山です。
歩いてきた登山道とこれから行く平標山方面が良く見えすばらしい眺めを満喫。松手山でやっと行程の半分で先は長いが、天気が良いのでメンバーみんなまだ余裕がある感じ。
平標山山頂を目指しますが意外に遠い
一ノ肩への登り、有名な木の階段。ここはいつでも強風で雪が飛ばされて階段が露出してます。
木の階段を終えます。ここから緩い稜線のアップダウンが長いです。天候はどんどん悪化してきました。
標高1900mの稜線のアップダウンを平標山を目指して歩きます。この一登りで山頂です。
一ノ肩手前の階段あたりから雲が覆い天気が徐々に下り坂になり、登山道も凍結している箇所が出てきて冬山の雰囲気となる。尾根に出て時折強風が吹き雪が降る中、1050分平標山山頂に到着。
平標山頂上は強い雪交じりの寒風が吹き、記念撮影を早々に下山を始めました。

尾根に出て時折強風が吹き雪が降る中、1050分平標山山頂に到着。

山頂は360度真っ白で天気も悪く寒いので集合写真を撮りすぐに下山。

平標山は風雪が強く、記念撮影を全員で撮るの精一杯。早々に下山する事にしました。それでも山頂に到達できたことは大変嬉しい。
平標山頂上のすぐ下のクマザサの茂みで風を避け、アイゼンを装着して下ることにしました。
風が避けられる場所でアイゼンを装着し、急いて下る。
強く吹く風と雪の中を下山しました。
風雪の為、トレースが消えかかって心配でしたが、無事に露出した階段に戻ってきて安心です。
松手山付近で軽く休憩をとります。来るときよりは積雪が増えていました。
松手山に到着すると往きの景色とは異なり雪が結構積もっている。
松手山からの下りは雪がアイゼンにくっつき花魁のように高下駄になり、外すと滑りやすく1時間程度余分にかかりかした。
途中アイゼンの歯が階段の木にひっかかり歩きづらいので、佐藤さん、桑村さん、松尾は、休憩時にアイゼンを外して歩くことにする。鉄塔まで下りてくるのに思った以上に時間がかかり、雪道の大変さを実感。
ようやく平標山登山口に戻って来ました。
15時半登山口にやっと到着。
駐車場までの舗装道路は全く雪が無かったのに、帰りはかなり積もりました。
すでに迎えにきていたタクシーに乗り越後湯沢駅に向かう。駅前の食堂でこの冬初めての雪山について反省会を行い、新幹線では2次会。








今回の雪山体験では、天気が急に冬山へと変わり雪山の大変さを経験でき、今シーズンの準備ができた山行になったのではないかと思います。また山行翌日からは湯沢方面が大雪で大変なことになったので雪が少なかったのは残念でしたが、大雪に遭わず助かりました。


 

 

 

 

 

 


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