池山吊尾根を登る

日 時: 2021/9/25-26

参加者: 渡邉み(L・記録) 桑村(SL) 飯島 川田 福島(和代さん)松澤(愛ちゃん)

行 程: 25日 飯島車にて奈良田駐車場まで(和代さん愛ちゃんと合流)→バス(840)→歩き沢登山口→池山(2063)→池山御池小屋(避難小屋)

26日 小屋→城峰→ボーコン(亡魂)沢の頭→嶺朋ルート→広河原→奈良田

ずーっと以前より池山吊り尾根を登りたかった。単独を考がえたが、どうしても避難小屋に一泊しなければならないので一人ではちょっと嫌だと思った。ご一緒して頂けそうな方に声をかけるが「それは雪のルートだよ」とか「夏は行かない」とかツレナイ返事。そんな中「行きましょう」と言ってくださったのが飯島さん、そして「あら、夏も登れるのねー」と言ってくださったのが桑村さん。というわけで今年、決行することにした。当初、8/28-29を予定していたが、コロナの関係で9/25-26に変更した。今回の山行のポンイントは歩荷だ。避難小屋近くに水場がない為2日分の個人用水と共同水を担がなければならない。

屋外, ベンチ, 建物, 木製 が含まれている画像

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野呂川林道のバスを降り出発
9/25 晴れ 悩みに悩んだ登山口までのアクセス。公共機関を使い広河原から林道を歩くか、鷲ノ住山越えをするか。結局、飯島さんのお言葉に甘え飯島車で奈良田の駐車場まで行くこととなり和代さん愛ちゃん組と合流した。

840発のバスに乗り込み歩き沢停留所まで。下りたのは私達だけだ。


森の中を歩いている人

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尾根に乗るまでは急登

本日のミッションは避難小屋まで。時間は充分ある。重荷を担いでの急登なのでゆっくりゆっくりトップを飯島さんにお願いした。登山口はバス停の裏。崩れかけた急登から始まる。
森の中にある岩

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池山を過ぎたあたりから緩やかな登り

昔のメインルートも今や破線ルートになってしまってはいるが、踏み後もしっかりあり道は明瞭だ。尾根に乗るまでは急登が続くが池山を過ぎたあたりから緩やかな登りとなり南アルプスの森を堪能する。
森の中にいる子供たち

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南アルプスの森を堪能する。

尾根に乗るまでは急登が続くが池山を過ぎたあたりから緩やかな登りとなり南アルプスの森を堪能する。
森の中を歩いている人

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鮮やかな緑色が目に入った!御池だ!!

しばらくすると木々の間から鮮やかな緑色が目に入った!御池だ!!水が溜まることはめったにないらしいが綺麗な緑の苔に覆われ何とも幻想的な風景だ。これも見たかったのよね!奥には今夜のお宿池山御池小屋があった。

今夜の夕食は、和代さんが食当を買ってでてくれ、特製お鍋を用意してくれた。材料もすべて和代さんが歩荷。感謝です!2か月振りの山行という川田さんには大鍋セットを歩荷していただき感謝!アルコールもたくさん。避難小屋は私達で貸し切り。食事もお酒もたくさんいただき就寝。






9/26 曇り→雨 朝食は、桑村さんのおうどんを頂き、いざ出発。荷物も軽くなり足取りも軽く樹林帯をゆったりとしたペースで登ってゆく。お天気は今一つだが登り進むごとに、富士山が、鳳凰三山が、甲斐駒が、農鳥が、と姿を現してくれる。城峰を過ぎたあたりからは紅葉もまし、いい雰囲気。
木の枝

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お天気は今一つだが登り進むごとに、富士山が、姿を現してくれる。

山の景色

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城峰を過ぎたあたりからは紅葉もまし、いい雰囲気。

城峰を過ぎたあたりからは紅葉もまし、いい雰囲気。
丘の上にある岩山

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目の前にドーンと北岳バットレスが現れた。

ボーコン沢の頭らしきドーム状のピークが見えてきたあたりから,雨が降り出してきた。北岳は姿を見せてくれるのかしらと少々心配になる。しかしその心配は無用だった。ボーコン沢の頭に着いたとたん、目の前にドーンと北岳バットレスが現れた。そりゃバックは青空ではないけれど、その堂々とした雄姿には圧倒される。なんとも幸せな時間。
山の上にいる人たち

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北岳を背に記念撮影

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嶺朋ルートの標識には下山3時間とあるが?

しかし、雨は止む気配はなくどんどん寒くなっていく。八本歯まで行く予定にしていたが取りやめ、とっとと下ることにした。まだ、930なので、230のバスには間に合うだろうと思っていた。

そして、今回のもう一つのお楽しみは、みんなが初見のボーコン沢の頭から広河原ロッジに伸びる尾根づたいに作られた『嶺朋ルート』を下りることだ。嶺朋ルートとは昭和47年に山梨県の山岳会『嶺朋クラブ』によって開拓されたルートであり、整備もクラブで行っている。

山の上にいる子供たち

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ボーコン沢の頭の分岐から水分をたっぷり含んだハイマツ帯に入る。

嶺朋ルートの標識には下山3時間とあるが、多分その時間では無理だろう。1.5倍を想定した。トップは和代さん(フォローは愛ちゃん)にお願いした。分岐から水分をたっぷり含んだハイマツ帯に入る。
森の中を歩いている

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嶺朋ルートを下山は、かき分けかき分け踏み後を捜しながら進む。岩場あり、急な坂あり、倒木あり。

かき分けかき分け踏み後を捜しながら進む。岩場あり、急な坂あり、倒木あり。赤いペンキのマーカーが目印だが、登山用につけられている為下山には目立たない。倒木が多く、さけるために巻きに入るとルートをロストする危険があり慎重に下った。

もう、1430のバスには間に合わないだろうなあと諦めかけた時、林道が見えた。飯島さんが「あと、50m(標高差)ですよ!」と叫んだ。和代さんが「走ろうか?」私、「お願します」急展開でなんとバスに間に合った。

雨でびしょ濡れの身体を奈良田の温泉で温めお疲れ様。

奈良田では食事をするところもなく、サービスエリアで食事。ビールの乾杯はないけれど満足顔(お疲れ顏?)で溢れていた。(渡邉み)



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