久しぶりの山行 足慣らしの低山山行の予定が3度も?

石砂山572

期 日2021.02.08 曇り時々晴れ 寒い一日   参加者:佐藤 上野
タイム:新宿540─京王線─604調布605─京王線─630橋本駅 バス640720三ヶ木バス乗換740──750梶野バス停 800出発─808嵐交差点─820道志川の吊り橋─837牧馬沢標高210m地点より稜線を探して這い上がる─925稜線── 
09551040340m地点 地図①の地点)第1回のルートミスで引き返す 
11061133(地図②の地点)第2回のルートミスで引き返す──11531233最低鞍部の373m付近で昼食──1321石砂山頂上1330──1349石砂山西峰──14381452 
499ピーク(川上ドッケ 石の祠)を過ぎたところで第3回のルートミスで引き返す──1520車道1530─車道歩き─1608藤野やまなみ温泉(着)1624─バス─1634中央本線藤野駅

コロナ自粛で山行もなく、上野氏もこのままでは山への気力減退になると意見が一致、急遽 朝一番の空いた電車とバスで低山で足慣らしをしようと意見が一致。どこか低山がないか調べると丹沢の北に標高578mの石砂山(いしざれさん)という相模湖に近い山がありました。朝一のバスで東南東から登り北北西の尾根を下り、帰路はバス便の多い藤野やまなみ温泉から中央本線藤野駅へ帰る計画をしました。




















道志川の吊橋を渡って山に入ります。


上野氏は新宿駅(発)の京王線に乗るため、西馬込駅500の始発電車に乗りました。京王線は空いていたのですが、橋本駅から三ヶ木行きのバスは早朝にもかかわらず、満員で立って吊り輪に掴まりながらの出発です。コロナ対策の為、バスの窓は換気の為に開いており、寒くてたまりません。バスは750に梶野バス停に到着しました。東京近郊なのに約3時間の移動時間、うんざりでした。

梶野バス停で下り、畑を過ぎ、大きなキャンプ場のある道志川にかかる吊り橋を渡りました。

登山道入口に大滝の看板、こんなところに大きな滝があるの?



枯れた水の無い沢の入口に「さらさら滝+大滝沢」大滝入口の看板があります、こんな枯れた沢に滝なんてあるの気持ちです。

入口の看板にあった滝は牧馬沢中流にあり、こんな立派な滝があるそうです。
こんど行ってみたい。



家に帰ってネットを見ると牧馬沢と呼び、上流に立派な滝がいくつもあるとのことで事前の勉強不足に反省です。

1回目のルートミスのスマホのGPS画像、
画面の下の白い線はGPSの軌跡。画面左上に家が見え。
1019 標高340mの表示があります





牧馬沢を200m程遡った場所から小さなかなり傾斜のある道なき灌木のまばらな尾根に灌木に掴まりながら標高差150mほどを懸命に這い上がると歩き易い標高400m程度の平坦な尾根が続いています。

この尾根道をのんびりと上野氏と尾根道を談笑しながら歩いていていました。

ふと高度計を見ると標高350mを指し、400m程度のはずが、おかしいと少し進むとなんと眼下に民家が見えるではありませんか。地図を何度も見ても現在位置が分かりません。

カシミールでの航空画像に表示された1回目と2回目のルートミスの軌跡


とりあえず分からないが引き返そう標高400m強の雑木林のピークに戻り、上野氏は偵察で南に送電線らしきものが見えるとの情報。茂みをウロウロ探すと南西に踏み跡らしきものが見えます。漸く正規コースに復帰しました。

やれやれと歩き始め、少し歩くと石砂山がよく見える場所にきました。ふと左手を見ると、何となく石砂山に続いているような尾根らしきものが見えます。
おかしいので小さいピークに登り返すと南から西へ下る道が見えます。2度目のコースミスでした。



石砂山山頂への登り、枯葉に滑り、木に掴まりながら斜面を登りました。


最低鞍部373m付近でを道志川沿いの集落を見ながらのんびり昼食とコーヒータイムです。


石砂山頂上へは枯葉の急登を踏み跡もなく、立木に助けられながら登ると石砂山山頂でした。

気持ち良い石砂山山頂で記念写真



石砂山山頂には立派な気持ち良いベンチとテーブルがあり、低山の割にはこの辺りの山では素晴らしい頂上の雰囲気です。丹沢の山々から大菩薩、高尾山稜まで一望できます。晴れていれば富士も素晴らしいとの事。


石砂山山頂から見る石砂山西峰です。
標高はほぼ同じですが、誰も登りません。



ここまで時間をロスしてるので早々に石砂山を出発、石砂山西峰を目指します。

気持ちの良い木立の中の石砂山西峰です。


石砂山西峰は石砂山を標高はほぼ同じですがここから先は道はありません。

とても静かで気持ち良い石砂山西峰に登り、ここからは相模湖CCのゴルフ場に沿って歩きました。

標高499mピークにある川上ドッケの標識


石砂山西峰からからも小さなアップダウンが続きました。下りも木に助けられながら滑りやすい落葉の急な下り、そして急な登りです。
標高499mの「川上ドッケ」の標識を過ぎ、下りかかり、ふと左手を見ると尾根があります。3度目のルートミスでした。今度は早めに引き返したものの3度も間違えるとはの気持ちです。

ここからは2ッのピークを越え相模湖から藤野やまなみ温泉への道路に出ました




藤野やまなみ温泉バス停より振り返る右の山は「石砂山西峰」です。左、電信柱の近くの山は「川上ドッケ」です

道路脇の芝生の広場で少し休憩してからは車道歩き。藤野やまなみ温泉のバス停に向かう道路は一旦標高差150m程を川上川の橋まで下り、標高差80mの急坂を藤野やまなみ温泉まで登り返しました。バスの出発時間に追われて、この急な車道歩きはしんどいでした。ゴールのバス停に着いたのは1624。バス出発の僅か10分前でした。上野氏は3時半ごろには藤野駅に着きたいと話していましたが結果1時間以上も遅れました。

GPSルート記録を山行終了後に確認すると間違えたルート軌跡がはっきりと表示されていました。上記の地図内に記載されているように山旅ロガーでの測定情報は行動時間:8時間23分 上り累計1059m 下り累計1010m 低山の割合には随分の行動時間と高低差を歩きました。今回の山行は足慣らしの低山山行が主目的でした。しかし地図上のルートを机上で事前検証せずにのぞんだのが大失敗、甘くみた結果です。大いに勉強になりました。(佐藤)


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